リジェネソーム、都市銀行からの融資によりPreシードラウンドの資金調達総額が1.1億円に到達
― 老化制御研究およびヘルスケア事業を加速、2025年10月からの次のラウンドでの調達に向けた準備を開始 ―

スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表:鈴木健吾)の子会社である再生医療・老化制御技術の研究開発を行うスタートアップ、リジェネソーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:鈴木健吾、代表取締役社長:佐久間善太郎、以下「リジェネソーム」)は、2025年5月に都市銀行より3,000万円の融資を受け、これにより2024年10月に実施した日本システム技術株式会社を引受先とするJ-KISS型新株予約権による8,000万円の資金調達とあわせ、Preシードラウンドにおける調達総額が1.1億円に達したことをお知らせいたします。
この度調達した資金は、リジェネソームが2025年5月にTAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub(LiSH)※において開設した本社兼研究所「高輪ロンジェビティーラボ」を軸に、研究と並行して展開するヘルスケア事業の推進に活用いたします。
※ 「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub (略称 LiSH)」は、ディープテック分野などの100 社以上のスタートアップをサポートする多様な人材や支援制度を揃えた、JR東日本が運営する広域スタートアップエコシステムの拠点となる施設です。https://www.takanawagateway-lish.com/
今回の資金調達により、リジェネソームはPreシードラウンドをクローズとし、2025年10月~2026年3月に計画している次の調達ラウンドに向けた準備を本格化します。2025年9月までは、研究・事業の両面から展開を加速させるとともに、資金調達候補先との対話を積極的に進めてまいります。
研究開発の加速
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東北大学との共同研究
LiSH内の分析装置を用いて、老化マーカーおよびエピジェネティクス指標を多面的に解析。老化の可逆性に関する検証を開始。 -
エイジングケアを実現する再生医療技術の開発
AMED採択企業である株式会社Good Hero Therapeuticsと連携し、ウイルスベクターを用いたエイジングケアに関わる遺伝子技術を共同開発中。今後はDDS技術(ドラッグデリバリーシステム)としてナノ粒子やリポソームの応用も予定。 -
エイジングケア成分の開発
食品や化粧品のヘルスケア事業に必要な発酵関連の機能性成分に注目して機能性成分の抽出と機能性の解明を実施中。他のエイジングケア素材との組み合わせや新技術による新商品開発も実施。
ヘルスケア事業:エイジングケアサプリメントの開発と販売
研究開発と並行し、リジェネソームでは実用的なエイジングケア関連技術の社会実装を進めるべく、ヘルスケア製品の開発にも注力しています。その第一弾として2025年6月より販売を開始したのが、エルゴチオネインを食品として高容量配合※した「SAISEI リジェネソームサプリメント」です。
※ 欧州食品安全機関(EFSA)が提唱する新開発食品の意見書を参考に設計しています。EFSA Journal 2016;14(11):4629 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2016.4629

商品名: SAISEI リジェネソームサプリメント
特長成分:
エルゴチオネイン:30mg/日(高含有量・抗酸化成分)
ユーグレナ粉末:1g/日(59種の栄養素)
酒粕粉末 (日本酒の発酵由来成分)
カラハリスイカ抽出物 (保水と抗酸化成分)
今後もエイジングケアをテーマに、次世代サプリメントや機能性食品の開発を継続してまいります。
リジェネソーム株式会社について
リジェネソームは、ナノ粒子であるエクソソーム等を活用し、老化抑制や再生医療の新しいソリューションを提供することを目指しています。各種細胞が作るエクソソームの詳細な解析とともに、分子生物学的にナノ粒子をデザインすることで、それらが生体にどのように機能するかを解明しています。これにより、ナノ粒子を応用した医療技術の開発や、宇宙医学分野における新たな解決策を提案し、健康寿命の延伸とともに人類の宇宙進出に貢献することを目指しています。
スペースシードホールディングス株式会社について
スペースシードホールディングスは、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、投資活動、研究活動ならびに事業創出を行う宇宙系ディープテックベンチャービルダーです。発酵とロンジェビティー技術の社会実装を支援する「Fermentation and Longevity Fund」プログラムの運用などを軸に、社会課題を解決する事業の創出に取り組んでいます。2040年までに各種ステークホルダーとともに、人類が宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。
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