プルーフポイント、AIエージェント時代のワークスペースにおけるコラボレーションとデータ保護のイノベーションを発表

AIツールやインテリジェントエージェントを活用した新たなソリューションにより、組織はAIの可能性を最大限に引き出し、新たなリスクを低減

プルーフポイント

2025年9月24日(カリフォルニア州サニーベール/テネシー州ナッシュビル:Proofpoint Protect 2025) — サイバーセキュリティとコンプライアンス分野のリーディングカンパニーであるプルーフポイントは、人とAIエージェントが協働する自律型AI(Agentic AI)ワークスペースを保護するための4つの主要イノベーションを発表しました。プルーフポイントの新しいコラボレーションおよびデータセキュリティ機能は、以下の4つの重要課題に対応することで、自律型AIワークスペースの根本的なリスクに対処します:

1.     AIアシスタントを標的型攻撃から保護

2.     人とエージェントによるデータ損失を防ぐための制御の確保

3.     生成AIおよびAIエージェントの行動に対するガバナンスの確立

4.     セキュリティ担当者によるAIエージェント活用によるコラボレーションとデータセキュリティの自動化

デジタルトランスフォーメーションが従来のデジタルワークスペースを生み出したように、AIトランスフォーメーションはAIエージェントが業務に深く組み込まれた「エージェント駆動型(自律型AI)ワークスペース」の到来を告げています。AIエージェントやアシスタントが人と並んで働き、生産性を飛躍的に高める一方で、攻撃対象の拡大という新たな課題ももたらしています。

これらのAIアシスタントやエージェントは、タスクの自動化、情報の分析、人とエージェントとの連携作業を担い、人間のようにクリックし、共有し、行動するよう設計されています。そのため誤誘導や乗っ取り、機密情報の漏えいといったリスクにもさらされます。人とエージェントは、ソーシャルエンジニアリングやプロンプトエンジニアリングなどの攻撃に対して、機密データや認証情報の不正な開示など、同様の脅威に直面しており、より高度な保護が求められています。

プルーフポイントの最高経営責任者、スミット・ダーワン(Sumit Dhawan)は次のように述べています。「自律型AIワークスペースは、既に現実のものとなっており、働き方における最も大きな変化のひとつです。これらの自律型AIワークスペースを保護することは、人を中心としたHuman-Centricセキュリティの次なる進化であり、人だけでなくAIエージェントと、そしてそれらが連携しデータを共有する接点までも守ることを意味します。私たちの使命は、お客様が新たな脅威から確実に守られていると確信できる環境を提供し、安心してAIを導入・活用できるようにすることです」

プルーフポイントが本日発表した4つの新たなイノベーションは、人、エージェント、データが交差するレイヤーを保護し、自律型AIワークスペースの安全性を確保することを目的としています。

● メール経由のAI悪用の検知と防止:自律型AIワークスペースにおける、信頼できる人とエージェントのコラボレーションを実現

攻撃者は、Microsoft CopilotやGoogle GeminiなどのAIアシスタントを操作するため、メールに悪意あるプロンプトを埋め込む手法を多用しています。こうした武器化されたメッセージは、プロンプトインジェクションを用いて、AIツールを誤作動させ、ユーザーに誤情報を提示したり、AIベースの防御を混乱させたり、機密データを流出させる可能性があります。本日プルーフポイントが発表したProofpoint Prime Threat Protectionに搭載された新しい技術は、こうした悪用を受信トレイに到達する前に遮断することで、人とAIエージェントの間のやり取りを安全かつ信頼できるものにします。

● Proofpoint Data Security Complete および Proofpoint AI Data Governance:AI時代に対応した統合型データセキュリティとガバナンス

AIの活用が進む時代において、データは最も急速に拡大するセキュリティリスクの源となっています。プルーフポイントの新しいソリューションである Proofpoint Data Security Complete は、機密データの所在を特定し、正確に分類し、適切にアクセス権限を管理することで、エンドポイント、メール、Web、クラウドなど、あらゆるチャネルにおける人のデータの扱いを可視化・監視します。他の製品と異なり、Proofpoint Data Security Complete は、自律型カスタム分類(Autonomous Custom Classifiers)の検知と分類を活用することで、最小限の人手で高精度かつ動的なデータ分類を実現。さらに、統合データリスクマップを生成し、クロスチャネルのデータリネージ(流通経路)や設定・アクセス・持ち出しに関するリスクを特定。ワンクリックで修復可能な機能も備えています。このソリューションは、DSPM(データセキュリティポスチャ管理)、DLP(情報漏えい対策)、内部脅威管理、データリネージを単一のプラットフォームに統合して提供します。

