FromプラネットVol.114<絆創膏に関する意識調査>
~各地で違う絆創膏の呼び名を調査! 最新のエリア別“勢力図”を公開~
国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第114号として、絆創膏に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
- 知っていますか? 売れ筋1位、高機能の “○○療法型” 絆創膏
まずは、家庭で絆創膏を常備しているかどうか、また外出時に携帯しているかどうかを聞きました(表1、表2)。その結果、家庭で“常備している”が男性で8割超、女性では9割以上に上りました。外出時についても、“携帯している”が女性では4人のうち3人。男性を大きく上回りました。とりわけ女性にとって、絆創膏は常に携帯していたい必須アイテムのようです。
常備している絆創膏の種類(表1)は、「普通の(パッドのついた)絆創膏」が8割超と圧倒的ですが、「高機能・湿潤療法型の絆創膏」も2割。特に女性では、「高機能・湿潤療法型絆創膏」を常備している人が3割近くいます。
ここで「救急絆創膏」の売れ筋ランキングを調べると、表3のとおり。1位はまさに湿潤療法型のアイテム。また8位にもこのタイプがランクインしています。高機能の絆創膏は従来型に比べて価格も高いのに、上位に入っているのはそれだけ支持されているということ。高いだけの効果が期待されているのです。
- 女性が特によく絆創膏を使うシーン・部位に納得!? 次に、ふだんどのようなとき(症状)に絆創膏を使うか、また、よく絆創膏を使う体の部位を聞きました。すると、絆創膏を使う症状(表4)で最も多かったのは「すり傷・切り傷」、次いで「靴ずれ」。よく使う部位(表5)では「手の指」「手の指先」に続いて、「足・かかと」でした。症状と部位はほぼ対応しているようです。
- 絆創膏の重視ポイントで、「サイズ」「形状」に次ぐ3位は
最近は、大小だけでなく、指用・かかと用・靴ずれ用・水仕事用など、メーカーによって各種サイズ・形状の絆創膏が出ています。多様なシーンや部位に合わせて選べるのはうれしいですね。
「サイズ」「形状」に続く3位には、「防水タイプ、水仕事ではがれにくい」がランクイン。男女別に見ると女性が男性を大きく上回り、女性では「形状」を抑えて2位にアップ。女性のほうが、家事で水仕事をする機会が多く、“水に強い”ことをより重視するようです。
- 女性はけっこう気にしている、貼った絆創膏の“めくれ”や“はがれ”
4位の「指などに巻くとき、長さが合わない」も女性では3人に1人が回答。最近の絆創膏は種類豊富ですが、ここに挙がった「気になること」が改善されたら、さらに重宝しそうですね。
- 各地で違う絆創膏の呼び名、エリア別“勢力図”
結果は、一般的な呼称である「絆創膏」を除くと、2位「バンドエイド」と3位「カットバン」が勢力を二分。「関東」から「東海」「近畿」にかけては「バンドエイド」と呼ぶ人が多いのに対し、「北海道」「東北」で「バンドエイド」と呼ぶ人は少数派。一方で「カットバン」は、「東北」と「中国」「九州・沖縄」で強力でした。さらに、「リバテープ」は「九州・沖縄」の、「サビオ」は「北海道」の一人勝ちで、ほかのエリアではほとんど使われていません。「絆創膏」以外の「バンドエイド」「カットバン」「リバテープ」「サビオ」などは、もともと商品名。各メーカーの創業地などの関係でよく流通していたエリアに、商品名がそのまま「絆創膏」の代名詞として定着したと言われています。
- いびき防止にアイテープ、断乳にも!?…絆創膏のちょっと変わった使い方
● バス旅行のとき、初めて履いた靴で靴ずれしてしまい、持っていた絆創膏で助かった。(女性・60代以上) ● 靴ずれのときに運よく絆創膏を携帯していたら、プチしあわせ。(男性・60代以上) ● 浴衣でぞうりを履くときは、水ぶくれになる前に予防として鼻緒が当たるところに貼っていた。(女性・40代) ● 夏場、はだしで靴をはくと靴ずれになるが、絆創膏を足ではなく靴に貼ると意外といい。(男性・50代) 【“女子力”アップにも?】 ● 絆創膏を持っていると女子力高めに見える。(女性・30代) ● 好きな男の子がけがをしたとき絆創膏を出したら、「女子力高いな」って言われてうれしかった。(女性・20代) ● ちょっとけがをしたとき、即座に女の子が絆創膏を出してくれると、それだけでほれる。(男性 50代) 【子どもの心にも効く】 ● 子どもが小さかった頃、外出先でぐずったときに、キャラクターの絆創膏を手や腕の見えるところに何個か貼ってあげると、喜んで少しの間機嫌が直っていました。(女性・50代) ● 保育士をしていましたが、傷がなくても絆創膏を貼ってほしいという子が多かったです。“絆創膏=かっこいい”のイメージがあり、安心するみたいです。(女性・20代) 【高機能タイプ、液体タイプ】 ● 高機能の湿潤型絆創膏は、指にけがをしていても傷口にしみずに水仕事ができるので助かります。(女性・40代) ● 紙で指先を切ると意外に深く切れるものの、絆創膏を貼るとじゃまになるので、液体絆創膏をポーチの中に1つ忍ばせていると、やっぱり重宝する。(女性・30代) 【“アイテープ”や“断乳”にも!】 ● いびき防止対策として口に貼る。(男性・50代) ● 絆創膏の端をカットして、(二重まぶたメイクの)アイテープとして使う。(女性 20代) ● (スポーツ時など)ニップレスの代わりにする。(男性・40代) ● 子どもの断乳時期に、「ママ、オッパイけがしたから、今は飲めないの」と言って、乳首に貼った絆創膏を見せてがまんさせ、無事断乳できました。(女性・40代) |
[表1、表2、表4〜表8、エピソード]
調査機関:インターワイヤード株式会社による、「絆創膏」に関する意識調査。
期間:2019年6月14日~19日、インターネットで1,103人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
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