Box、FedRAMP High認証を取得
機密性の高いデータを扱う政府機関のプロセスにBox AIが使用可能に
インテリジェントコンテンツ管理 (ICM) プラットフォームのリーディングカンパニーであるBox, Inc. (NYSE:BOX) は本日、FedRAMP High認証を取得したことを発表しました。この認証には421を超えるセキュリティコントロールが含まれており、米国政府機関および政府の認定請負業者がBoxのインテリジェントコンテンツ管理プラットフォームを利用して機密性の高いデータを扱えるようになります。Box AIおよびBox HubsもFedRAMP High準拠として今回の発表に含まれており、政府機関およびその請負業者はBoxの安全かつ高度なAIツールやインテリジェントポータルを活用してコンテンツベースのワークフローを自動化できるようになります。
Boxの最高コンプライアンス責任者であるトム・コウルズ(Tom Cowles)は、次のように述べています。
「FedRAMP High認証の取得には、お客様のデータを保護するための最高レベルの基準を満たしていることを示すため、Boxのセキュリティコントロールに関するドキュメントを多数揃えることと、厳格な監査が必要でした。さらに、Boxは管理された非機密情報 (CUI) に関する米国国防総省影響レベル4の認証も取得していることから、政府機関はBoxの製品やサービスを利用することで、コンテンツの安全な管理、職員へのAIエクスペリエンスの提供、インテリジェントなワークフローの推進、旧式のレガシーシステムの置き換えを実施し、市民に不可欠なサービスの提供に集中して取り組めるようになります。」
Carahsoftのクラウドソリューション向けプログラム担当役員であるベサニー・ブラックウェル(Bethany Blackwell)氏は、次のように述べています。
「Carahsoftは、政府機関のお客様に本物の価値を提供する強力なパートナーシップの構築が強みであると自負しています。BoxがFedRAMP Highを取得したことは、セキュリティの取り組みが認められた証です。私たちはBoxのパートナーとして、リセラーパートナーのサポートを得ながらこうした重要な機能を公共機関に提供できることを誇りに感じています。」
本日より利用可能: FedRAMP Highに準拠したAI
Boxは2023年5月にBox AIを発表して以来、業界の最先端で、安全性とコンプライアンス性に優れたAIを提供してきました。Box AIは、MicrosoftのAzure OpenAI Service、AWS Bedrock、AWSのClaude、Google CloudのVertex AIなど、最新の高性能な大規模言語モデルと柔軟かつ安全に統合できます。今後登場するさまざまなモデルにも対応する予定です。
Box AIは基本的な要約機能にとどまらず、コンテンツ管理そのものを変革する能力を備えています。ドキュメント、画像、スプレッドシート、プレゼンテーションなどの非構造化形式のデータを対象に、高度なデータ抽出やQ&Aを実行でき、わずか数秒でインサイトを得ることができます。特に、大量のデータを対象にインテリジェントデータ抽出を実施できることから、手動プロセスや、複雑なセットアップが必要になる従来の高価なデータ処理ツールが不要になります。
Box Hubsは、コンテンツのキュレーション、共有、コラボレーションを安全かつ効率的に実施するために役立ちます。また、Box AIによってコンテンツをシームレスに扱うことが可能です。お客様は、Hub内の全ドキュメントを対象として質問し、簡単に確認できる引用情報とともに精度が高い回答をすぐに得ることができます。
さらに、開発者は、Box AI APIを利用して、データ抽出などのAIを活用した処理をカスタムアプリケーションで実装できます。これにより、市民向けポータルのシームレスなユーザーエクスペリエンスを強化し、ポータル内でのコンテンツの処理を自動化できます。
FedRAMP High認証の取得
Boxは、米国退役軍人省が実施した包括的かつ綿密な審査を受けた後、FedRAMPによる厳格なセキュリティ評価プロセスを経て、FedRAMP High運用期間(ATO) 認定を取得しました。この広範な審査は、個人を特定できる情報 (PII)、機密性の高い診断記録、財務データ、法執行データなどの「管理された非機密情報」を含む、政府機関の機密データを扱うために必要な厳しいセキュリティ要件およびコンプライアンス要件を、Boxが達成していることを確認するために行われました。今回の認定によって、Boxがお客様に最高レベルのセキュリティを提供するために続けてきた取り組みが実証されました。
さらにBoxは、Salesforce + Agentforce、Microsoft GCC High、ServiceNow + Now Assist、Oktaなどの他のFedRAMP High対応プラットフォームとシームレスに統合することができます。政府機関はこの統合機能を利用して中断なくワークフローを維持でき、セキュリティとコンプライアンスが確保された環境の中で、業務に必要なツールを利用できます。信頼できる他のプラットフォームとBoxをシームレスに接続することで、複数の政府機関を横断してオペレーションの効率化、生産性の改善、コラボレーションの強化を進めることが可能です。
IDCで企業コンテンツおよびナレッジ管理の戦略のシニアリサーチマネージャを務めるエイミー・マチャド(Amy Machado)氏は、次のように述べています。
「連邦政府機関にとってコンテンツセキュリティは最優先事項ですから、セキュリティ脅威が蔓延している今日の状況では、ベンダーが連邦政府データの安全性を確保するために最高レベルのセキュリティ基準を満たすことがかつてないほど重要になっています。Boxが今回の認証を得たことで、連邦政府の最高機密データと非機密データを扱う政府機関は、Boxのインテリジェントコンテンツ管理プラットフォームを利用して業務プロセスを効率化し、職員のコラボレーションを促進して、最も重要な情報を保護できるようになります。」
価格と提供時期
現在、Boxは司法省、海軍省、連邦準備制度、NASA、米国農務省森林局、米国国際貿易委員会など、米国のさまざまな政府機関を対象とするModerate ATOを保持しています。Boxはこうしたパートナーシップを通じて、政府機関による公共安全の強化、事業の成長、社会の差し迫った重要課題の解決に貢献しています。Boxのインテリジェントコンテンツ管理プラットフォームは、法執行、緊急サービス、金融、医療といった領域の公共機関のお客様に活用されています。
FedRAMP Highは現在、Enterprise PlusプランおよびEnterprise Advancedプランのお客様が利用可能です。
BoxのFedRAMP High認証や最新のイノベーションの詳細については、Boxのブログ記事およびhttps://www.box.com/fedramp をご参照ください。
*本プレスリリースは、米国カリフォルニア州で現地時間2025年3月27日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
Box について
Box (NYSE: BOX)はインテリジェントコンテンツ管理(ICM)プラットフォームのリーディングカンパニーです。Boxのプラットフォームは、企業のコラボレーション促進や、コンテンツのライフサイクル全体の管理、重要なコンテンツの保護、そしてエンタープライズAIによるビジネスワークフローの変革を実現することを目指しています。2005年に米国で設立され、アストラゼネカ、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約20,000社および日経225の77%の企業の業務効率化を支援しています。
Boxは、カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。また、Box.orgでは、非営利団体のミッション実現を支援するために多様な活動を行っています。
株式会社 Box Japan は2013年に設立された日本法人です。日本国内の情報については、下記のサイト「Box Square」で随時更新しています。
https://www.boxsquare.jp/
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