巷で話題沸騰中!“SUBARUの安全神話の源流となった”中島飛行機の天才技師・小山悌を描いた『銀翼のアルチザン』!米国航空界ではレジェンドと崇められた男が、史上初の伝記に

旬な作家の意外な素顔が・・・?旭屋書店「本TUBE」ピックアップ本、著者出演インタビュー企画!【旭屋書店主催イベント:著者出演インタビュー】

株式会社旭屋書店

旭屋書店では、10月17日から各店舗で“次世代に残したい、伝えたい一冊"にて、作家・長島芳明の新刊『銀翼のアルチザン』をご紹介&本書をフィーチャーした『本TUBEニュース』コーナーを設置!連動して、1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画、ピックアップ本の著者への直接インタビューも開催!今回は、『銀翼のアルチザン』発売を記念し、長島さん自身に、作品についてじっくりと語っていただきました。

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旭屋書店では、作家・長島芳明の最新作『銀翼のアルチザン』発売を記念し、著者インタビューを実施した。2010年、第11回「講談社Birth」小説部門を受賞した『進駐軍がいた少年時代』(講談社)で作家デビューした長島さん。本作の主人公は、富士重工業(現SUBARU)の前進である中島飛行機のエース技師として九七式戦闘機や、隼(一式戦闘機)などを開発した小山悌。米国航空界では英雄として崇められる人物だが、資料も少なく、日本ではあまり知られていない。よって、中島飛行機創業者の中島知久平ではなく、小山悌を主人公にした作品は未だかつてなかったという。まずは、なぜ中島飛行機を、そして小山悌を選んだのか?伺ってみた。

「私は群馬県太田市出身なんですけど、そこは中島飛行機が生まれた土地なんです。あとは歴史好きというところもあったので、中島飛行機を題材にしようと考えました。主人公については、最初は創業者の中島知久平を調べていたんです。でも、膨大な量になってしまったので、こりゃいかんなと思いました。どうしようかという時に、『風立ちぬ』を観て、『技術者の視点で作品を書けばページ数が少なくなるかもしれない』と思って小山悌さんを調べはじめました。」

本書を執筆する際、長島さんは文献をかき集め、結果的に膨大な数の参考文献を、見開き2ページにわたり紹介している。ご自身、中島飛行機を調べた当初は知識がなく、最初書いてある内容が理解できなかったため、中島飛行機に関わるものはすべて読もうと決心されたのだとか。その経験は、作中に重きをおかれて描かれている部分に深く関わっていると長島さんは語る。

「戦争中の話ではありますが、とりわけ開発物語に重きを置いて書いています。小山悌さん自身、飛行機を知らずに中島飛行機に入社して、そこから飛行機を勉強したんです。主人公の成長を描きました。そして、私自身も中島飛行機を知らずに中島飛行機を勉強する。少しおこがましいですが、自分と主人公が重なりました。小山さんは、本当愚痴の一つもこぼさなかったのが潔いなと。そういう言葉をほぼ残さなかった。本当に『敗軍の将は兵を語らず』だなって。“一言言ってくださいよ”と、調べている身としてはと思いましたけどね。」


ちなみに、本作のような緻密なノンフィクション作品の中にある、フィクションの要素とは一体どのようなものなのだろうか。あらかじめその割合を決めてから執筆をスタートしたのだろうか?実際のところを伺ってみた。

「最初は史実重視で、できるだけ創作の部分は控えていたんです。ただ途中で編集者からアドバイスされたのは、『これではマニアック向けなので創作の部分、会話の部分を広げましょう』ということだった。例えば、会話の部分は『恐らくこんな風に話しただろうな』とか、参考文献を膨らませたものです。中島知久平さんの甥っ子に取材した際に、知久平さんの台詞シーンに対して『知久平さんもこういう喋り方だった』と言って頂けた。知久平さんの生まれ故郷と私が生まれた場所は、川を挟んですぐ隣ぐらいのレベルなので、方言も近かったのかも知れないです。」

長島さんは、この作品を、飛行機に興味ある方、第二次世界大戦を知りたい方、零式艦上戦闘機が好きな方など、様々な方に読んでもらいたいと話す。ただし、本当に意識して書いたのは、“100年後の群馬県の方”だという。100年後の中学生が中島飛行機を知りたいという時に、最初に手に取る本なのだと語る。一人の英雄が遺した崇高なる技師の精神を、後世に語り継ぐ、かけがえのない一冊がここに誕生した。

 

単行本: 288ページ
出版社: KADOKAWA

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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
大阪府大阪市北区堂島1丁目5番17号 堂島グランドビル 9F
電話番号
-
代表者名
早嶋 茂
上場
未上場
資本金
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設立
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