【2025年最新調査】介護に関する意識調査、「話したいが話し合えていない」が最多。 家族間で介護の話し合いが進まない実態が明らかに 。

一般社団法人終活協議会は、終活ガイド資格2級・3級を取得している498名を対象に「介護」に関する意識調査を実施しました。本調査では、終活の現場におけるリアルな声を可視化しています。

調査トピックス

Q1. 「介護」という言葉の意味を、どの程度ご存じですか?

Q2. 親や配偶者など、家族の介護を経験したことはありますか?

Q3. 将来的に、自分が介護する可能性はあると思いますか?

Q4. 今までに、家族の介護方針について話し合ったことはありますか?

Q5. 介護にかかる費用について、どの程度把握していますか?

Q6. 公的な介護保険サービスについて、利用経験はありますか?

Q7. 介護が必要になったとき、どこで介護を受けたいと思いますか?

Q8. 介護に関する備え(情報収集や制度理解)を行っていますか?

Q9. 家族の介護に関して、不安に思っていることはありますか?

Q10. 介護について早めに準備しておいてよかった/しておけばよかったと思うことはありますか?


要点

・「介護」という言葉を「よく知っている」「ある程度知っている」と答えた人は 82.3% にのぼり、言葉としての認知度は高い。

・家族の介護を「現在している」「過去にある」と回答した人は 39.0%、約4割が介護経験を持つ一方、「経験はない」は 54.0% と過半数を占めた。

・将来的に自分が介護する可能性が「あると思う」と答えた人は 71.3% に達し、多くが介護を自分ごととして意識している。

・家族で介護方針を「話し合ったことがある」は 29.9% にとどまり、「話したいが話し合えていない」が 35.5% と最も多く、話し合いが進んでいない実態が見られる。

・介護費用について「ほとんど知らない」「全く知らない」が 56.3% にのぼり、経済的な準備や情報の不足がうかがえる。


調査結果

Q1. 「介護」という言葉の意味を、どの程度ご存じですか?

・よく知っている 23.5%
・ある程度知っている 58.8%
・聞いたことはある 15.1%
・知らない 2.6%

「よく知っている」「ある程度知っている」と回答した人が82.3%を占め、介護という言葉自体の認知度は高いことがわかります。一方で、「聞いたことはある」「知らない」と答えた人も約18%おり、具体的な内容理解までは進んでいない層も存在することが考えられます。


Q2. 親や配偶者など、家族の介護を経験したことはありますか?

・現在している 12.1%
・過去にある 26.9%
・検討中 7.0%
・経験はない 54.0%

「現在している」「過去にある」と回答した人が39.0%となり、約4割が介護経験を持つことが明らかになりました。「経験はない」が54.0%で最も多く、今後、介護当事者となる潜在層も多いと考えられます。


Q3. 将来的に、自分が介護する可能性はあると思いますか?

・あると思う 71.3%
・ないと思う 5.8%
・わからない 19.7%
・すでにしている 3.2%

「あると思う」が71.3%と大多数を占め、介護を自分ごととして捉えている人が多い結果となりました。「わからない」が約2割にのぼり、将来像がまだ明確に描けていない層も一定数存在しています。


Q4. 今までに、家族の介護方針について話し合ったことはありますか?

・話し合ったことがある 29.9%
・話し合おうとしている 15.5%
・話したいが、話し合えていない 35.5%
・話す予定はない 19.1%

「話し合ったことがある」は29.9%にとどまり、「話したいが、話し合えていない」が35.5%と最も多い結果でした。家族間で介護について話し合う意向はあるものの、実際には行動に移せていない家庭が多いことがうかがえます。


Q5. 介護にかかる費用について、どの程度把握していますか?

・よく把握している 8.6%
・ある程度知っている 35.1%
・ほとんど知らない 43.4%
・全く知らない 12.9%

「ほとんど知らない」「全く知らない」が56.3%を占め、半数以上が介護費用について十分に把握していないことが明らかになりました。経済的な準備に関する情報不足の可能性が考えられます。


Q6. 公的な介護保険サービスについて、利用経験はありますか?

・現在利用中 8.8%
・過去に利用した 13.9%
・制度は知っているが利用していない 49.4%
・知らない 27.9%

「制度は知っているが利用していない」が49.4%で最も多く、制度の認知度は高い一方で利用経験は比較的少ないことがわかります。「知らない」が27.9%おり、制度自体が十分に浸透していない層も存在します。


Q7. 介護が必要になったとき、どこで介護を受けたいと思いますか?

・自宅 26.7%
・介護施設 42.4%
・病院 5.6%
・わからない 25.3%

「介護施設」が42.4%で最多となり、「自宅」は26.7%でした。施設での介護を希望する傾向が見られますが、「わからない」と答えた人も25.3%おり、介護の選択肢をまだ検討していない層も一定数存在すると考えられます。


Q8. 介護に関する備え(情報収集や制度理解)を行っていますか?

・積極的にしている 9.8%
・多少している 32.9%
・ほとんどしていない 40.2%
・していない 17.1%

「ほとんどしていない」「していない」が57.3%にのぼり、介護への備えが十分とはいえない実態が見て取れます。積極的な情報収集を行っている人は1割未満で、準備意識の格差がある可能性があります。


Q9. 家族の介護に関して、不安に思っていることはありますか?

・経済的なこと 51.6%
・時間的なこと 8.8%
・心身への負担 29.3%
・特にない 10.2%

「経済的なこと」が51.6%と半数を超え、最も大きな不安要素となっています。「心身への負担」も29.3%と高く、介護に伴う金銭面・心理面の負担感が主要な懸念点であることがわかります。


Q10. 介護について早めに準備しておいてよかった/しておけばよかったと思うことはありますか?

・情報収集・制度の理解 27.1%
・家族との話し合い 38.6%
・介護費用の準備 17.5%
・特にない 16.9%

「家族との話し合い」が38.6%で最も多く、次いで「情報収集・制度の理解」が27.1%でした。介護を巡るコミュニケーションや制度理解の重要性を実感している人が多いことがうかがえます。


調査概要

調査人数:498名(終活ガイド資格検定2級、3級資格取得者)

調査期間:2025年10月1日〜2025年10月31日

調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループについて

一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループは、2015年にシルバー世代の聖地、巣鴨でよろず相談から始まり、終活に関する多くのお悩みの声を受けて誕生した団体です。

「ワンストップサービス」をモットーに全国のおひとりさまや、お子様のいないおふたりさまをはじめ、終活で悩みや不安を抱える人に寄り添い、様々なサービスでお手伝いしております。またトータルサポートができる人材の育成を目指して有益な情報を発信しているほか、終活のスペシャリストである認定資格をはじめとしたさまざまな資格やセミナーを提供しています。

組織概要

組織名:一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループ

所在地:東京都豊島区巣鴨2-11-4 第3高橋ビル11階

設立:2015年12月

代表:磯貝昌弘

事業内容:終活の相談対応、身元保証サービス、終活ガイドの資格運営など

URL:https://shukatsu-kyougikai.com/

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葬儀福祉・介護・リハビリ
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会社概要

一般社団法人 終活協議会

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業種
サービス業
本社所在地
東京都豊島区巣鴨2-11-4 第3高橋ビル11F
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0120-111-859
代表者名
磯貝昌弘
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未上場
資本金
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設立
2015年10月