ハイレゾのクラウドサービス「GPUSOROBAN」が豊田通商による販売開始。
AI・機械学習・シミュレーションといった高性能なGPUリソースを使用するケースが増加したことで、GPUリソースの有効活用が課題となったなか、膨大なデータ量の計算処理を必要とするユーザーに対して、手軽に利用できるGPUクラウドサービスを提案いたします。
※GPU:Graphics Processing Unit、3Dグラフィックスなどを描写する際に必要な計算処理を行う半導体チップ
昨今、ChatGPTが大きな注目を集める中、AI・機械学習・シミュレーションにおいてハイパフォーマンスな計算能力を有するGPUがプロセッサとして広く活用されています。GPUを使用することで、交通インフラや、医療・製薬、映像制作、製造、建設、学術などあらゆる分野で、AI開発、シミュレーション、レンダリングにかかる膨大な処理を高速化することが可能です。
その一方で、GPUの利用に際しては大きく3つの課題があります。
1)GPUの高価格化により自社所有が難しいといった購入費用面
2)GPUオンプレミスの場合、リソース増減やGPUの変更、リモートワーク等の柔軟な対応ができない
3)GPUクラウドサービスの技術サポートが十分でなく、利用時に時間と手間がかかる
これら従来の課題を解決するのが、当社のGPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」です。アメリカの大手半導体メーカーNVIDIA社が提供する最新の「NVIDIA A100 Tensorコア GPU」を搭載し、高い演算能力を手頃な価格でクラウド提供しています。
GPUSOROBANの特長
(1)高いコストパフォーマンス
当社のデータセンターは、エアコンを使わずに廃熱効率を高めることで、建設・運用コストを抑えています。そのため、GPUSOROBANはハイエンドGPU NVIDIA A100を搭載しながら、初期費用無料かつ手頃な価格で利用でき、お客様は費用を抑えてGPUをご利用いただけます。
(2)高い柔軟性
高性能なGPUをクラウドで使えるため、テレワーク環境から膨大な計算処理を実行することができます。サービスを使い始めた後に、リソースの増減やGPUの変更をすることも容易です。GPUサーバーは全てデータセンターに置かれているため、自前でサーバー機器からサーバールーム、電源設備・空調設備などを用意する必要がありません。
(3)技術サポートを無料提供
外資のクラウドサービスが多い中、GPUSOROBANは国内企業が運営しています。技術サポートも日本人のGPUエンジニアが無料で提供しています。基本的な使い方のレクチャーからGPU動作に関する環境構築までサポートしています。
豊田通商株式会社 高橋一将氏からのコメント
豊田通商は安心・安全かつ便利・快適なスマートソサエティの実現に向けて多岐に渡る領域にて、事業推進・拡大を図っています。昨今の情勢から、AI・最新技術の検証・運用ニーズが拡大していることを受け、SIerやシステム会社への積極的な出資・アライアンスによる開発リソースの提供を、トヨタグループ各社を初めとした多くの企業に展開し始めています。
膨大なデータ量を計算処理するために必要となるGPUを、格安かつ安全なクラウドサービス(GPUSOROBAN)として提供するハイレゾ社の技術力と、豊田通商の営業力を掛け合わさることで、多くのお客様に対して、AI・機械学習などの研究開発プロジェクトをより推進することが可能になることから、販売面での協業に至りました。
株式会社ハイレゾ 代表取締役 志倉喜幸氏からのコメント
当社は、国内最大級のGPU専用データセンターの運営会社として、国内の学術研究機関や企業に対してGPUによる演算力を提供してまいりました。AI/ディープラーニング分野の需要が世界的に高まっている中、高い訴求力をもつ豊田通商社と事業提携することで業界の発展に寄与するとともに、これからも国産のITインフラとして、お客様が安心して利用できるサービスを提供してまいります。
GPUSOROBANについて
「GPUSOROBAN」は、AI・機械学習・シミュレーション等の膨大な計算処理を高速化するGPUクラウドサービスです。データセンターの建設コストや運転コストを抑えることで、NVIDIA A100(*)をはじめとする高性能GPUサーバーを低コストで提供しています。予算計画が立てやすい月額定額プランも用意しており、国内企業や学術研究機関が使いやすいサービス設計となっております。
*NVIDIA A100 TensorコアGPU
豊田通商株式会社について
豊田通商は1948年にトヨタグループの商社として設立されました。
完成車輸出や自動車生産支援を軸に事業を拡大。7つの営業本部を有し、「ネクストモビリティ」、「再生可能エネルギー・エネルギーマネジメント」、「アフリカ」、「循環型静脈事業」、
「バッテリー」、「水素・代替燃料」、「Economy of Life」の7つの重点分野にカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーを掛け合わせることで、新しい付加価値を創造するイノベーションを加速させ、「豊田通商ならでは」の事業領域を確立します。
<企業概要>
本社所在地:名古屋市中村区名駅四丁目9番8号
代表者:取締役社長 貸谷 伊知郎
設立:1948年7月1日
事業内容:
1)各種物品の国内取引
2)輸出入取引
3)外国間取引
4)建設工事請負
5)各種保険代理業務 等
Webサイト:https://www.toyota-tsusho.com/
株式会社ハイレゾについて
ハイレゾは、日本最大級のGPU専用データセンターを石川県志賀町で運営し、IaaSにてクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。
2019年に開設した第1データセンターは、エアコンを使用しないことで空調電力を90%削減し、電力使用効率を示すPUEは国内最高水準の1.1未満です。2022年8月には第2データセンターを開設し、「違い棚屋根方式」の段差を用いた屋根によって廃熱効率を高めることで、消費電力や温室効果ガス排出量を抑制しています。また、北陸電力の再エネ電気メニュー「かがやきGREEN」を採用し、脱炭素を推進するデータセンターとなっています。
2022年5月 NVIDIAパートナープログラム最上位レベル「Elite Partner」に認定
※PUE:Power Usage Effectiveness、データセンター全体の消費電力をサーバーなどのICT機器の消費電力で割った数値。1.0に近いほど効率的。国内主要データセンターのPUE平均は1.4。
■会社概要
企業名 株式会社ハイレゾ
所在地 東京都新宿区市ヶ谷田町3-24-1
代表者 代表取締役 志倉 喜幸
事業内容 GPU専用データセンターの運営
GPUクラウドサービスGPUSOROBANの提供、広告事業
GPUSOROBAN https://soroban.highreso.jp/
GPUSOROBANに関するお問合せ先:soroban_support@highreso.co.jp
ハイレゾの名称およびGPUSOROBAN、その他本プレスリリースに記載のブランド名は株式会社ハイレゾの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
■パートナー募集
GPUSOROBANの販売パートナー・技術パートナー募集はこちらよりお問い合わせください
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像