患者さんやご家族、医療関係者が、それぞれの視点で主観的症状への想いを綴った「GoodDAY 関節リウマチ俳句コンテスト2021」 受賞作品を公開!

~医療現場で重視される『協働的意思決定』を、俳句で表現した動画も同時公開~

 50代からの女性の暮らしを応援する生活情報サイトハルメクWEB(運営:株式会社ハルメク、代表取締役社長:宮澤 孝夫、本社:東京都新宿区)と日本イーライリリー株式会社(代表取締役社長:シモーネ・トムセン、本社:兵庫県神戸市)は、関節リウマチ患者さんの周囲に理解されにくい症状・日常生活の困りごとを俳句で詠む「GoodDAY 関節リウマチ俳句コンテスト2021」(協力:公益社団法人日本リウマチ友の会)を実施し、コンテスト入賞者と関節リウマチ治療に従事する医療関係者を迎え、患者さんと医療関係者が俳句を通じて協働的意思決定や診察時のコミュニケーションについて語り合う「GoodDAY 関節リウマチ俳句ワークショップ」を共催いたしました。つきましては、本コンテスト受賞作品およびワークショップにて発表された医療関係者の俳句をハルメクWEBにて公開いたします。

GoodDAY 関節リウマチ俳句ワークショップ 受賞作品はこちら
URL: https://halmek.co.jp/topics/c/notice/4925

『協働的意思決定』を俳句で表現した動画も同時公開
URL: https://www.lilly.co.jp/news/stories/goodday-haiku


 本企画では、関節リウマチ患者さんとそのご家族を対象に、「伝えづらい、言いづらい、私の関節リウマチ症状」、「医療者に伝えたい私の望み・困っていること」をテーマに、俳句とその元になったエピソードを募集し、当事者ならではの疾患に対する様々な想いや、ご自身の経験をリアルに綴った俳句とエピソードが多数寄せられました。

 日本の関節リウマチ患者数は70~80万人※1と推定され、仕事や家庭を築くライフステージの重要期にある40代の女性が診断されることも多い疾患です。近年、関節リウマチ治療は大きく進展し、寛解※2を目指し、関節破壊の抑制を介して患者さんの長期予後を改善することができる時代となりました。一方で、目に見えない「痛み」、「倦怠感」、「朝のこわばり」という症状は、周囲の理解を得ることが難しく、また、伝えることも容易でないため、社会生活において悩みを抱える患者さんがいる現状があります。

 「GoodDAY 関節リウマチ俳句コンテスト」では、『関節リウマチ患者さん及びご家族』という、関節リウマチに悩む当事者の方々を対象に俳句を募集し、ワークショップにて、俳句王子として人気の俳人“髙柳克弘先生”による選考で受賞作品を決定いたしました。また、ゲストとして参加された、公益社団法人 日本リウマチ友の会 会長 長谷川三枝子さん、医療関係者(次頁参照)にも、入賞俳句への返句をお詠みいただいております。

 最優秀賞、優秀賞(2作品)、人気投票賞(2作品)は、雑誌「ハルメク」(2021年11月号)、「ハルメクWEB」(10月11日配信)には、加えて入賞(6作品)および長谷川三枝子さん、ゲスト参加の医療関係者の返句も掲載しております。

 また、日本イーライリリー株式会社のウェブサイトでは、医療現場で重視される『協働的意思決定』の大切さを、受賞作品の俳句と、ワークショップにゲスト参加された東京大学医学部附属病院 アレルギーリウマチ内科 講師(医局長) 俳句結社 天為同人 庄田宏文先生の返句にて表現し、慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授 金子祐子先生に監修いただいた動画※3も同時公開します。

※1 : 厚生労働省:リウマチ・アレルギー対策委員会報告書について, 2011,8
「GoodDAY 関節リウマチ俳句コンテスト 2021」 受賞作品と返句
※2 : 病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的、あるいは永続的に軽減、または消失すること
※3:動画URL https://www.lilly.co.jp/news/stories/goodday-haiku
  • 「GoodDAY 関節リウマチ俳句コンテスト 2021」 受賞作品と返句
■最優秀賞(1作品):
「天高し痛みなき日のスケジュール」 黒木 緑 さん 70代 滋賀県
 ◇返句:痛み去ね天高き日の天上へ  庄田宏文先生

