【建物管理DX】BM元請け80%が求めた「多層管理・品質インスペクション・ルート最適化」をBMクラウドに一挙搭載

株式会社アセットコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:近藤統嗣、以下アセットコミュニケーションズ)は、マンション・ビル管理の現場DXにおいて課題となっている情報の分断、品質管理の属人化、移動コストの増大を解決するため、提供中の「BMクラウド ワークアプリ」を大幅に機能拡充いたしました。 

BM元請け業務は、警備・清掃・設備管理など現場のメンテナンスが中心ですが、それぞれを別のプレイヤーが担うケースが多く、労働集約的な色合いが強いのが現状です。近年は人手不足の影響により、コスト高も深刻化しています。 今回の機能拡充により、こうした課題の解決に寄与してまいります。

進捗が見えない“アナログ世界”の現実

■開発の背景

マンション・ビル管理の現場では、清掃・点検・修繕・緊急対応など多様な業務が発生し、元請・下請・現場スタッフが多層的に関わっています。実際には、BM元請け(甲)、二次請け(乙)、現場協力会社(丙)、現場スタッフ(丁)といった多層構造が一般的であり、PM(不動産管理会社)から見た場合、BMの協力会社が1,000社を超えるケースも珍しくありません。しかし従来の現場DXは、社内のみ、あるいは顧客との一層二層の関係にとどまり、現場を巻き込んだDXの推進は困難でした。

重層的かつアナログ、労働集約的なBM現場の課題

  • 情報共有の分断:業務の進捗状況がリアルタイムに把握できない

  • 品質管理の属人化:マネージャー個人に依存し、改善サイクルが滞る

  • 移動効率の低下:巡回ルートが属人的で、時間・コストが増加

アセットコミュニケーションズは、BM元請け会社30社を対象に現場DX推進に関するヒアリング調査(対象期間:2025年1月~3月、首都圏の社員数50名以上の建物メンテナンス会社)を実施。その結果、約80%の企業が「多層構造を踏まえたDXの必要性」を強く認識していることが明らかになりました。 こうした課題を受け、「現場を一元的にデジタル化する」 ことを目指して今回BMクラウドの機能拡充を行っています。


■サービスの内容と特徴

今回の拡充では、BM元請け会社の声を反映し、特にニーズの高かった3つの領域を強化しました。
多層構造を前提とした現場体制の可視化、品質を維持・改善する仕組み、移動効率の最大化により、現場の実務精度を高めつつ、管理会社やオーナーにとっても透明性とスピードを兼ね備えた運用を実現します。

1. 多層ワーク管理機能 

影響範囲(利用者):PM(不動産管理会社)、BM元請け企業

機能更新内容
BM元請け(甲)、二次請け(乙)、現場協力会社(丙)、現場スタッフ(丁)までを階層的に管理可能に。
各階層ごとにアカウント権限を設定でき、タスク管理、スケジューリング、スタッフ管理、ダッシュボードなどを提供。

背景(課題/ニーズ)
BM業務は多層構造で成り立つ一方、従来のDXは一層・二層にとどまり、現場全体の情報共有や進捗管理が困難でした。今回の拡充により「多層型DX」が実現し、業務を一気通貫で可視化できます。

2. 清掃品質管理(インスペクション)機能 

PDFでも出力可能
表をスクロール可能

影響範囲(利用者):BM元請け、二次請け、現場マネージャー

機能更新内容
清掃品質管理におけるインスペクションを、スマートフォンから直接実施可能に。
全国ビルメンテナンス協会が認定する建築物清掃管理評価資格者(ビルクリーニング品質インスペクター)の知見を踏まえ、チェック項目をアプリ上に実装。現場巡回時に評価・記録・写真添付ができ、結果はクラウドで蓄積・共有可能。

背景(課題/ニーズ)
従来は紙ベースでの品質評価が中心で、標準化や迅速なフィードバックが難しい状況でした。今回の拡充により、建築物清掃管理評価資格者のノウハウを現場に展開し、デジタル化で客観的評価と改善サイクルの加速を実現します。

3. ルート最適化機能 

リアルタイムの交通状況に応じた最適ルートを自動提示

影響範囲(利用者):BM元請け、二次請け、現場スタッフ

機能更新内容
リアルタイムの交通状況に応じた最適ルートを自動提示。複数物件を巡回する際には移動順序を含めて最適化し、移動時間を最大20%削減

背景(課題/ニーズ)
従来の巡回は経験や勘に依存し、効率的なルート設計が困難で時間・コストのロスが課題でした。本機能により最適ルートを即時提示し、業務効率化と対応スピード向上を可能にします。


■今後の展望

今回の機能拡充は、単なる利便性の向上にとどまらず、業界全体の働き方を変革する取り組みの第一歩です。BMクラウドは今後も導入拡大とサービス強化を進めることで、BM元請・現場スタッフ・管理会社・オーナーに利益をもたらす新しい管理モデルを確立していきます。

  • 多層構造の現場課題を踏まえたBM管理モデルの確立 

  • 業界全体の大幅改善に寄与


■関連URL

BMクラウド:https://teikijunkai.com

株式会社アセットコミュニケーションズ:https://assetcom.jp

ZENBU+:https://zenbuplus.biz

X Concierge: https://aiconcierge.jp

MUSUBI house:https://musubihouse.com

━株式会社アセットコミュニケーションズ 概要━━━━━━━━━━━━━━━━━━

社名    株式会社アセットコミュニケーションズ

本社 東京都渋谷区猿楽町29-8 ヒルサイドテラスE棟32

設立    2011年9月26日

資本金   10,000,000円

代表者   代表取締役 近藤統嗣

事業内容

AssetApps :不動産クラウドプラットフォーム
BMクラウド:建物メンテナンスネットショップ
BMプライム:総合ビルメンテナンス
ZENBU+:コールセンター×緊急駆けつけ
MUSUBI house:ペット共生×デザイナーズ建築
X Concierge:入居者向けデジタルサービス

━本リリースに関するお問合せ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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会社概要

URL
https://assetcom.jp
業種
不動産業
本社所在地
東京都渋谷区猿楽町29-8 ヒルサイドテラスE棟32
電話番号
-
代表者名
近藤 統嗣
上場
未上場
資本金
-
設立
2011年09月