中高生が1万枚の不要はがきで「防災アート」を制作。日本の学生と外国にルーツを持つ子どもたち50名と防災体験学習を実施~言語・文化・ジェンダーの課題を理解、共有する「インクルーシブ防災」プロジェクト~

・アート制作日時:2024年3月24日(日)9:30~16:00 ・場所:東京都新宿区内学校

 南アジアを中心に防災・減災事業や、日本の在住外国人の孤立化防止支援に取り組んできた認定NPO法人シャプラニールは、外国ルーツを持つ学生と日本の学生とともに「インクルーシブ防災」という考えを広めるためのオリジナルのマークを、不要なはがきの寄付で制作するアート企画として3月24日に実施します。制作に必要なはがきは約1万枚で、現在そのご寄付を全国へ呼びかる「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンを実施しています。はがき寄付は、2024年3月31日まで受付中。
  • 日本国内に「インクルーシブ防災」の考えを広めるアートプロジェクト

 深刻な自然災害が国内外で増加する中、災害時・避難時に取り残されやすい人々がいます。能登半島地震発生時に浮彫となったように、時に言語や文化的背景の異なる外国ルーツを持つ人々は、災害情報の伝達や避難所でのコミュニケーションが困難となったり、日本人の中でも避難所でのプライバシーの確保や衛生用品の供給、性犯罪からの保護など性に基づくさまざまな課題・ニーズが発生しています。

本アートプロジェクトのイメージ本アートプロジェクトのイメージ

  そんな中、年齢や障害、ジェンダー等による被災リスクを軽減し、あらゆる人々を支援から取り残さない「インクルーシブ防災」という考え方が注目されています。シャプラニールは、南アジアの災害にぜい弱な地域のさまざまな環境下にある人々からの防災の視点を活かしながら、防災能力の強化としてワークショップの実施や学校への防災教育の導入や、インフラ整備を通じた防災・減災事業を進めてきました。本企画は日本国内で「インクルーシブ防災」について学んだ学生たちが社会に「インクルーシブ防災」の考えを広めるために、自身の学びを防災行動として実践するアート制作に挑戦します。


  • アートを通じた学生の国際交流、防災意識の啓発マークをデザイン

    ー 3月24日(日)学びを形に、防災の体験学習を実施ー

 本アート企画は、日本国内で「インクルーシブ防災」の考えを、誰にも分かりすく認知してもらえるアート(オリジナルのマーク)で表現し、防災意識の啓発につなげることを目的としています。使用するはがきは、シャプラニールが実施する、不要なはがきのご寄付を全国的に呼びかける「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンに寄せられた一部です。アート完成後には、はがきを日本国内で換金し、ネパール・バングラデシュでの防災・減災支援をはじめとするシャプラニールの活動全般へ活用され、国を超えた防災のメッセージとして配信をしていきます。

 

 参加するのは、日本の中高校の学生と、国内に急増しているネパールにルーツを持つ子どもが多く通う世界唯一のネパール政府公認の「エベレストインターナショナルスクール」の学生ら約50名(予定)。1月に事前に実施した防災・減災について知識を深めるイベントでは、「インクルーシブ防災」について考え、インクルーシブ防災を誰にも分かりやすいマークとして書き起こし、本企画のデザインを作成させました。参加した学生からは、「お年寄りや障害者の方、外国人の方も多いので災害時に助け合いたいと思った」「(母語が異なる学生間で)ジェスチャーや簡単な英語でもコミュニケーションが取れることが分かった」「“インクルーシブ防災”のマークをデザインしたことで防災について理解を深められた」「一緒にはがきアートをつくるのが楽しみ」といった声があがった。

 さらに当日(3/24)は、はがきアートの制作だけでなく、日頃への備えや有事の際に活用・安全な行動につながる防災の学びが体験できるように初期消火訓練、災害用トイレの使い方などの学習も予定(現在調整中)されています。
※写真は前回のワークショップの様子

写真から防災への知識を深める時間写真から防災への知識を深める時間

マークについて悩みながらデザインする様子マークについて悩みながらデザインする様子

マークに込めた思いを発表マークに込めた思いを発表

  • はがきアート企画 概要 <取材のお申込み受付中>

 学生たちが「インクルーシブ防災」をテーマに考えたマークを、寄付されたはがきを使用したアート作品として完成させます。

学生たちが考えた「インクルーシブ防災」にちなんだマーク学生たちが考えた「インクルーシブ防災」にちなんだマーク

マークには、パズルのピースが社会の多様性を、ハート型には助け合いの精神を、それをさまざまな境遇にある人々(手)が優しく包みこむ様が表現されています。このマークと「Save Life, Safe Live(命をまもり、生活もまもる)」というメッセージと合わせて、はがきに色付けをし並べアート作品(全長幅21メール)として完成させます。

巨大アート完成イメージ巨大アート完成イメージ


<イベントの概要>

・日時:2024年3月24日(日)9:00~16:00(予定)

・場所:東京都新宿区 ※詳細は取材お申込み時にお送りします

・参加人数:学生 50名(予定)

・実施内容:はがきアート制作、

 初期消火訓練、災害用トイレの使い方(調整中)等


●取材のお申込み● 以下までご連絡ください(お名前、連絡先、取材時間をご明記ください)

 お申込み締め切り:2024年3月18日(月)迄

 認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会 広報担当/長瀬

 Email. press@shaplaneer.org TEL. 03-3202-7863 



企画担当からのメッセージ
認定NPO法人シャプラニール ダハル スディプ
 日本の現在の防災の仕組みでは取り残されてしまう人々がいます。学生たちは社会の重要な次世代リーダーです。一緒に学ぶだけではなく考えたことを行動に移し、自分だけではなく周辺にいる災害時に弱い立場・境遇にいる人々への支援・協力をする機会になればと思い、本イベントを企画しました。


  • はがきアートに必要なはがき寄付を募集中!ー2024年3月31日(日)まで

書き損じ年賀状等のはがき寄付を募る「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンでは、本アート企画に必要なはがき1万枚を含む、50万枚のはがきを募集しています。


●キャンペーン詳細:https://www.shaplaneer.org/lp/hagaki_cam/

●寄付対象物品:未投函の郵便はがき、切手(未使用・使用済み、共に可)

●参加、寄付の方法: 封筒などに入れて、下記までお送りください。

 〒169-8611 東京都新宿区西早稲田2-3-1 シャプラニール「はがきキャンペーン」係

●受付期間: 2023年12月16日(土)~2024年3月31日(日)
※ご寄付は管理費などを含むシャプラニールの活動全般に活用します


  • シャプラニールについて ー “支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチ

​1972年に創立された国際協力NGO。貧困のない社会の実現を掲げ、バングラデシュ、ネパールと日本国内で児童労働の予防と削減、防災・減災支援、多文化共生事業等を通じた「取り残された人々、課題」の問題解決を行っている。


・団 体 名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会

・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内 

・代 表 者:坂口和隆(代表理事)  ・創   立:1972年9月1日

・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、防災・減災支援、フェアトレード活動、災害緊急救援・復興支援、在住外国人にかかわる取り組み、開発教育および出版活動等

・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/ 
・オンラインショップ「クラフトリンク」https://craftlink.shop/

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会社概要

URL
https://www.shaplaneer.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
電話番号
03-3202-7863
代表者名
坂口和隆
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年08月