■優秀賞(1作品):
「花冷や専門用語分かる振り」 瀬川 令子さん 50代 三重県
 ◇返句:医師の一言理解できずに梅雨に入る  長谷川三枝子さん

■人気投票賞(2作品):  
「花冷えや下から拝むこんぴらさん」 のりのりさん 50代 徳島県
 ◇返句:神様の見守る雪解けの参道  金子祐子先生

「動かれへんけどまあええわ扇風機」 稲畑 とりこさん 30代 神奈川県

■入賞(6作品):  
「足と靴仲良く出来て春散歩」 高野 はるみさん 70代 埼玉県
 ◇返句:「履けたんだ!」向日葵も咲き医者冥利  三崎健太先生

「こわばる手薬味大盛りそうめん」 ぴよぴよさん 50代 東京都

「関節の曲りいとほし桜餅」 鹿沼 湖さん 60代 栃木県

 「夏至の駅孤軍奮闘昇り降り」 早起き猫さん 70代 福島県
 ◇返句:走馬灯懸命に生き清々し  神﨑初美先生

「励まされ我も励まし小春風」 はつみそらさん 60代 福岡県

「リウマチで腫れた母の手紅葉の手」 岡田 美幸さん 30代 埼玉県

それぞれの俳句の元となったエピソードは以下をご参照ください。
https://halmek.co.jp/topics/c/notice/4925
*お名前・ペンネームの表記はすべて、応募者の表記通りです。
*作品の著作権は、株式会社ハルメクに帰属しています。無断での転載使用はご遠慮ください。
 

■審査員長 俳人 髙柳 克弘先生 総評
俳句には、自身を客観的に見られるという良さがあります。俳句史を彩ってきた松尾芭蕉にせよ、正岡子規にせよ、それぞれが病をかかえながら素晴らしい句を作ってきた歴史があります。病である自分を客観的に見ることにより生まれるほのかな余裕やユーモアが、彼らの句を名句にしたのだと思います。
自分の感情は変えられません。しかし、少しだけ自分を客観視することによって、暮らしや人生の中にも余裕が生まれてくる。そこから生まれた俳句をまた誰かと共有できる、それが俳句の素晴らしさです。これからもぜひ、俳句を楽しんでください。

■ゲスト参加者 :
公益社団法人 日本リウマチ友の会 会長  長谷川三枝子さん
慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授  金子祐子先生
東京大学医学部附属病院 アレルギーリウマチ内科 講師(医局長) 俳句結社 天為同人 庄田宏文先生
北播磨総合医療センター リウマチ・膠原病内科 主任医長  三崎健太先生
兵庫医療大学 看護学部 療養支援看護学 教授  神﨑初美先生


日本イーライリリー株式会社のウェブサイト(https://www.lilly.co.jp/news/stories/goodday-haiku)にて『協働的意思決定』を俳句で表現した「俳句で語る 診察室のコミュニケーション Movie」も公開

 「GoodDAY 関節リウマチ俳句コンテス2021」の受賞作品とそのエピソード、それに対する医療関係者の視点から詠んだ返句を、東京大学医学部附属病院 アレルギーリウマチ内科 講師(医局長) 俳句結社 天為同人 庄田宏文先生に寄稿いただき、患者さんの主観的症状についてのお悩みと診察室でのコミュニケーションの課題について、俳句と映像で表現しました。主観的症状のお悩み解決への一歩として、患者さんと医師が一緒に治療方針を決める、『協働的意思決定』の大切さを患者さんと患者さんを取り巻く皆さまと共に考えるきっかけとなることを願っています。










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詳細はウェブサイトをご覧ください。https://halmek.co.jp/
※4  日本ABC協会発行社レポート(2020年7月~12月)


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詳細はウェブサイトをご覧ください。https://www.lilly.co.jp
 

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会社概要

URL
https://halmek-holdings.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区神楽坂4-1-1
電話番号
-
代表者名
宮澤 孝夫
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2012年07月