次亜塩素酸で洗浄可能な「食品用ロボットジャケット」の受注を7月9日(火)から開始
~ 食品製造工程における衛生課題に応えるオプションを開発~
株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役会長:杉戸克彦)は、このたび、次亜塩素酸などの化学薬品で洗浄可能な「食品用ロボットジャケット」を開発し、2019年7月9日(火)から受注を開始します。
「食品用ロボットジャケット」は、デンソーロボットに着用させるだけで、次亜塩素酸等による洗浄が可能になるジャケットです。ジャケット本体の素材は食品衛生法に基づく「食品、添加物の規格基準[i]」に合格した材質を使用しており[ii]、出荷時はIP×4の耐久性があります[iii]。専用フランジ部分には、口に入っても健康に害のない「H1グリス」を使用しています。ロボットにかぶせて紐でしばって着用させるので、着脱も容易です。衛生面に厳しい食品製造工程などにおいて、手軽に低コストで自動化を実現できます。
食品製造工程にロボットを導入するにあたり、お客様の懸念点として、「H1グリスに対応しているか」「次亜塩素酸に対応しているか」「食品衛生法には対応しているか」を挙げられることが多々あります。次亜塩素酸は、食品工場において洗浄・殺菌剤の代表格として名前が挙げられる薬品であり、その他にも洗浄用薬品が使用可能であることが求められます。これらの課題に対応するために、食品製造専用のロボットを開発する選択肢もありますが、コストの増加、開発リードタイムの長期化などが問題になります。それらを解決するために、私たちは食品用ロボットジャケットを開発しました。
なお、食品用ロボットジャケットは、7月9日(火)より東京ビッグサイトで開催される展示会「FOOMA JAPAN 2019」にて出展します。
これからもデンソーウェーブは、「高速性」「実用性」「衛生面」の課題に応える製品を開発し、産業の生産性向上に貢献してまいります。
<参考資料>
■ 製品詳細
食品用ロボットジャケット
標準仕様のロボットにジャケットを着用させるだけで、洗浄が必要な食品製造工程の自動化を手軽に低コストで実現します。
●対応ロボット|VS068/087
●対応コントローラ|RC8A、RC8
●耐性のある化学品|
・次亜塩素酸ナトリウム水溶液(アルカリ性)
・次亜塩素酸ナトリウムpH調整液(弱酸性)
・アルコール
・お湯(40~100℃)
●価格|オープン価格
[i] 昭和34年厚生省告示第370号第3器具および容器包装の基準を指します。
[ii] 縫製糸は除きます。
[iii] 推奨交換期間は1年です。定期的にチェックしていただき、傷やほつれがある場合にも交換を推奨します。
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