Ubieとファイザー、症状検索エンジン「ユビー」と「UUI相談室」の連携で約17,000人の医療機関受診に繋がる
~過活動膀胱患者さんが多い60歳以上の方もインターネット経由で受診支援~
Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下、Ubie)とファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原田明久、以下、ファイザー)は、切迫性尿失禁(以下、UUI)をはじめとする過活動膀胱(以下、OAB)の症状でお悩みの方々の医療機関への早期受診に繋がる一助となるために、Ubieが提供する、生活者向けのWeb医療情報提供サービスである症状検索エンジン「ユビー」と、ファイザーが提供する疾患啓発サイト「UUI相談室」の連携を2021年10月から開始しました。その結果、これまでに全国で約17,000人の医療機関受診に繋がったと推計されました。
OAB関連疾患は高齢者に多いとの報告(*1)があります。「ユビー」における、OAB関連症状を有するユーザーの約半数は60歳以上であることから、これまでのインターネット経由の両社の疾患啓発活動は、とりわけ高齢者のOAB患者さんの早期受診の貢献に資する内容であると考え、今後も両社は、高齢者を含めたOAB患者さんのQOL向上に一層貢献してまいります。
【相談しにくいOAB症状、女性で低い受診率】
OAB(Overactive bladder)は、尿意切迫感を必須の症状とする症状症候群です。また、UUI(Urgency Urinary Incontinence)はOABの症状のひとつであり、突然がまんできないような強い尿意を感じ、トイレに間に合わず尿漏れしてしまうものを指します。
日本排尿機能学会が2003年に公表した疫学調査結果(*2)を2012年の人口構成にあてはめると、40歳以上の男女のうち、OABに該当する患者さんは1,040万人と推計されています。そして、この1,040万人うちUUIを有する方は750万人、UUIが週1回以上の頻度で発現する方は539万人と推計されています。一方、上記の疫学調査では、排尿に関する症状について医師への相談のしやすさを患者さんに聞いており、尿失禁は男女ともに最も相談しにくい症状と示されています。また、医療機関受診率はOAB症状のある方のうち22.7%(男性36.4%,女性7.7%)であったと報告されています(*1)。加えて、OABは加齢とともにその有症状率が増加し、医療機関でOAB治療薬の処方を受けている方の83.1%が65歳以上の高齢者との報告があります(*3)。このようにOAB患者さんは高齢者が多く、1,000万人以上おられると推計されている一方で、医師への相談を躊躇し医療機関の早期受診に繋がっていないことが想定されます。
【症状検索エンジン「ユビー」と「UUI相談室」の連携】
Ubieは生活者が質問にスマートフォンやPCから回答することで、その症状について相談可能な医療機関を調べられるサービス症状検索エンジン「ユビー」を提供しています。
また、ファイザーは、UUIをはじめとしたOAB症状等でお悩みの方やそのご家族のお役に立てる疾患啓発サイト「UUI相談室」を展開しています。
医療機関への受診を躊躇し、OABで困窮される患者さんの課題を解消するため、両社はOABに関する疾患啓発の情報提供で協業しています。ユビーに訪問された方がOABに関連する症状で困っていると回答された場合、OABの情報およびファイザーのUUI相談室のリンクが表示され、リンク先でUUIをはじめとするOAB関連の充実した情報が取得できます。また、UUI相談室のトップ画面にはユビーのリンクが表示され、リンク先において、OABでお困りの方が関連する症状を回答後に、近隣の泌尿器科等の医療機関を検索することが可能となります。
両社は以上の協業により、患者さんへの情報提供を充実させ、UUIをはじめとするOAB症状で困窮されている患者さんに貢献することを目指しています。
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生活者向け症状検索エンジン「ユビー」について https://ubie.app/
生活者の適切な医療へのかかり方をサポートするWeb医療情報提供サービスです。いつでもどこでも気になる症状から関連する病名と適切な受診先を調べることができます。かかりつけ医等地域の医療機関や、#7119等の救急車対応、厚生労働省等の公的な電話相談窓口への適切な受診行動を支援します。2023年1月現在、月間700万人以上の方々に利用いただいています。
UUI相談室について https://www.oab-info.com/
本サイトではUUIをはじめとするOAB症状の原因と対策、医療機関の受診に関する医師や患者さんの声、検査や診察の流れ、尿もれや頻尿についてのお役立ち情報など幅広い情報を、OAB患者さんとそのご家族に提供しています。また、患者さんが言い出しにくい症状を医師に伝えることが可能な「問診シート」を提供しUUIをはじめとするOAB症状でお困りの患者さんに貢献しています。
ファイザーについて:患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす
ファイザーはサイエンスとグローバルなリソースを活用し、人々が健康で長生きし、生活を大きく改善するための治療法をお届けしています。私たちは、革新的な医薬品やワクチンを含むヘルスケア製品の探索・開発・製造における品質・安全性・価値の基準を確立するよう努めています。ファイザーの社員は、生命や生活を脅かす疾患に対するより良い予防法や治療法を提供することで、日々、世界中の人々の健康に貢献しています。世界有数の革新的医薬品企業の責務として、信頼できる医療に誰もが容易にアクセスできるように、世界中の医療従事者、政府、地域社会と協力しています。人々の期待に応えるため、私たちは170年以上にわたり前進し続けてきました。詳細はホームページ、公式SNSをご覧ください。
www.pfizer.com(米ファイザー本社)、www.pfizer.co.jp、Instagram、Twitter(日本法人)
Ubie株式会社について
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する症状検索エンジン「ユビー」と、医療現場の業務効率化を図る「ユビーAI問診」を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。
所在地:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル6階
設立 :2017年5月
代表者:共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL :https://ubie.life
<出典>
*1 日本排尿機能学会誌 14(2):266, 2003
*2 日本臨床内科医会会誌 24(1):108, 2009
*3 泌尿器外科 27(7): 1, 2014
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