セキュリティ・キャンプ、新プログラム「セキュリティ・キャンプコネクト」を新設・プレ開催

~専門分野×セキュリティの融合で社会課題に挑む、次世代人材育成へ~

次代を担う日本発で世界に通用する若年層の情報セキュリティ人材を発掘・育成することを目指す一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、新たな人材層の育成を目的とした新プログラム「セキュリティ・キャンプコネクト」を開設し、2025年9月6日(土)〜7日(日)の2日間、東京にてプレ開催を行うことを決定しました。それに伴い、2025年7月9日(水)より参加者の募集を開始します。

本プログラムでは、従来の枠にとらわれない多様な人材の発掘を目指し、セキュリティ以外の専門性とセキュリティの視点を掛け合わせて社会課題に挑む、次世代の担い手を育てることを目的としています。

【セキュリティ・キャンプコネクトとは】

◼︎趣旨

セキュリティ・キャンプコネクトは、セキュリティ以外の分野を専門とする方々にも広く参加いただき、セキュリティの考え方や視点に触れていただく機会を提供しています。
異なる分野のバックグラウンドを持つ参加者が、セキュリティ的な視点を身につけることで、従来の枠にとらわれない新しいセキュリティ人材層の発掘・育成を行います。

◼︎目的

サイバーセキュリティは単独の分野ではなくネットワークのセキュリティやAIのセキュリティ、法律とセキュリティなど、セキュリティ以外の他の分野と組み合わせて成り立つものとなっており、そうした他分野からサイバーセキュリティに繋げ、橋渡しをし、セキュリティを多面的に検討できる人材の必要性が高まっています。

セキュリティ・キャンプコネクトでは、セキュリティ以外の分野で意欲的に取り組む参加者が、自身の専門分野とセキュリティを掛け合わせることで、社会に価値提供するきっかけを作ることを目的とします。

参加者がそれぞれの専門性やセキュリティの知見を持ち寄り、分野を越えて相互に学び合うことで、「セキュリティ × 専門分野」や「専門分野 × セキュリティ」の融合による新たな価値創出を促します。

これにより、多角的な視点を養いながら、従来のセキュリティの枠にとらわれない新しい切り口で社会課題に向き合い、参加者が社会で活躍するきっかけとなることを目指します。


◼︎参加メリット

セキュリティ・キャンプコネクトに参加していただくことによるメリットには、以下のようなものがあります。
 ・セキュリティに関する知識と視点を特定の専門分野に取り入れ、新たな社会的価値を生み出し、
  将来の仕事や研究、社会貢献の道を広げることができる
 ・従来のセキュリティの枠にとらわれない、新しい視点や可能性を得ることができる
 ・各分野の第一線で活躍するエキスパートから学ぶ機会を得られる
 ・分野を越えて交流できる仲間やネットワークを築くことができる

【開催概要】

名称

セキュリティ・キャンプ2025コネクト(プレ開催)

開催日程

2025年9月6日(土)13:00(受付開始12:30)~2025年9月7日(日)16:00 (2日間)

開催会場

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)13階会議室
〒113-6591 東京都文京区本駒込二丁目28番8号文京グリーンコートセンターオフィス(所在地・地図)

応募締切

7月28日(月)16:00必着(16:00までに到着したものを有効とします)

※再申し込みすることで応募課題を再提出できます。複数の申し込みがあった場合は最後の申込内容を有効とします。

定員

講義は3クラスにて実施、各クラスの定員は以下のとおり
- 法律×セキュリティ・クラス:5名
- AIレッドチーミング・クラス:5名
- デバイス×セキュリティ・クラス:5名

参加資格

日本国内に居住する、2025年4月1日時点において18歳以上、2026年4月1日時点において25~30歳以下の大学院生・学生
(クラス毎に年齢制限が異なります。詳細は応募条件をご確認ください。)

主催

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会

共催

経済産業省

参加費

無料
交通費(*)・宿泊費については既定額を支給します。
但し、受講に必要なPCや通信環境等、受講者本人で用意いただくものがあります。

*:一部地域では航空機利用の指定があります。

お申込方法

ご応募の際は、必ず募集要項をご確認のうえ、専用の申込フォームからお申し込みください。

【主なプログラム】

【共通講義】
『技術を正しく使う~セキュリティエンジニアの倫理と責任~』
大塚 淳平氏 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

【法律×セキュリティ・クラス】
『サイバーセキュリティと法律実務~法律相談ロールプレイングで実践的に学ぶ~』

<主講師> 寺門 峻佑氏 TMI総合法律事務所
<副講師> 臼倉 尭史氏、田山 翔氏、芥川 詩門氏、滝川 航生氏 TMI総合法律事務所

【AIレッドチーミング・クラス】
『実践AIレッドチーミング~実務者視点でLLMアプリケーションの脅威・対策を学ぶ~』
高江洲 勲氏 三井物産セキュアディレクション株式会社
伊東 道明氏 株式会社ChillStack

【デバイス×セキュリティ・クラス】
『自作キーボードで考えるセキュリティ』

高名 典雅氏 筑波大学 理工情報生命学術院

グループワーク】
『明日のプロデューサーは君だ』

園田 道夫氏 情報通信研究機構

【開催背景】

2004年にスタートしたセキュリティ・キャンプ全国大会は、これまでに延べ1,200名以上の修了生を輩出し、日本国内のセキュリティ業界やIT分野の最前線で活躍する若手人材の育成に貢献してきました。一方、Society 5.0 時代の到来により、サイバーセキュリティは技術者のみの領域にとどまらず、法学・教育・医療・アート・地域社会など、さまざまな分野との融合が求められる状況になっています。こうした社会的背景と、経済産業省「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会」での議論を受け、セキュリティ・キャンプ協議会では、情報セキュリティの専門家を目指す人材だけでなく、他分野に専門性を持つ若者にも門戸を広げるべきと考え、「セキュリティ・キャンプコネクト」を新設しました。

※参考:経済産業省「サイバーセキュリティ人材の育成促進に向けた検討会」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/sangyo_cyber/wg_keiei/cyber_human/index.html

【今後の展望】

本プレ開催で得られた知見や参加者の反応を踏まえ、今後は本格開催へと展開していく予定です。また、修了生によるネットワークの形成やプロジェクト支援などを通じて、長期的な人材育成と実装支援の体制構築も視野に入れています。

【一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会 概要】

本会は、次代を担う日本発で世界に通用する若年層の情報セキュリティ人材を発掘・育成するため、産業界、教育界を結集した講師による「セキュリティ・キャンプ」を実施し、それを全国的に普及、拡大していくことを目的としています。

基本情報

  • 名称:一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会

  • 所在地:東京都千代田区平河町二丁目16-1 平河町森タワー(株式会社ラック内)

  • 代表理事:長谷川 陽介

  • 設立:2004年4月

  • URL:https://www.security-camp.or.jp/

  • 活動内容:国内の学生に対して産業界の第一線で活躍する技術者から情報セキュリティに関する高度な技術教育を実施し、次世代を担う情報セキュリティ人材を発掘・育成する活動

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会社概要

URL
https://www.security-camp.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区平河町2-16-1 平河町森タワー 株式会社ラック内
電話番号
03-6757-0196
代表者名
長谷川 陽介
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月