名城大学、愛知工業大学、スターキャットがローカル5Gにおけるデバイス間シームレス接続技術に関する共同研究を開始
名城大学(学長:小原 章裕)と愛知工業大学(学長:後藤 泰之)およびスターキャット・ケーブルネットワーク株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:松下寿昭、以下「スターキャット」)は、ローカル5Gの普及に貢献するため、産学連携によるローカル5Gにおけるデバイス間シームレス接続技術の実現を目指した共同研究を開始いたします。
実証実験では、次世代オーバレイネットワークを用いて、ローカル5Gにおけるデバイス間のシームレス接続が可能であるという仮説を立証いたします。本研究が実現することとして、ローカル5Gに接続したデバイスに対して、ネットワークの設定を変更することなく、外部ネットワークから低遅延かつ安全に遠隔制御や遠隔監視が可能になります。
本研究は新技術や知識創出にとどまらず、社会経済の発展および地域活性化を目指します。
研究の背景
ローカル5Gに接続するデバイスには、プライベートIPv4アドレスと呼ばれる、外部ネットワークからの接続が不可能なアドレスが付与されるため、外部ネットワークからデバイスにアクセスが困難である課題がありました。このような課題に対して、これまでは、インターネット上のサーバーを経由する独自の通信サービスを設計することや、ネットワーク設定の変更が必要となるVirtual Private Network(VPN)などの技術を活用することが必須でした。また、5Gネットワーク内の異なるローカル5G対応モバイルルーターに接続されたデバイス間通信は、相互にVPNなどの対策を導入しなければ相互接続ができず、安全性を確保したまま、ローカル5Gを導入した環境におけるデバイスへ容易にアクセスできる技術が求められています。
共同研究の概要
スターキャットが提供するローカル5Gおよび関連する通信環境において、名城大学と愛知工業大学が次世代オーバレイネットワーク技術を利用したローカル5Gにおけるデバイス間シームレス接続技術開発に向けた実証実験を実施します。
研究の分担
●名城大学および愛知工業大学:デバイス間シームレス接続技術の開発
●スターキャット:ローカル5Gおよび関連する通信環境の提供、実験協力
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