Compassと神戸みらい学習室が連携しLINEを活用した生徒・講師の学習支援マッチングシステムを構築
丸紅基金の支援により、経済的困難を抱える子どもたちへの教育機会提供を強化
Compassは、「日本からワーキングプアを無くす」というミッションを掲げ、これまでに8つの自治体向けにLINEを活用した様々な就労支援サービスを提供してきました。今回、丸紅基金の支援により神戸みらい学習室向けに生徒と講師をマッチングするアプリを開発し、経済的な理由などで塾へ通えない子どもたちに対し、無料で学習支援を行うことが可能になります。Compassが学習支援サービスを提供するのは初となります。
2017年4月に神戸市職員有志によって設立された神戸みらい学習室は、経済的困難や発達障害、不登校などで塾に通えない中学生に無料で学習支援を行ってきました。運営は現役の神戸市職員が行っており、教育や社会貢献に熱心な大学生、大学院生、教授、経験豊かな教育者たちが講師として参加しています。
新しく構築されるマッチングアプリにより、神戸みらい学習室は従来の手動によるエクセルでのマッチングを改善し、LINEのチャットボット機能を組み合わせた出席管理と、精緻化された自動マッチングにより、生徒と講師の最適なペアリングを実現します。これにより、講師は一人ひとりの生徒に合った指導を効率的に行うことができるようになります。将来的には、AIによる自動マッチング機能を実現し、より効率的な学習支援を目指しています。
サービスイメージ図
教育の機会に関する不平等は増しており、厚生労働省によると2021年度の全国平均大学進学率は75.2%である一方、生活保護を受ける世帯の子どもたちの進学率はわずか39.9%にとどまっています※1。Compassと神戸みらい学習室は、教育格差の解消に向けて、より多くの子どもたちに教育の機会を提供するために協力していきます。
【株式会社Compass 代表取締役社長 大津 愛 のコメント】
日本における貧困格差という社会課題の中で、負の連鎖を断ち切るための学習支援活動は非常に大きなものと考えております。サスティナブルな仕組み化が国内外で注目されるこの市場で、日本の教育環境を深く理解し、教育格差に常に取り組んできた「神戸みらい学習室」と共に、効率的で広く普及するプロダクトの開発は、「ワーキングプアをなくす」ことをミッションに掲げる弊社にとっても重要です。我々は1人でも多くの子どもたちの学習環境を改善し、教育の底上げするような、大きなインパクトを出してくださることを期待しております。
【神戸みらい学習室 代表 佐々木 宏昌氏 のコメント】
今回のプロジェクトはまさに、持続可能な開発というSDGsの理念からもスタートアップと大企業と地域団体の役割と強みを踏まえた連携事例として、他にも神戸でそういう活動をされている団体のロールモデルになれればよいと思います。その為にも先ずは今回ご支援頂きました丸紅様の期待に応えるよう、コンパス様と連携して素晴らしいシステムが構築できるよう精一杯頑張ってまいります。
【社会福祉法人丸紅基金 事務局のコメント】
丸紅基金では民間基金の特質を生かし、行政の手の届きにくいと思われる社会福祉分野への助成に特に力をいれております。今回神戸みらい学習室さんに助成させていただくことになりましが、本事業により同団体の活動がよりスムーズに運営され、子どもたちの学習効果が一層上がることを期待しています。
※本リリースに掲載されている社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
※1: 厚生労働省「子どもの貧困への対応について」P22, 令和4年10月31日
https://www.mhlw.go.jp/content/12501000/001006713.pdf
株式会社Compassについて< https://corp.choice-career.com/ >
「誰もが夢を見られる社会へ」というコンセプトを掲げ、<日本からワーキングプアを無く す>というミッションに挑戦しているスタートアップです。キャリアカウンセリングのLINE相談を軸としたサービスを累計2万人以上に無料で提供しています。「キャリア×IT」で、労働者の貧困問題や国内企業の人材不足など、労働市場における重要課題の解決を目指しています。
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