THIRDのAI自動見積査定システム「工事ロイド」、見積書のビッグデータ分析を可能にする新ソリューション「見積明細自動データベース構築機能」を提供開始
発注履歴の一元管理でデータドリブンな工事コストの分析と対策可能に
不動産・建築業界向けのAI開発を手掛ける株式会社THIRD(本社:東京都新宿区、代表取締役:井上惇、以下、当社)は、AI自動見積査定システム「工事ロイド」に、過去の見積データを明細行単位でデータベース化し、ビッグデータ分析を可能にする新機能「見積明細自動データベース構築機能」を追加しました。本機能では、多様な検索条件で過去の見積データを比較分析でき、査定業務の標準化と効率化を実現します。
■新機能「見積明細自動データベース構築機能」について
工事ロイドは、73万以上の型番を網羅し、常に最新の部材の卸値を更新するデータベースをもとに、AIによる機械学習を活用して工事の適正価格を査定するシステムです。今回の機能追加により、実際の工事発注時の見積など、過去の見積データを明細行ごとにデータベース化して、ビッグデータ分析することが可能になりました。
新機能では、物件別、協力会社別、日付、物件所在地、工事項目、キーワード、価格帯など多様な検索条件で過去の見積データを即座に分析できるようになり、属人化しがちな査定業務の標準化や効率化を実現します。
■「見積明細自動データベース構築機能」の開発背景と狙い
従来、工事発注者は過去の見積データを社内の共有フォルダなどで管理していましたが、効果的な検索機能等が備わっていないため、査定時に膨大なデータを参照するのに多くの工数がかかり、査定結果にもバラつきが生じていました。
今回、見積明細自動データベース構築機能によって、過去の見積データを様々な検索条件で効率的に参照、分析できるようになります。今後は、従来のAI自動見積査定機能による最新部材卸値との比較に加え、過去の見積データとの比較分析が可能になり、より精度の高い査定を実現できます。
また、従来のAI自動見積査定では査定範囲が設備工事に限定されていましたが、見積明細自動データベース構築機能によって建築工事など設備工事以外の工事や、一部の労務費に関してもデータが蓄積され、これらの項目に関しても査定ができるようになり、工事ロイドでより広範囲な工事案件の見積査定を行えるようになります。
このような特徴により、査定作業の工数が大幅に削減されるとともに、査定内容の標準化が進み、属人化しがちだった査定業務を効率的に進めることができます。過去の実績データを即座に参照、分析できることで、短時間でより説得力のある査定を行うことが可能となり、業務全体の生産性向上に貢献します。
■AI自動見積査定システム「工事ロイド」とは
AIによる機械学習で工事における適正価格を査定するソフトウェアです。73万以上の型番を網羅したデータベースを持ち、最新の部材の卸値を常に更新しています。このデータベースをもとに、工事の見積もりを1行ずつ解析し、適正価格を査定します。さらに、査定した金額で工事の発注を可能にする工事業者手配の機能も持ち合わせています。
■株式会社THIRDについて
会社名:株式会社THIRD(サード)
設立:2015年10月
所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階
代表取締役:井上 惇
TEL:03-6274-8031
会社概要:
THIRDは、AI技術を強みとして、不動産業界や建築業界向けのDXを提供するスタートアップです。2015年にゼネコン出身の工事現場監督が集まり建築工事のコスト削減コンサルティングを主軸に創業しました。現在は現場監督の知見をAIに置き換え、不動産管理の労働生産性を改善するAI-SaaSソフトウェアの「管理ロイド」や、工事のコスト削減を実現する「工事ロイド」などを提供しています。
また、不動産業界/建設業界向けAIの受託開発を行うAIソリューション事業、並びに建物データを利活用し金融業界や製造業界向けにAIを活用したデータソリューションを提供する事業を展開しています。
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