高級賃貸住宅市場での競争力を強化床衝撃音を3分の1に軽減して居住性能を高める高遮音床システム「SHAIDD(シャイド)50」を発売
①床衝撃音を一般的な鉄骨造の約3分の1に軽減、RCマンションと同等の遮音性能を実現
②軽量化で構造への負荷を軽減して耐震性と設計自由度を確保しつつ、短工期で施工が可能
③ハイグレードな仕様と居住性の向上で高級賃貸住宅・RCマンション市場での競争力を強化
賃貸住宅においては「上階から聞こえる床の衝撃音」への不満が最も多く、30.5%の入居者が不満(*1)を抱いており、床の遮音は賃貸住宅の居住性、満足度を高めるための重要なポイントです。
当社は、床衝撃音を一般的な鉄骨造の約2分の1に軽減する高遮音床システム「SHAIDD55」を2010年9月より標準導入し、全国で10万戸(*2)を超える賃貸住宅「シャーメゾン」に搭載してきました。
この度、開発した「SHAIDD50」は、一般的な鉄骨造の床遮音性能「L-65」から15dBダウンの「L-50」を実現し、“ドスン”という重量衝撃音(LH)や“コツコツ”という軽量衝撃音(LL)の聞こえ方を、床衝撃音を約3分の1に軽減することが可能です。
一般的にRC(鉄筋コンクリート)など床重量が重い方が遮音性能は高くなりますが、鉄骨造などで床重量を重くし過ぎると、構造への負荷が大きく間取りや耐震性などに支障が生じるケースがありました。「SHAIDD50」は、工場生産で短工期・高性能な鉄骨造の工業化住宅で、独自の特許技術(*3)と特殊床下地工法により、重量を抑えて構造への負荷を軽減しつつ、RCマンション(スラブ厚270mm相当)と同等の住宅業界最高水準の遮音性能を実現しました。
また、当社の賃貸住宅「シャーメゾン」は、長期安定経営と競争力強化のため、高付加価値化を進め、オートロックやインターホンスタンドを備えた共用玄関や内廊下、共用部の床や壁にタイルや木調仕上げを用いるなど、分譲マンションや高級ホテルのようなグレード感を高めた仕様や内装を推進しています。これらに加えて「SHAIDD50」の導入により、RCマンションに匹敵する居住性能を実現して、高級賃貸住宅市場や都市部のRC賃貸マンション市場における「シャーメゾン」の競争力をさらに強化するとともに、賃貸住宅における音環境の大幅な改善と優良な賃貸住宅ストックの拡大に努めてまいります。
(*1)2010年8月 積水ハウス調べ
(*2)2015年7月末現在
(*3)「建物の床・天井構造」特許5505199号他
■「SHIDD」の遮音性能
■居室(専有部)のイメージ
居室は、当社オリジナルの高遮音床システム「SHAIDD(シャイド)50」で、気兼ねやストレスのない静穏な暮らしを実現するとともに、入居者のこだわりに応える戸建住宅レベルの上質なインテリアを提案します。
■分譲マンションや高級ホテルのような共用部の例
邸宅のような重厚な佇まいと、オートロックのエントランスや高級ホテルのような風格を備えたエントランスホール、エレベーター、内廊下など、分譲マンションや高級ホテルのように、住む人や訪れる人を優雅に迎え、オーナー様の所有する誇りと歓び、高い入居率と長期安定経営を実現します。
当社グループは556,258戸の賃貸住宅を管理しており、また、一括借り上げの入居率は96.6%の高い入居率を維持しています。(2015年7月末現在)
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