【緊急メッセージ】シリアの子どもたちと交わした約束
キャンペーン終了まで残り一週間となり、創設者で現専務理事のドミニク・レギュイエが緊急メッセージを発信した。
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シリアの子どもたちと交わした約束
私は、今回のシリア危機が始まる前にシリアを訪問したことがあります。国境なき子どもたち(KnK)はすでに、ヨルダンやパレスチナといった中東地域で青少年のための教育支援活動を実施していましたが、シリア国内でも何か子どもたちのためにできることを始められたら、という想いがありました。
2009年から2010年にかけ、日本人と中東出身のスタッフと一緒に、ヨルダンの国境近くの町ダルアーから首都のダマスカスまで北上し、その道々でユースセンターの子どもたちを訪問しました。出会った子どもたちは皆、とても生き生きと活動し、また自分たちの古い文明や民族の多様性に誇りを持っていました。
しかし、そんな明るい未来を描く子どもたちの夢を打ち砕く事件が、2011年の春に起きました。ちょうど地震と津波が東北地方を襲った頃です。ある日ダルアーの町で、少年たちが国の体制を批判したとして捕まり、拷問を受けました。それに抗議する市民と治安部隊による衝突は暴動に発展しました。その後、本格的な戦闘が始まってから6年が過ぎ、死者は30万人以上とも言われ、国内避難民を含むシリア難民の数は1,000万人以上に膨れ上がっています。
私が初めてヨルダンのザアタリ難民キャンプを訪れた時に出会った子どもたちは、激しさを増す戦闘からやっとの思いで逃げて来た直後ということもあり、絶望や悲しみでいっぱいの顔をしていました。そんな彼らに私は、いつか故郷へ帰れる日までKnKは彼らと共にいることを約束しました。
その約束が果たせるよう、シリアの現状を心配する人々が集まって力を合わせ、シリアの子どもたちが故郷へ帰り新たな人生を踏み出せるよう手助けできればと願っています。どうか、これからもKnKと一緒にシリアの子どもたちをご支援ください。よろしくお願いします。
認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)
創設者/専務理事 ドミニク・レギュイエ
シリア難民の子どもを支える緊急募金キャンペーン(クラウドファンディング)は7月17日(月・海の日)まで行われている。
残り1週間、目標金額の220万円まで、あと70万円を必要としている。
【参加方法】
[1] Yahoo! ネット募金から:Tポイントからも寄付できます
* http://yahoo.jp/PYIdJm
[2] KnKウェブサイトから:寄付金控除の対象となります
* http://knk.or.jp/special/sp170512/
* http://knk-int.org/news/jor170524/ (英語)
[3] 夏休み応援団:あなたのSNS拡散が目標達成につながります
* Facebook⇒ https://www.facebook.com/knk.or.jp
* Twitter ⇒ https://twitter.com/KnKJapan
【目標金額220万円を達成したらできること】
夏休みの課外授業を実施する他、9月から12月にかけてザアタリ難民キャンプ内で行う授業に必要な資金として充当いたします。
※今回、220万円を達成できず9月以降の授業が行えない場合は、夏休みの課外授業に充当する他、キャンプ外で暮らすシリア難民の子どもたちの教育支援に充当いたします。
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