ノボ ノルディスク ファーマ、血友病患者さん、およびそのご家族・ご関係者のためのオンラインイベント、Changing Haemophilia®運動企画 『冬こそ自宅でワークアウト!』を開催
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 (代表取締役社長:オーレ ムルスコウ ベック、本社:東京都千代田区) は、本年12月13日 (日) に、血友病患者さん、およびそのご家族・ご関係者のためのYouTube Liveを使ったオンラインイベント、 Changing Haemophilia® (チェンジングヘモフィリア) 運動企画『冬こそ自宅でワークアウト!』を開催することをお知らせします。
本企画は、毎年、4月17日の「世界血友病デー」に合わせて対面形式で行われていますが、本年は新型コロナウイルス感染症の影響により延期され、このたびオンライン形式で開催する運びとなりました。
血友病とは、生涯にわたる先天的な出血性疾患であり、日本には5,410人の血友病A患者さん、1,186人の血友病B患者さんがいます(1)。血友病患者さんは、出血を抑制するために血中に自然に分泌されるタンパク質である血液凝固因子を十分に保有していないため、止血するまでに時間がかかります。血友病の特徴的な症状の1つに、血友病性関節症があり、血友病患者さんの多くが経験します。関節の出血をくり返すと、関節内部の炎症は慢性化し、関節をなめらかにして動きやすくしている「滑膜」が増殖して血友病性関節症を引き起こし、より出血しやすい状態になります。この状態が長引くと関節は破壊され、変形して関節が硬くなって曲げ伸ばしができなくなり、日常生活が困難になることもあります。そのため、血友病の治療では、関節内出血を起こさないように凝固因子製剤の定期補充療法などで出血予防を行うことが重要です。しっかりと補充療法をしていれば、運動も可能です。適切な運動は、筋肉が強化され、体のバランスを整えることで関節が守られ、関節を出血から守ることにつながります。ただし、関節の症状が悪くなることもあるため、主治医と相談して行うことが大切です。
本企画では、東京医科大学病院 臨床検査医学科 教授 天野景裕 先生の司会のもと、札幌徳洲会病院 血友病センター 副血友病センター長 金田眞 先生と東京大学医科学研究所附属病院 関節外科 診療科長 竹谷英之 先生から、筋肉についての解説や、なぜ筋肉を鍛えると良いのか、その筋肉はどこの関節を支えるのか、筋肉の強化により出血予防ができることなどをご説明いただきます。さらに、筋肉と関節の構造を理解した後、ゲストにお笑い芸人でボディビルダーでもある、なかやまきんに君さんを迎え、トレーナーの丸山典子さんの指導によるワークアウトで、筋肉の鍛え方を解説いただき、バランス改善の効果を実感していただきます。
当社は本企画を通じて、血友病患者さんに運動する際の注意点、ならびに関節を健全に保つことがいかに大切かを知っていただき、血友病患者さんのQOL (Quality of Life) 向上の一助となることを願っております。
Changing Haemophilia®運動企画 『冬こそ自宅でワークアウト!』概要
■開催日時: 2020年12月13日 (日) 13:30~15:10
■開催方式: YouTube Liveを使ったオンライン形式 (URL: https://youtu.be/fhI7IvMCo3g)
■参加対象: 血友病患者さん、およびそのご家族・ご関係者 (※但し、YouTube Liveでのオンライン開催のためどなたでもご参加いただけます。)
■プログラム:
総合司会: 東京医科大学病院 臨床検査医学科 教授 天野景裕先生
【講演1】 マラソン・筋肉の解説
テーマ:血友病患者さんが走る、早く歩くなどの際に必要な筋肉や注意点について
札幌徳洲会病院 血友病センター 副血友病センター長 金田眞 先生
【講演2】 整形外科的な解説
テーマ:血友病性関節症の基礎と筋肉の強化による予防について
東京大学医科学研究所附属病院 関節外科 診療科長 竹谷英之 先生
【ワークアウト】 筋肉の効果的な鍛え方
トレーナー: 丸山典子さん、ゲスト: なかやまきんに君さん
視聴者がQRコードを読み込み、選択式のアンケートやクイズに答えたり、ワークアウト前後で姿勢の変化などの写真投稿ができます。
※運動への参加に関しては主治医の先生と相談して行ってください。
企画の詳細はウェブサイトをご確認ください。(https://www.novonordisk.co.jp/sustainable/society/haemophilia.html)
