Cellid、ARグラス用ディスプレイ開発強化に向けて総額11億円を資金調達
次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を手がけるCellid株式会社(読み方:セリッド、本社:東京都港区、代表取締役CEO:白神賢、以下、Cellidおよび当社)は、国内金融大手のSBIインベストメント株式会社と東アジア最大級のVC/グロースエクイティファンドであるIMM Investment Japan株式会社、およびIMM Investment, Corp.を引受先とした第三者割当増資により、シリーズCラウンド(エクステンション)にて総額11億円の資金調達を実施したことをお知らせします。この度の調達により累計調達額は約64億円となります。

Cellidは、ARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開しています。特に、世界最大級の広視野かつ軽量のウェイブガイドの開発・設計においては業界最先端の技術を誇り、プラスチック製でフルカラー映像を映し出せる技術開発に世界で初めて成功しています。
今回の資金調達により、国内外の優秀な人材を獲得し、ウェイブガイドだけでなく、マイクロプロジェクターなど、ARグラスのキーコンポーネントの開発をさらに強化するとともに、量産体制を拡充し、当社製品の市場投入を加速させます。
Cellid株式会社 代表取締役CEO 白神賢のコメント
「ARグラスは、より身近な次世代のコンピューター・デバイスとして、業務の効率化や人手不足などの社会的課題を解決するツールとして、様々な産業での活用が期待されています。Cellidは、昨年、デザイン性に優れ、軽量なメガネタイプのARグラス、リファレンスデザイン(検証用モデル)を、また、今月4月には、視度補正機能を備えたARグラス用レンズのCellid Precision Fit Lenses(プリシジョン フィット レンズ)を発表し、ARグラスの進化と普及における取り組みを加速させています。この度、SBIインベストメントとIMM Investment Group Japan、IMM Investment Corporationに、当社の取り組みを高く評価いただけたことは大変光栄に思います。今後も、パートナー企業やユーザー企業と連携し、共に成長できるエコシステムを構築しながら、様々なユーザーがAR体験を最大限に享受できるよう努めてまいります。」
SBIインベストメント株式会社 投資部次長 岩野 頌太朗氏のコメント
「この度、SBIインベストメントはCellidの資金調達のご支援をさせていただきました。ARグラス市場の急速な成長が見込まれる中、同社が提供する高度なウェイブガイド技術は次世代デバイスに不可欠な技術となるポテンシャルを秘めています。Cellidの技術力を生かしたグローバル企業との製品化を通じ、社会のデジタル変革が一層進むことを期待しています。弊社グループとしても全面的なサポートを行い、同社の成功に貢献できるよう努めてまいります。」
IMM Investment Japan株式会社、およびIMM Investment, Corp 最高投資責任者 今泉 東生氏のコメント
「VR/AR市場の成長にハードウェア起因の課題が散見される中、Cellidの製品モジュールは画期的なソリューションであり、白神代表をはじめとする経営陣のリーダーシップの下、行動変容をもたらし得るとの期待感から出資致しました。私共IMM Investmentが有する東アジアを中心とする大企業との連携ネットワークを通じ、今後もCellidのグローバル展開を積極的に支援してまいります。」
■ Cellid株式会社(セリッド)について
Cellidは、次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を主軸とする事業を展開しています。ARグラス用ディスプレイとして、最先端の光学シースルーディスプレイ方式のウェイブガイド(DOE方式)を製造しています。Cellid独自の光学シミュレーション技術と独自の生産技術で、一般的なメガネレンズと同等の薄さと軽さ、鮮明な画像、ウェイブガイドで世界最大級の広視野角を実現したディスプレイモジュール製品を展開しています。またCellid SLAMなどの空間認識ソフトウェア技術を用いた、産業別ソリューションの開発、提供もしています。ARディスプレイのハードウェアの技術と、現実世界の空間認識のソフトウェアの技術を連携し、現実世界とデジタル世界の融合「Blending the Physical and Digital Worlds」を促進し、より人間に身近で段違いに便利な情報ツールの実現を主導していきます。
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