ロールス・ロイス・モーター・カーズ、最高峰モデル「ファントム」の100周年を称えるイベント「BESPOKE EXPRESSIONS - ファントム100周年を祝して」を東京で開催
希少なヘリテージカーからコレクターズモデル、プライベート・コレクションの最新作「ファントム・センテナリー」を公開
2025年11月6日、東京

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ロールス・ロイス・モーター・カーズ、ブランドを象徴するモデル「ファントム(Phantom)」の100周年を祝して、ビスポーク・クラフツマンシップに焦点を当てた特別イベントを東京、麻布台ヒルズアリーナで開催
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ファントムの100周年を称える世界限定25台のプライベート・コレクション「ファントム・センテナリー(Phantom Centenary)」を日本初公開
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一世紀にわたるファントムの歴史の中で登場する希少なモデル「ファントムII コンチネンタル(Phantom II Continental)」、織部焼から着想を得てエルメスとのコラボレーションによってデザインされた唯一無二の「ファントム・オリベ(Phantom Oribe)」、そしてロールス・ロイスの永遠のミューズであるスピリット・オブ・エクスタシーの幻想的な美しさを表現するプライベート・コレクション「ファントム・シンティラ(Phantom Scintilla)」(世界10台限定)を公開
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ロールス・ロイスのフラッグシップ・モデル「ファントム」の100周年を祝して、世界最高峰のビスポーク・クラフツマンシップに焦点をあてたイベント「BESPOKE EXPRESSIONS - ファントム100周年を祝して」を麻布台ヒルズアリーナにて開催しました。
1925年の誕生以来、ロールス・ロイスの頂点に立ち続けるファントムは、ラグジュアリー、クラフツマンシップ、そして革新性の結晶として、時代の文化や流行を形作り、その精神を牽引してきました。その輝かしい歴史の中で生み出された多彩な創作は、今もなお個性を表現する究極の存在として、豊かなインスピレーションを与え続けています。本イベントでは、時を超えて愛され続けるファントムのビスポーク・クリエーションの魅力を、4台の特別モデルを通して余すところなくご紹介します。
会場に一歩足を踏み入れると、様々な時代や製品を通してファントムの100年の歴史を映し出す映像がマルチスクリーンで映し出されています。会場内には、1930年代のヘリテージカー「ファントムII コンチネンタル」や、世界限定25台のプライベート・コレクション「ファントム・シンティラ」、唯一無二の「ファントム・オリベ」、そして日本初公開となる最新プライベート・コレクション「ファントム・センテナリー」の4台のファントムが展示されています。さらに、色鮮やかなビスポークのためのマテリアルやアクセサリー・コレクション、音楽を通じてファントムの歴史を彩ってきた様々な時代を体験できるコーナーも設けられ、訪れる方々を世界最高峰のビスポーク・クラフツマンシップが織りなす、卓越した美と感性の旅へ誘います。





ファントム・センテナリー
日本で初めて公開されるのは、ファントムの100周年を記念して製作されたプライベート・コレクション「ファントム・センテナリー」です。ロールス・ロイスの本拠地グッドウッドで先月発表された、世界に25台しか存在しない精巧なこのビスポーク・モデルは、一世紀にわたりファントムの歴史を形作ってきた象徴的な人物、お客様、重要モデル、旅、場所、瞬間に敬意を表してデザインされました。3年にわたる開発期間を経て、新技法の導入と4万時間以上の作業の結晶として誕生したファントム・センテナリーは、ロールス・ロイスのデザイナー、エンジニア、職人たちからなるビスポーク・コレクティブがこれまで手掛けた中で、最も精緻かつ野心的な技術を採用したプライベート・コレクションです。

1920年代から現代に至るまで、ファントムの時代ごとの精神とアイデンティティを探求し、著名なオーナーや、ロールス・ロイスを支えた重要人物、ファントムが構想され製造された場所、そしてそれぞれの時代を特徴づけた出来事などが金属、木材、塗装、ファブリック、レザー、刺繍でひとつの見事な作品に融合されています。一冊の書物のように、ファントムの100年の歴史を象徴的な要素と共に紐解き、この特別なモデルのオーナーとなるお客様がこれから長い年月をかけて鑑賞し、読み解いていただける豊かな物語を表現しています。


ファントム・シンティラ
ロールス・ロイスを象徴するスピリット・オブ・エクスタシーへのオマージュを込めたプライベート・コレクション「ファントム・シンティラ」は、永遠のミューズであるスピリット・オブ・エクスタシーの優雅さ、躍動感、幻想的な美しさを表現した世界限定10台の特別モデルです。ラテン語で「閃光」を意味する言葉にその名を由来するファントム・シンティラは、ギリシャの大理石像「サモトラケのニケ(The Winged Victory of Samothrace)」にインスピレーションを得て、スピリット・オブ・エクスタシーのフィギュアに精巧なセラミック仕上げを施しています。そのデザインは、自動車が通り過ぎる時に垣間見えるドレスの動きにインスピレーションを得たもので、スピリット・オブ・エクスタシーが車両の通り過ぎる一瞬だけ視界に写りこみながらも、長く心に残る深い印象を表現しています。

