クラウド事業強化のため米国グレムリン社と販売店契約を締結
クラウドネイティブなシステムの堅ろう性向上支援のためカオスエンジニアリングツール「Gremlin」を販売開始
概要
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、クラウドやコンテナ基盤を活用したシステムの普及を踏まえ、クラウドプラットフォームやコンテナを活用したシステムの堅ろう性を検証するカオスエンジニアリングツール(*1)「Gremlin」を提供するGremlin, Inc.(Co-Founder CEO:Kolton Andrus、本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州/以下、グレムリン社)と、日本企業として2社目となる販売店契約を締結しました。
本契約に基づき、日立システムズは「Gremlin」をサブスクリプションで幅広く提供するとともに、クラウドやコンテナ基盤を活用したシステムの堅ろう性向上を支援するコンサルティングサービスやSIサービスなどを順次提供していきます。
さらに、これらのサービスと日立システムズの全社横断組織「BCCoE(Business Cloud Center of Excellence)」に集積された先進的なクラウド導入事例や技術・ノウハウなどのナレッジ、クラウドやコンテナ技術に長けた人財により、お客さまのクラウドを活用した経営革新を幅広く支援してまいります。
(*1) システムに対して意図的に障害を起こすことで、障害時のシステムの振る舞いを事前に把握し、耐障害性向上につなげる手法
背景
近年、事業や経営を取り巻く環境が急速に変化していく中で、企業には事業を支えるITシステムを変化に迅速に対応させることが求められており、柔軟性の高いクラウドの活用に注目が集まっています。その中でも、サービスを機能ごとに細分化(マイクロサービス化)し、開発、運用、改善のサイクルを短期間で繰り返しながら開発と運用を一体的に進めるシステムは、クラウドネイティブなシステムとも呼ばれ急速に普及しつつあります。従来のように一つの大きなシステムを開発、運用する方式と比べて変化に強く、柔軟性の高いアプリケーションの開発、運用が行えるというメリットがあります。一方で、さまざまな基盤を活用してマイクロサービスを分散開発するためにシステムの構成が複雑化し、障害が発生した場合に備えた十分な堅ろう性の確保が困難という課題があります。
詳細
こうした背景の下、日立システムズは、カオスエンジニアリングという手法に注目しました。カオスエンジニアリングは、システムの堅ろう性を検証するために意図的に疑似障害を発生させ、得られた結果から耐障害性向上のための改善を図るエンジニアリング手法のことです。昨今では、AWSやMicrosoft Azureなど各種クラウドの設計におけるベストプラクティス集で推奨されており、本手法の活用ニーズが高まっています。
このようなニーズの高まりから、日立システムズは、カオスエンジニアリングツールの中でも特に機能や操作性に優れた「Gremlin」を提供するグレムリン社と販売店契約を締結し、本日から販売開始します。
「Gremlin」は、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどのクラウドプラットフォームに加え、Kubernetesなどのコンテナを活用した実際のシステム環境に対して、さまざまな疑似障害を意図的に発生させることができます。これにより、障害が発生した際のシステムの耐久性や復旧までの時間などを把握できます。ただし、実際にシステムの堅ろう性を向上させるためには、「Gremlin」により把握できた問題点を改善する必要があり、そのためには、クラウドプラットフォームやコンテナに関するナレッジ、システム運用のノウハウなどが重要となります。
日立システムズでは、クラウド事業強化のために、クラウドやコンテナ技術者の育成に注力しているほか、昨年11月に全社横断組織「BCCoE(Business Cloud Center of Excellence)」を設立し、多様な業種のクラウド先進事例やノウハウ、設計ガイドラインなどを収集・一元化しています。さらに、本年4月からは、先進事例を基に各種サービスをパッケージ化(標準体系化)し、適切なマルチクラウド環境を迅速に実現するソリューション「Gateway for Business Cloud」の提供を開始しています。
このように、「Gremlin」の販売だけでなく、先進的なクラウド導入事例や技術・ノウハウなどのナレッジと、クラウドやコンテナ技術に長けた人財を活用し、「Gremlin」で発生させた疑似障害の結果を分析するサービスや、クラウドプラットフォームやコンテナを活用したシステムの堅ろう性向上を支援するコンサルティングサービス、システム改善に向けたSIサービスなどを順次提供していきます。
日立システムズは、これらのサービスの提供によりお客さまのクラウドを活用した経営革新を幅広く支援してまいります。
なお、今回の契約締結にあたり、グレムリン社から以下のコメントをいただいています。
Gremlin社は、日立システムズとカオスエンジニアリングツールの販売店契約を締結しました。
日本企業のクラウドサービスの信頼性向上に貢献できることを楽しみにしています。
Gremlin社 CEO、Kolton Andrus
■「Gremlin」の活用例
■カオスエンジニアリングサービスのWebサイト
https://www.hitachi-systems.com/sp/chaos_engineering/index.html
■グレムリン社について
Gremlinは、より信頼性の高いインターネットの構築を支援することを使命とする、世界初のホスト型Chaos Engineeringサービスです。複雑なシステムを安全にテストするためのツールをエンジニアに提供することで、障害を回復力に変え、顧客に影響を与えて収益の損失を引き起こす前に弱点を特定します。出資者にはAmplify Partners、Index Ventures、Redpoint VCがあり、主な顧客にはGrubHub、HEB、Yahoo Japan、Mailchimp、Target、Twilio、Under Armour、Walmartがあります。
詳細は https://www.gremlin.com/ をご覧ください。
■日立システムズについて
株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。
■お客さまからのお問い合わせ先
株式会社日立システムズ お問い合わせWebフォーム
https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、クラウドやコンテナ基盤を活用したシステムの普及を踏まえ、クラウドプラットフォームやコンテナを活用したシステムの堅ろう性を検証するカオスエンジニアリングツール(*1)「Gremlin」を提供するGremlin, Inc.(Co-Founder CEO:Kolton Andrus、本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州/以下、グレムリン社)と、日本企業として2社目となる販売店契約を締結しました。
