東京にとって「地場」とはなにか——未知なる美術への導入の一端を提示するオンラインシンポジウムを開催
多摩美術大学芸術人類学研究所 開所15周年記念公開シンポジウム「芸術人類学の新たな地平へ——<地場>からの報告」(2021年7月18日 、オンラインにて開催)
多摩美術大学(東京都世田谷区・八王子市 学長:建畠晢)はこのたび、芸術人類学研究所 開所15周年記念公開シンポジウム「芸術人類学の新たな地平へ——<地場>からの報告」を、7月18日(日)13:00よりオンラインにて開催いたします。
芸術人類学研究所は、芸術学という比較的新しく近代的な学問領域と、人類学という極めて長い時間軸を扱う学問とのあいだに広がる時間的・空間的なはざまを創造的に媒介することを目指してきました。人間にとって普遍的であるはずの「表現」を手がかりに、個々の所員の自主的な調査・発表を機軸としつつ、定期的にそれを束ねることを試みています。
今回のシンポジウムはその一環として、今年度から新たに加わった佐藤直樹所員(グラフィックデザイン学科教授)の運営する新部門「地場との交接」を起点とし、東京にとって「地場」とはなにか、地場は「他所(よそ)」と連携しうるか、しうるとしたらなにがそれを「交接」するのかについて、4人の所員による自由なディスカッションを行います。
芸術人類学研究所は、芸術学という比較的新しく近代的な学問領域と、人類学という極めて長い時間軸を扱う学問とのあいだに広がる時間的・空間的なはざまを創造的に媒介することを目指してきました。人間にとって普遍的であるはずの「表現」を手がかりに、個々の所員の自主的な調査・発表を機軸としつつ、定期的にそれを束ねることを試みています。
今回のシンポジウムはその一環として、今年度から新たに加わった佐藤直樹所員(グラフィックデザイン学科教授)の運営する新部門「地場との交接」を起点とし、東京にとって「地場」とはなにか、地場は「他所(よそ)」と連携しうるか、しうるとしたらなにがそれを「交接」するのかについて、4人の所員による自由なディスカッションを行います。
- 「芸術人類学の新たな地平へ——〈地場〉からの報告」開催概要
<配信URL>
https://www.youtube.com/watch?v=ibmlZNvzgUg
日時:2021年7月18日(日)13:00-14:30
出演:
佐藤 直樹 所員(本学教授・デザイナー・画家)
椹木 野衣 所員(本学教授・美術批評家)
港 千尋 所員(本学教授・写真家)
安藤 礼二 所員(本学教授・文芸評論家)
*参加無料、事前申込不要。どなたでもご参加いただけます。
- プログラム
13:05-13:35 【発表】佐藤 直樹 「地場を起点にするということ」
13:40-14:15 【コメント・ディスカッション】佐藤 直樹・椹木 野衣・港 千尋・安藤 礼二
14:15-14:25 質疑応答
14:25-14:30 閉会挨拶
*プログラムや発表内容は、都合により変更する場合がありますのでご了承ください。
*終了後のアーカイヴ配信はありません。
- 出演者プロフィール
佐藤 直樹|Naoki Sato
デザイナー・画家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。1994年に『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年アジール・デザイン(現アジール)設立。2012年からスタートしたアートプロジェクト「トランスアーツ東京(TAT)」を機に絵画制作へと重心を移す。「東京ビエンナーレ2020/2021」クリエイティブディレクター。「アーツ千代田 3331」デザインディレクター。
▼詳細
https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/naoki-sato/
椹木 野衣|Noi Sawaragi
美術批評家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。1991年に最初の評論集『シミュレーショニズム』を刊行、他に『日本・現代・美術』『反アート入門』『後美術論』『震美術論』『感性は感動しない』など多数。福島県の帰還困難区域で開催中の「見に行くことができない展覧会」、“Don’t Follow the Wind”では実行委員も務める。「平成美術:うたかたと瓦礫 1989–2019」(京都市京セラ美術館新館、2021年)企画・監修。
▼詳細
https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/noi-sawaragi/
港 千尋|Chihiro Minato
写真家。多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。芸術の発生、記憶の予兆などをテーマに制作と研究を続けている。著書に『記憶──創造と想起の力』『洞窟へ──心とイメージのアルケオロジー』『風景論──変貌する地球と日本の記憶』『インフラグラム──映像文明の新世紀』など多数。ブリティッシュ・コロンビア大学人類学博物館「記憶のための未来──東日本大震災後のアートと暮らし」展(カナダ、2021年)に出品。
▼詳細
https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/chihiro-minato/
安藤 礼二|Reiji Ando
文芸評論家。多摩美術大学図書館長、教授、芸術人類学研究所所員。大学時代は考古学と人類学を専攻。出版社の編集者を経て、文芸評論家として活動。主著に『神々の闘争 折口信夫論』『光の曼陀羅 日本文学論』『大拙』『列島祝祭論』『迷宮と宇宙』『熊楠 生命と霊性』など多数。監訳書に井筒俊彦『言語と呪術』がある。現在、「空海」を連載中。
▼詳細
https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/reiji-ando/
- 芸術人類学研究所について
芸術人類学研究所ウェブサイト
https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/about-iaa/
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