【男性集客強化‼】#ワークマン女子をWorkman Colorsへ改名
女性物はトレンド志向・男性はベーシック衣料初参入・毎年40店の展開
ワークマン318店、WORKMAN Pro10店、WORKMAN Plus615 店、#ワークマン女子店78店※(参考資料1)とWORKMAN PlusⅡ16店の計1037店を展開する株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:小濱英之)は本命の地方/ロードサイド/フランチャイズで#ワークマン女子店(以下女子店)の年間40店の出店を開始しました。人口が少ない地方ほど広い客層の取り込みが必要なため、店名を女子店から男性客も集客しやすい「Workman Colors店」(以下Colors店)に改名します。男性物は一部のアウトドアウェアをワークマン/WORKMAN Plusの当社既存店の専売製品にして、Colors店は市場が大きいベーシック衣料市場に「快適普段着」シリーズで新規参入します。なお、25年の2月20日(木)から6月中旬までにColors新店を一挙に25店オープンします。
※作業服を扱わない商業施設建屋内のWORKMAN Plus11店を含む
参考資料1)#ワークマン女子店の種類と店舗数(25年1月21日現在)
当社は24年秋の出店シーズンに#ワークマン女子の路面店を人口3〜8万人の地方都市を中心に11店を新規に出店(参考資料2)しましたが、全店が全国平均の売上を上回る「11戦全勝」でした。この成功により、女子店の知名度を地方で高めるための広告塔であった都会/商業施設内/直営出店を一段落させて、本命の地方/ロードサイド/フランチャイズ出店へ重点を移行します。人口の少ない地方に行くと女性客だけでは経営が成り立ちません。残念ですが地方展開のために女子店の看板を外します。トレンド性を強化して女性客を更に増やしながら、当社が強い男性客の取り込みを計ります。
参考資料2)24年秋に路面出店した#ワークマン女子11店の一覧(行政人口の少ない順)
全店が全国平均売り上げを上回ったことにより400店への道が拓けたと判断して出店攻勢をかける
2月20日(木)に新店のWorkman Colors桜井店(奈良県)と既存店の#ワークマン女子浜松市野/コスパ新下関/くりえいと宗像の3店をColors 店に改装して4店を同時オープンします。営業中の女子店は順次Colors店に改装します。Workman Colors店の新店は毎年40店舗を出店し、7年半後の2032年中に400店舗体制にします。
「Workman Colors」の店名の3つの由来
⓵Workman Colorsはデザイン性とトレンド志向の当社イグジットメルサ銀座店の店名
・Colors銀座店は「機能があるから」を言い訳にせずデザイン性だけでも勝負できる店に育った
・Colors店のコンセプトは機能と価格で突出して銀座店のようにデザイン性や流行にもこだわること
⓶英語のColorsとは個性や特長のことで、新店名のWorkman Colorsとはワークマンらしさのこと
・Colors店らしさとは第1に機能性、第2はベーシックだが少し光るデザイン、第3は低価格
⓷Workman Colorsは流行を見極めてから短納期で生産する当社トレンドPB品のブランド名でもある
・現在、Colorsブランド品は大盛況で入荷即完売状態が続いている
・人気のColorsブランド品はColors店を象徴する製品のため、今後は主力の製品ラインの1つに育てる
Workman Colors店へ改名する理由
⓵作業服を扱う既存店との差別化方針の変更
・女子店は既存店と性別で差別化しようとしたが、Colors店は製品を専売化して既存店との違いを出す
・25年秋にはColors店の専売製品比率は6割になるが、26年秋には8割まで引き上げる
例)男性快適普段着シリーズはColors店の専売品
⓶#ワークマン女子の店名だと男性製品を取り扱っているイメージがない
・女子店の強烈な店名で、当社が不慣れだった女性客の取り込みには絶大な効果があった
・ただ、女子店の開店時には男性物を扱っているかの問い合わせが殺到するなどの弊害も出ている
・銀座店は女子からColors店に改名しただけで、男性売場を拡大しない状態でも男性客が10%増加
・国内で最大店舗数を誇る業界大手は男性物が少ないが、改名すると当社は男性物の強みが拡大する
⓷25年春からの快適普段着シリーズの大量投入で男性客のニーズに応える
・女子店で女性製品は高評価だが、男性物は一部に派手過ぎて買いにくいとの声もあった
ベーシックな男性普段着市場に本格参入して、派手なアウトドアウェアは半減する
・女子店は男女兼用品(アウトドア系)を除くと女性/男性製品比率は3:2だったが、Colors店は1:1にする。地方に行くほど男性客を取り込む必要があるが、ワークマン女子の店名では男性客が入店しにくかった
#ワークマン女子店は20年10月の初出店以来、仮説検証による改善を積み重ねてきました。今後の品揃えと製品コンセプト及び競合先とのポジショニングが固まったことを機にWorkman Colors店に改名します。作業服を扱わないモール内のWORKMAN Plus時代を含めると、店名は3回変わります。地方展開をする競合大手2社と競合しても負けない業態が完成したため、今後は自信をもって年40店規模の出店攻勢をかけて7年半以内に400店体制にします。その後は、更に10年をかけて900店まで拡大します。最終的には、既存店を合わせて日本最大の店舗網をめざします。
今まで地方都市では業界大手2社による2択、もっと小規模の市町ではほぼ1択状態になっています。しかも両社ともに新規の地方出店が少ないため、地方ではほぼ無風状態になっています。消費者には多少マンネリ感もあります。このため当社は銀座発のColors店の大量出店により、地方のアパレル小売業に「新風」を吹き込んで第3の選択肢に育て上げます。
今回の当社の戦略は、アパレル業界主流から見ると完全な「逆張り」の発想です。「地方中心」+「男性客強化」の打ち出しをしている企業はありません。店名の3回の変更は単なる「迷走」か、客層拡大のための「進化」か。具体的な製品や今後の出店に対するビジョンについては下記の内容で発表会を開催します。
<ワークマンの概要>
社名:株式会社ワークマン
住所:東京本部:東京都台東区東上野4-8-1/関東信越本部:群馬県伊勢崎市柴町1732
業種:フランチャイズシステムで、作業服、作業用品およびアウトドア・スポーツウエアを販売する専門店チェーン
上場:東証スタンダード市場(7564)
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