アゾフスターリ製鉄所とマリウポリからの避難開始:民間人を安全にザポリージャヘ
現地時間の4月29日、バスや救急車からなる車列がアゾフスターリ製鉄所のあるマリウポリに向けて出発。230キロの道のりを3日かけて移動し、5月1日朝に製鉄所に到着しました。
今回の避難は、紛争当事者や国連と連携して実施し、ICRCは中立で公平な人道支援組織として関与しています。また、2月末から、民間人の安全な避難経路をめぐって紛争当事者同士の対話を促し、仲介してきました。
メディアの皆さんへのお知らせ:
1.アゾフスターリ製鉄所やマリウポリからの今回の避難について、ICRCはこれ以上の情報を公開する予定はありません。民間人が避難するための安全な経路や車列に危険が及ばないためです。避難を実施するうえで、地元当局がマリウポリにいる人々と直接連絡を取っています。
2.ICRCは1863年の設立以来、紛争や戦闘の犠牲となっている人々の命に世界各地で寄り添っています。また、そうした人々を守るために、国際法である戦争のルールを遵守するよう訴えています。中立で公平、独立した組織として、私たちはジュネーヴ諸条約から人道的役割を与えられています。本部はスイス・ジュネーブにあり、現在世界の100カ所以上で、約2万人の職員が活動中です。
3.ICRCは2014年以来、ウクライナで活動しています。それまで600人態勢でしたが、2月下旬の紛争激化・拡大により約850人に職員を増やしました(2022年4月末時点)。国内のパートナーであるウクライナ赤十字社や、赤十字運動の仲間たちと緊密に連携し、現地での対応を強化して、増大する一方の人道ニーズに応えるべく、日々力を尽くしています。
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