Proofpoint AI Data Governance は、AIの利用状況を把握し、承認済みおよび未承認のAIツールの使用を可視化。データ持ち出しやプライバシー侵害を防ぐための事前定義ポリシーを適用し、セキュリティチームやコンテンツ所有者が自動化されたワークフローを通じてアクセスを統制できるようにします。

● Proofpoint Secure Agent Gateway: AIエージェントによるデータ流出を防止

自律型AIワークスペースでは、機密情報を扱うのはもはや人だけではありません。組織が構築・導入するAIエージェントも、価値の高いデータや会話にアクセスするため、人と同等の保護が求められます。この課題に対応するため、プルーフポイントは Model Context Protocol(MCP)をベースに設計されたProofpoint Secure Agent Gateway を発表しました。同製品は、以下の機能を通じてAIエージェントの安全な運用を支援します。

o   AIエージェントのデータへのアクセス方法を制御

o   エージェントのアクティビティの監視

o   機密データの利用に関するポリシーを強制適用

o   データが人や他のエージェントと共有される前にブロックまたはマスキング(レダクション)

Proofpoint Secure Agent Gateway は Proofpoint Data Security Complete と連携することで、人とエージェントの双方にまたがるデータを保護するソリューションを提供します。

● Proofpoint Satori™ Agents および Proofpoint Satori™ MCP Access:セキュリティ運用を加速するAIエージェント群

Proofpoint Satori™ Agents はプルーフポイントのソリューション内で動作するエージェントであり、セキュリティチームの業務効率を大幅に向上させます。具体的には以下のようなタスクを行います:

o   情報漏えい対策(DLP)アラートの処理

o   フィッシング訓練の推奨

o   プルーフポイントプラットフォームを利用する企業におけるユーザー申告への対応

Proofpoint Satori Agents を活用することで、セキュリティ運用チームは、時間のかかる反復作業の削減、アラート疲れの軽減、データから得たインサイトの自動アクションを実現し、限られたリソースで多くの成果をあげることが可能になり、セキュリティ運用の効率化と拡張を行うことができます。

さらにProofpoint Satori™ MCP Access により、CrowdStrike Charlotte や Microsoft Copilot などの他のエージェントが Proofpoint Satori Agents を呼び出し、プラットフォームをまたいで連携することができるようになります。これにより、セキュリティ運用のさらなる加速、反復タスクの自動化、セキュリティ成果の向上が可能になります。Proofpoint Satori MCP Access は Model Context Protocol(MCP)を活用しており、プルーフポイントと他のセキュリティソリューションを容易に統合できます。

プルーフポイントの最高戦略責任者、ライアン・カレンバー(Ryan Kalember)は次のように述べています。「自律型AIワークスペースの登場は、サイバーセキュリティの在り方を根本から再構築しています。私たちは、コラボレーションとデータセキュリティを統合することで、AI時代における組織の業務の守り方を再定義しています。プルーフポイントは、組織が自社データの所在を正確に把握し、その性質を理解したうえで、人とエージェントによるデータの取り扱いや利用を安全に管理できるソリューションを提供します。これにより、お客様はAIが組み込まれた最も重要なワークフローにおいても、安心してイノベーションとコラボレーションを推進し、セキュリティを確保しながら規模を拡大することが可能になります」

提供時期

本日発表した新機能は、今後数カ月にわたりプルーフポイントのプラットフォーム全体で順次展開される予定です。

メール経由のAI悪用検知

2025年第4四半期に提供開始

Proofpoint  Data Security Complete

2025年第3四半期より提供開始、以降2四半期にわたり新機能を追加

Proofpoint  Secure Agent Gateway およびProofpoint Satori  Agents

2026年より段階的に提供開始

Proofpoint | プルーフポイントについて 

Proofpoint, Inc.は、人とAIエージェントを中心としたサイバーセキュリティのグローバル リーダーで、メール、クラウド、コラボレーションツールを含む多様なチャネルにおいて、人・データ・AIエージェントの連携を安全に守ります。プルーフポイントは、Fortune 100企業の80社以上、1万社を超える大企業、さらに数百万の中堅中小の組織に信頼されるパートナーとして、脅威の阻止、情報漏えい対策、そして人とAIが協働するワークフロー全体のレジリエンス強化をサポートしています。あらゆる規模の組織がAIを安心して活用しつつ、従業員を保護し、その力を最大限引き出すために必要な、コラボレーションとデータセキュリティのプラットフォームを提供します。

詳細は www.proofpoint.com/jp にてご確認ください。 

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会社概要

URL
https://www.proofpoint.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1丁目8−3 丸の内トラストタワー 本館 5階
電話番号
03-6897-8766
代表者名
茂木 正之
上場
未上場
資本金
-
設立
2005年03月