エクステリアはビスポークによるツートーン仕上げで、ボディ上部にはアンダルシアン・ホワイトが、ボディ下部には「サモトラケのニケ」の由来となったサモトラケ島を囲む海の色から着想を得たトラキアン・ブルーが配されています。繊細なメタリックフレークが海面に反射する太陽光の輝きを再現しており、手塗りのダブルコーチラインとスピリット・ブルーのホイール・ピンストライプが、優雅なエクステリアを完成させています。インテリア全体には優なビスポークの刺繍が施され、スピリット・オブ・エクスタシーのエレガントな躍動感を捉えた精緻なギャラリーのアートワークが展開されています。
ファントム・オリベ
2021年に発表されたファントム・オリベは、日本古来の陶器である織部焼の暗緑色とクリーム色の釉薬から着想を得て、実業家の前澤友作氏のためにロールス・ロイスとエルメスのビスポーク・スペシャリストがコラボレーションし誕生しました。双方のブランドが誇る素材、技法、ノウハウを駆使し、密に連携してデザインし、熟練の職人たちによって製作された唯一無二のモデルです。近年のビスポークのファントムを代表するこの壮麗な一台は、大胆で明確、かつ想像力豊かな前澤氏のビジョンを具現化し、プライベートジェットの静謐なエクスクルーシブ空間と対をなす「陸のジェット」として構想されました。

エクステリアには、織部焼にインスピレーションを得た「MZオリベ・グリーン(MZ Oribe Green)」と名付けられたビスポークの特別な塗装が施されています。インテリアは、パリのエルメスのデザイナーや職人たちと、グッドウッドを拠点とするロールス・ロイスのビスポーク・コレクティブのデザイナー、エンジニア、職人たちが心を一つにし、力を結集してつくり上げたもので、お客様の心に描かれたビジョンがユニークかつ現代的な表現で調和的に受け継がれています。すべてのディテールにおいて、両ブランドが誇る伝統を体現する仕上がりを追求しました。織部焼特有の深みのある光沢を持つ釉薬が見事に表現されており、職人たちの知見、ビジョン、技術、そして精神が融合したこの一台は、両ブランドの最高峰の職人とその卓越した技術力を映し出しています。
ファントムII コンチネンタル
ファントムII コンチネンタルは、1930年代に世界でわずか279台のみ生産されたヘリテージカーです。この希少な車両は、ファントム II よりホイールベースが短く設計されており、世界中の最高級コンコースの芝生でよく見られ、戦前のロールス・ロイスの中でも特に重要なモデルの一つとされています。

「一世紀に渡るロールス・ロイスを象徴するファントムの歴史は、単なる自動車の進化の物語にとどまらず、それぞれの時代の社会や文化、技術の変遷を映し出す壮大な文化史でもあります。歴代のオーナーの個性やビジョンを具現化してきたファントムは、手作業で製造されるロールス・ロイスの車が、『唯一の限界はあなたの想像力』であるという私たちの理念に触発された、お客様のための唯一無二の芸術品であることを示しています。その革新性と細部に宿る職人技を通じて、時代を超えて愛され続けるファントムのビスポークによる創造性の魅力をご紹介できることを大変嬉しく思います」
ロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクター
アイリーン・ニッケイン (Irene Nikkein)

以上
ロールス・ロイス・モーター・カーズ
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、真のラグジュアリー自動車のメーカーであり、 世界で最も高い評価と敬愛を受ける、手作業による魅力的なビスポーク製品を世界中のお客様のために製造しています。
英国ウエスト・サセックス州グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスには、2,500名以上の従業員が勤務しています。ホーム・オブ・ロールス・ロイスには、グローバル本社のほか、センター・オブ・ラグジュアリー・マニュファクチャリング・エクセレンスが設置され、世界で唯一、ロールス・ロイスの自動車のデザイン、開発、手作業による緻密な製作が行われています。London School of Economics & Political Scienceの独自調査によると、2003年にグッドウッドでの生産を開始して以来、ロールス・ロイスは英国経済に40億ポンド以上を貢献し、毎年5億ポンド以上の経済価値を生み出していることが確認されています。
ロールス・ロイス・モーター・カーズはBMWグループの完全子会社であり、航空機用エンジンや推進システムを製造するROLLS-ROYCE PLC(ロールス・ロイス・ピーエルシー)とは完全に別会社で、関連はありません。
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