【シニアインサイトを大解剖】Age-Wellな生き方をデザインする研究所 AgeWellJapan Lab 「Annual Report 2023」を公開
ウェルビーイング領域の先駆者 石川善樹氏と赤木の対談が実現、超高齢社会におけるシニアの Well-being を考える
AgeWellJapan Lab Annual Report 2023
目次
・インタビュー
「Age-Well な生き方をデザインする研究所」の使命
所長 辰巳 裕亮
・考察 Age-Well な生き方を生み出す 3 つの源泉
・Age-Well Designer の誕生 Age-Wellな人生をデザインする
・シニアの傾聴インタビュー
・シニア向け事業者の傾聴インタビュー
・AgeWellJapan Lab の年間活動
・事業者のみなさまからのコメント
・対談
超高齢社会におけるシニアの Well-being を考える
公益財団法人 Well-being for Planet Earth 代表理事 石川 善樹
AgeWellJapan 代表 赤木 円香
日本たばこ産業株式会社のスポンサーにより設立したAgeWellJapan Labでは、ポジティブに歳を重ねる“Age-Well”を探求・発信してまいりました。初年度の研究テーマ「Age-Wellとは何か」に基づいて、本レポートでは、20歳前後のZ世代を中心とした研究メンバーが「Age-Well である」と感じるシニアを対象にインタビューを実施。インタビューで得られた生の声から「Age-Well」な生き方を体現しているシニアの実態を紐解き、加齢による変化をポジティブに捉える意識の持ち方や社会との能動的な関わりの持ち方を明らかにしています。また、Age-Wellな人の共通点を見出し「Age-Well な行動を創る 3 つのドライバー」を考察し、「Age-Well とは何か」 の問いに対するひとつの解釈を示しています。
~「Age-Well な行動」を創る 3 つのドライバー~
※レポートより一部転載
・ポジティブ な自己認識
ひとつめは自己の変化を前向きに捉えるポジティブな「自己認識」である。インタビューを行ったシニアは、共通してその認識が周囲との「対話」によって生まれたと語っていた。自己認識が自己ではなく他者との対話で生まれることは当然のことではあるが、仕事を通したコミュニティのみで生きてきた場合、定年退職後に外部との関係性が希薄化する ことは避けられない。その結果、周囲との傾聴と対話の機会が減り、自己認識が固定的になっていく可能性は高いと思われる。先のシニアたちがその限りではないのは、次項にある未知の体験に、新たなコミュニティへの参画によって挑戦し続けているからである。
・ポジティブな挑戦
ふたつめは過去に自らが生きてきた世界以外に飛び込む未知の体験への「挑戦」である。インタビューを行ったシニアからは、人生の節目において新しい世界に飛び込み、そこで自己に閉じた体験ではなく、新しい他者と関わる「コミュニティへの参画」を選んでいることが見て取れる。
・ポジティブな発見
みっつめはそのような行動を通して、新しい世界観の「発見」に至っている点である。挑戦的な行動自体は一時的なものであり、そのことだけで恒常的な意識や行動の変化が起きているわけではない。むしろそれをきっかけとしてもっと「楽しみたいという欲求」が生まれて新しい世界観に至り、これが更なるポジティブな自己認識を生むという好循環を創 り出している。
また、本レポートでは、 AgeWellJapan の「もっとメイト」事業を通してシニアと直接対面し、日々そのAge-Wellな毎日を支援している Age-Well Designerと、独自のシニア向け事業を展開している事業者、もしくはAgeWellJapan Labの研究を支援する事業者が一堂に介した「第1回 Age-Well会議」でのディスカッション内容にも言及しています。AgeWellJapan以外の事業者を巻き込んだ議論を通して拡散的に発想しながら、Age-Wellな行動を創る3つのドライバーの解像度を高め、捉えきれていない要因を探索することを試行しました。
本年度のテーマ「Age-Wellとは何か」の “Age-Well” という言葉は名詞ではなく動詞、つまり「より良く歳を重ねる行動」を指します。Age-Well会議を経て得られた気づきを加えて「より良く歳を重ねる」ために必要なこととして導かれたことは、「周囲とのポジティブな関係性」という基盤と「3つのドライバー」であるというのが、AgeWellJapan Labの解釈であります(上記Age-Well Design Map ver.2)。
本レポートでは、Age-Wellな生き方を生み出す3つの源泉についての考察に加えて、「もっとメイト」サービスを通じてシニア層に伴走する「Age-Well Designer」へのインタビューや、公益財団法人 Well-being for Planet Earth 代表理事を務める石川 善樹氏と弊社代表赤木との対談を掲載。多角的な視点からシニア層の”インサイト”を探求する内容となっています。
本レポートに関する研究内容の詳細は、AgeWellJapan labのウェブサイトまたは以下リンクより、AgeWellJapan Lab Annual Report 2023をご覧ください。
AgeWellJapan Lab Annual Report 2023
https://share.hsforms.com/1G5KX1NYEREOi8yIb-L8TQQquhz7
AgeWellJapanでは、本レポートで得た洞察を活かし、官庁、自治体、学術・研究機関、様々な事業者と協業し、Age-Well社会の実現に向け、制度構築・サービス提供などに尽力していきます。
<研究パートナー> JT(日本たばこ産業株式会社)様のコメント
昨年、AgeWellJapan Labおよびコミュニティと共に多くのAge-Well活動に取り組みました。この活動を通じて、「ニューノーマルな超高齢社会」への確実な一歩を踏み出せたと感じています。Age-Wellの取り組みは、異世代間の対話と協力を促進し、すべての人が自己の可能性を最大限に発揮できる環境を目指しています。今後も、年齢に関係なく新しい発見や楽しみを追求できる社会を目指し、新たな挑戦を支援し、より豊かで多様な社会の構築に努めてまいります。
株式会社AgeWellJapanについて
「挑戦と発見を通じて、ポジティブに歳を重ねる」というAge-Wellの概念を提唱し、超高齢社会の価値観・文化・制度を変革する企業。「Age-Wellな人生の相棒になる。」をビジョンに掲げ、シニアと若年層の世代間、生活者・研究者・事業者の業界間をつなぐ「サービス」と「場」を生み出す。未来の超高齢社会を研究する「AgeWellJapan Lab」、シニア世代のウェルビーイングを実現する孫世代の相棒サービス「もっとメイト」、多世代コミュニティスペース「モットバ!」などを運営。各サービスのシニア会員データやLabのナレッジを活用し、企業や自治体向けに共同事業開発や市場調査などのアライアンス事業も展開。
・株式会社AgeWellJapan (旧社名:株式会社MIHARU)
・本社所在地: 東京都渋谷区渋谷1丁目15-12 レイドアウト渋谷205号室
・代表: 赤木円香
・事業内容: 孫世代の相棒サービス、多世代コミュニティスペース、企業向けアライアンス事業
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