【豊田市】水に関する世界最大級の国際会議「世界水フォーラム」で衛星画像を活用した官民連携の取組を発表しました
豊田市は、2020年度から2022年度にかけ、豊田市つながる社会実証推進協議会の取組の一環として、AIを活用した水道管の劣化診断ツールの導入や、衛星画像を活用して水道管の漏水区域を判定する実証実験を実施しました。
上記の取組が、2024年3月6日に「Digi田(デジでん)甲子園2023」において最高位である内閣総理大臣賞を受賞するなど国内で高く評価されたことから、水に関する世界最大級の国際会議「第10回世界水フォーラム(World Water Forum)」のサイドイベントに招聘を受け、以下のとおり豊田市の取組を発表しました。
● 「第10回世界水フォーラム」のサイドイベントについて
・開催日 2024年5月21日(火) 午後4時30分~6時(現地時間)
・開催地 インドネシア バリ島
・主催 国際連合地域開発センター(UNCRD)
● 発表テーマ及び内容
テーマ「水道DX: 豊田市におけるAIと人工衛星による水道管の劣化診断」
豊田市が、つながる社会実証推進協議会会員の民間企業と官民連携で取り組んだAIや人工衛星など最先端の技術を活用した水道管の維持管理に関する事業を紹介しました。
取組内容の詳細はhttps://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/koshien/honsen/2023/0021.htmlを参照。
● 発表者
・豊田市上下水道局企画課 デジタル化推進業務担当主幹 岡田俊樹(おかだ としき)
・フラクタジャパン株式会社 代表取締役社長 的場雄介(まとば ゆうすけ)氏
・株式会社天地人 事業開発 立石悟(たていし さとる)氏
● 参加国の反応
豊田市の取組に対して、フィリピン、カンボジア、ネパールなどから質問がなされ、関心が高いことが伺えました。特にフィリピンからは、この取組を農業用水の維持管理に活用できないかという質問があるなど、自国の課題と照らし合わせ、積極的に活用していきたいという意思を感じました。
● 今後の展望
発表を通じて、世界のインフラ維持管理における課題について、日本のデジタル技術を駆使して解決に導ける可能性を感じました。
今後も、SDGs達成に向け、豊田市の先進的な取組を世界に発信することで、グローバルな視点で課題解決に貢献していきたいです。
<参考1>世界水フォーラムとは
世界中の水に関する関係者が一堂に集い、水と衛生に関わる様々な問題への対処について議論する世界最大級の水に関する国際会議。第10回となる今回は世界水会議(WWC)及びインドネシア政府が主催し、5月18日(土)から24日(金)(現地時間)にかけてインドネシアのバリ島で開催。
<参考2>豊田市つながる社会実証推進協議会とは
エネルギー・モビリティ・ウェルネス分野の地域課題解決に向けて、市と企業・大学等が連携して先進技術の実証・実装に取り組む協議会。車載電池の活用や自動運転、介護予防など様々な取組を展開している。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像