本契約に基づき、日立システムズは「Gremlin」をサブスクリプションで幅広く提供するとともに、クラウドやコンテナ基盤を活用したシステムの堅ろう性向上を支援するコンサルティングサービスやSIサービスなどを順次提供していきます。
さらに、これらのサービスと日立システムズの全社横断組織「BCCoE(Business Cloud Center of Excellence)」に集積された先進的なクラウド導入事例や技術・ノウハウなどのナレッジ、クラウドやコンテナ技術に長けた人財により、お客さまのクラウドを活用した経営革新を幅広く支援してまいります。
(*1) システムに対して意図的に障害を起こすことで、障害時のシステムの振る舞いを事前に把握し、耐障害性向上につなげる手法
背景
近年、事業や経営を取り巻く環境が急速に変化していく中で、企業には事業を支えるITシステムを変化に迅速に対応させることが求められており、柔軟性の高いクラウドの活用に注目が集まっています。その中でも、サービスを機能ごとに細分化(マイクロサービス化)し、開発、運用、改善のサイクルを短期間で繰り返しながら開発と運用を一体的に進めるシステムは、クラウドネイティブなシステムとも呼ばれ急速に普及しつつあります。従来のように一つの大きなシステムを開発、運用する方式と比べて変化に強く、柔軟性の高いアプリケーションの開発、運用が行えるというメリットがあります。一方で、さまざまな基盤を活用してマイクロサービスを分散開発するためにシステムの構成が複雑化し、障害が発生した場合に備えた十分な堅ろう性の確保が困難という課題があります。
詳細
こうした背景の下、日立システムズは、カオスエンジニアリングという手法に注目しました。カオスエンジニアリングは、システムの堅ろう性を検証するために意図的に疑似障害を発生させ、得られた結果から耐障害性向上のための改善を図るエンジニアリング手法のことです。昨今では、AWSやMicrosoft Azureなど各種クラウドの設計におけるベストプラクティス集で推奨されており、本手法の活用ニーズが高まっています。
このようなニーズの高まりから、日立システムズは、カオスエンジニアリングツールの中でも特に機能や操作性に優れた「Gremlin」を提供するグレムリン社と販売店契約を締結し、本日から販売開始します。
「Gremlin」は、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどのクラウドプラットフォームに加え、Kubernetesなどのコンテナを活用した実際のシステム環境に対して、さまざまな疑似障害を意図的に発生させることができます。これにより、障害が発生した際のシステムの耐久性や復旧までの時間などを把握できます。ただし、実際にシステムの堅ろう性を向上させるためには、「Gremlin」により把握できた問題点を改善する必要があり、そのためには、クラウドプラットフォームやコンテナに関するナレッジ、システム運用のノウハウなどが重要となります。
日立システムズでは、クラウド事業強化のために、クラウドやコンテナ技術者の育成に注力しているほか、昨年11月に全社横断組織「BCCoE(Business Cloud Center of Excellence)」を設立し、多様な業種のクラウド先進事例やノウハウ、設計ガイドラインなどを収集・一元化しています。さらに、本年4月からは、先進事例を基に各種サービスをパッケージ化(標準体系化)し、適切なマルチクラウド環境を迅速に実現するソリューション「Gateway for Business Cloud」の提供を開始しています。
このように、「Gremlin」の販売だけでなく、先進的なクラウド導入事例や技術・ノウハウなどのナレッジと、クラウドやコンテナ技術に長けた人財を活用し、「Gremlin」で発生させた疑似障害の結果を分析するサービスや、クラウドプラットフォームやコンテナを活用したシステムの堅ろう性向上を支援するコンサルティングサービス、システム改善に向けたSIサービスなどを順次提供していきます。
日立システムズは、これらのサービスの提供によりお客さまのクラウドを活用した経営革新を幅広く支援してまいります。
なお、今回の契約締結にあたり、グレムリン社から以下のコメントをいただいています。
Gremlin社は、日立システムズとカオスエンジニアリングツールの販売店契約を締結しました。
日本企業のクラウドサービスの信頼性向上に貢献できることを楽しみにしています。
Gremlin社 CEO、Kolton Andrus
■「Gremlin」の活用例
■カオスエンジニアリングサービスのWebサイト
https://www.hitachi-systems.com/sp/chaos_engineering/index.html
■グレムリン社について
Gremlinは、より信頼性の高いインターネットの構築を支援することを使命とする、世界初のホスト型Chaos Engineeringサービスです。複雑なシステムを安全にテストするためのツールをエンジニアに提供することで、障害を回復力に変え、顧客に影響を与えて収益の損失を引き起こす前に弱点を特定します。出資者にはAmplify Partners、Index Ventures、Redpoint VCがあり、主な顧客にはGrubHub、HEB、Yahoo Japan、Mailchimp、Target、Twilio、Under Armour、Walmartがあります。
詳細は https://www.gremlin.com/ をご覧ください。
■日立システムズについて
株式会社日立システムズは、幅広い規模・業種システムの構築と、データセンター、ネットワークやセキュリティの運用・監視センター、コンタクトセンター、全国約300か所のサービス拠点などの多彩なサービスインフラを生かしたシステム運用・監視・保守が強みのITサービス企業です。多彩な「人財」と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスによってお客さまのデジタライゼーションに貢献し、新たな価値創造に共に取り組み、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざします。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。
■お客さまからのお問い合わせ先
株式会社日立システムズ お問い合わせWebフォーム
https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
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