スマイルズが立ち上げに関わる3つのプロジェクト、京セラ発スタートアップ「matoil」、住友化学「シナジカ」、福島県商工会連合会「シオクリビト」が2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。
株式会社スマイルズ(代表取締役社長・遠山正道)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2022年度グッドデザイン賞」において、立ち上げ時の参画やブランディング・事業伴走している3つのプロジェクトが「2022年度グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。
■受賞概要
- 【1】京セラ株式会社|アレルギー対応サービス「matoil(マトイル)」
「matoil(マトイル)」は、食物アレルギーのある子どものおいしい」や「食べたい」に応えるオーダーメイド型の食事提供サービスです。誰もが「食べたいものを選ぶ」ことができる楽しさを享受できるよう、matoilでは、食物アレルギー対応の食事の機会を提供し、当事者だけが課題を抱えることのないソーシャル・インクルージョンの実現に貢献したいと考えます。京セラ株式会社の新規事業アイディアスタートアッププログラムの第1弾として、現在、事業化を目指しています。
・受賞ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/54531?token=Yynlu74x1m
・マトイル公式サイト:https://www.matoil.jp/
・スマイルズによるプロジェクトアーカイブ:https://creative.smiles.co.jp/projects/matoil/
■スマイルズの関わり方:総合的なブランディング・プロデュース
matoilの皆さんの「おいしい」の実現に向かうひたむきな姿勢を、サービスを必要とする人にまっすぐに届けたい。その視点を大切にしながら、サービス開始にあたり、スマイルズはサービスコンセプト、コミュニケーションプラン、ブランドアイデンティティ、商品パッケージやWeb、ECサイト構築、PRサポートなど、ブランディング・プロデュースを伴走支援しています。
■審査委員による評価コメント
アレルギーを持っている家族に対し、料理を食べる楽しみ、作る楽しみに集中できる心理的安全性を提供しているサービスの視点が素晴らしい。家族にアレルギーのある人がいるとついつい食品を見るときに、リスク回避の視点で過ごしてしまうが、料理を食べるコミュニケーション、つくるコミュニケーションを誰もが楽しめる社会をつくるインフラになり得る内容であった。「食を楽しむ時間」のデザインという切り口がすばらしい。
- 【2】住友化学株式会社|共創ラウンジ「SYNERGYCA(シナジカ)」
「SYNERGYCA」は、住友化学株式会社が「世界を化(か)える話をしよう~Chemistry for innovation~」をテーマに、産官学の来訪者の方に住友化学グループのテクノロジーを、見て、触れて、体験していただきながら、新たな価値創造につながるアイデアや気づきを生み出す共創の場です。
・受賞ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/54573?token=qJuxoWsFak
・SYNERGYCA公式サイト:https://www.synergyca.jp/
・スマイルズによるプロジェクトアーカイブ:
https://creative.smiles.co.jp/projects/synergyca/?category=projects&client=sumitomo-chem
■スマイルズの関わり方:「SYNERGYCA共創ラウンジ」のネーミング・BI開発
住友化学オフィス移転に伴い開設された「共創ラウンジ」のネーミング・BI開発を担当しました。お客さまとの交流や議論を通じて、新たな価値の創造につながるアイデアや気づきを生み出す場になるべく、施設の名前そのものが「合言葉」のように人と人との関係性に作用し、通常の会議や執務スペースとは違う心持ちに「やわらかくモードチェンジ」できるような施設名とデザインを提案しました。
■審査委員による評価コメント:
近年増加しているオープンイノベーションの為の場。SYNERGYCAは、ハコを用意するだけでなく、真の共創が生まれる工夫が随所にみられ共創を本質的に追求する場となっている。共創の第一歩は、互いをよく知ること。大企業となると自社の全体像を理解することも難しいため、社員含め海外の工場やラボまでVRを活用し理解できるステップを組み込んでいる点を高く評価したい。さらにプロのファシリテーターの活用は、共通言語を持たないゲストとも短時間で質の高い議論が期待できる。
- 【3】福島県商工会連合会|福島の生産者を応援するECサイト「シオクリビト」
福島県商工会連合会が、福島美味“通信販売”事業として立ち上げたECサイト「シオクリビト」は、オンラインで便利にモノを買える通販でなく、顔の見えるあの人から品物が届くような体温を感じる通販を目指しています。10月7日現在、サイト内では総勢55名の福島の生産者「シオクリビト」たちを紹介、サイト来訪者は、幼少期の思い出や青春時代、趣味や家族の話、日々のルーティンなど、一人当たり20ほどあるエピソードを見ることなしに、商品ページにたどり着けません。商品をご購入いただくと「シオクリビト=仕送り人(しおくりびと)」が独自に詰め合わせた商品セットが小さなオマケとともにお客様のお手元に届きます。
・受賞ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/54339?token=kcbLt1oSWB
・シオクリビト公式サイト:https://shiokuribito.com/
・スマイルズによるプロジェクトアーカイブ:
https://creative.smiles.co.jp/projects/shiokuribito/?category=projects&client=&%20do-fukushima
■スマイルズの関わり方:ブランディング・プロデュース・EC開発・企画・広報
福島県商工会連合会ECサイト事業の企画とサイト制作を請け負いました。余計な背伸びをしたセールストークではなく、生産者の何気ない日常や表情を切り取ることでそこから人柄やつくっているモノの魅力、ひいては福島という地域を感じてもらえるECサイトを目指しました。モノが欲しいから買うのではなく、ヒトを応援したいから買うというEmotional Commerce(情緒的取引)のECです。
■審査委員による評価コメント:
コロナ禍により社会が分断を余儀なくされる中で、「つながり」に着目しサービスを開発したことを評価した。EC販売の市場では商品紹介がメインにならざるを得ないが、生産者について、その人柄が感じられるような取材記事をふんだんにのせ、消費者はその商品のみならず、そこにある物語をともに手にすることができる。人々がつながりを求めてSNSを行うように、商品を購入するという行為から地域とのつながりが生まれ、コミュニティを形成するような動きが生まれれば、新しい地域創生のモデルになりうる。
- <3つのプロジェクトでの受賞に寄せて> — 株式会社スマイルズ CCO野崎亙のコメント
—どれも、”業界らしくはない”が、”それぞれらしい”。
その眼差しに大差があり、物事の本質を捉えるプロジェクトだと思います。
- グッドデザイン賞とは
- 株式会社スマイルズについて
価値のコンサルティング・プロデュースファーム「Smiles: PROJECT & COMPANY」
自分の足下や昨日に置いてけぼりにされた価値を見つけ出し、くっつけて、磨いて、増幅させて、世の中に手渡しする。私たちの強みは、飲食などの自分たちが苦労しながらやっているリアルな実業です。事業開発からデザイン・PR・オペレーションコーディネート・空間デザイン、WEB構築に至るすべての機能を持ち、”N=1”の経験と感性を発意にすることで”なかった価値”を生み出しています。
https://creative.smiles.co.jp/
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