血友病について
出血が止まる仕組みは、「一次止血」と「二次止血」に区別できます。このうち、二次止血には 12 種類の血液凝固因子が 関わっていますが、これらの血液凝固因子は一つでも働きが弱いと、血液の凝固反応を進めるために時間がかかったり、 しっかりしたフィブリン血栓ができなくなったりします。
血友病は、血液凝固因子のうち VIII 因子、IX 因子の欠損ないし活性低下による遺伝性の血液凝固異常症です。第 VIII 因子の欠損あるいは活性低下によるものが血友病 A、第 IX 因子の欠損あるいは活性低下によるものが血友病 B です。
詳細は血友病患者さんとご家族のサイト「clubhaemophilia」 (www.clubhaemophilia.jp) をご確認ください。
世界血友病デーについて
世界血友病デー (4月17日) は、血友病を含む出血性疾患を啓発することを目的として、世界血友病連盟 (World Federation of Hemophilia) の創設者である故フランク シュナーベル氏の誕生日に由来し、1989年に制定されました。毎年、世界血友病デーには、世界中でさまざまな催しが行われ、建物が赤くライトアップされたり、患者さんや関係者が赤い服を着てイベントに参加したりしています。
ノボ ノルディスクについて
ノボ ノルディスクは、1923年創立のデンマークを本拠とする世界有数のヘルスケア企業です。私たちのパーパスは、変革を推進し、糖尿病および肥満症、血液系希少疾患、内分泌系希少疾患などのその他の深刻な慢性疾患を克服することです。その目的達成に向け、科学的革新を見出し、医薬品へのアクセスを拡大するとともに、病気の予防ならびに最終的には根治を目指して取り組んでいます。ノボ ノルディスクは現在80カ国に約4万3,500人の社員を擁し、製品は約170カ国で販売されています。日本法人のノボ ノルディスク ファーマ株式会社は1980年に設立されました。詳細はウェブサイトをご覧ください。(www.novonordisk.co.jp)
本企画は、毎年、4月17日の「世界血友病デー」に合わせて対面形式で行われていますが、本年は新型コロナウイルス感染症の影響により延期され、このたびオンライン形式で開催する運びとなりました。
血友病とは、生涯にわたる先天的な出血性疾患であり、日本には5,410人の血友病A患者さん、1,186人の血友病B患者さんがいます(1)。血友病患者さんは、出血を抑制するために血中に自然に分泌されるタンパク質である血液凝固因子を十分に保有していないため、止血するまでに時間がかかります。血友病の特徴的な症状の1つに、血友病性関節症があり、血友病患者さんの多くが経験します。関節の出血をくり返すと、関節内部の炎症は慢性化し、関節をなめらかにして動きやすくしている「滑膜」が増殖して血友病性関節症を引き起こし、より出血しやすい状態になります。この状態が長引くと関節は破壊され、変形して関節が硬くなって曲げ伸ばしができなくなり、日常生活が困難になることもあります。そのため、血友病の治療では、関節内出血を起こさないように凝固因子製剤の定期補充療法などで出血予防を行うことが重要です。しっかりと補充療法をしていれば、運動も可能です。適切な運動は、筋肉が強化され、体のバランスを整えることで関節が守られ、関節を出血から守ることにつながります。ただし、関節の症状が悪くなることもあるため、主治医と相談して行うことが大切です。
本企画では、東京医科大学病院 臨床検査医学科 教授 天野景裕 先生の司会のもと、札幌徳洲会病院 血友病センター 副血友病センター長 金田眞 先生と東京大学医科学研究所附属病院 関節外科 診療科長 竹谷英之 先生から、筋肉についての解説や、なぜ筋肉を鍛えると良いのか、その筋肉はどこの関節を支えるのか、筋肉の強化により出血予防ができることなどをご説明いただきます。さらに、筋肉と関節の構造を理解した後、ゲストにお笑い芸人でボディビルダーでもある、なかやまきんに君さんを迎え、トレーナーの丸山典子さんの指導によるワークアウトで、筋肉の鍛え方を解説いただき、バランス改善の効果を実感していただきます。
当社は本企画を通じて、血友病患者さんに運動する際の注意点、ならびに関節を健全に保つことがいかに大切かを知っていただき、血友病患者さんのQOL (Quality of Life) 向上の一助となることを願っております。
Changing Haemophilia®運動企画 『冬こそ自宅でワークアウト!』概要
■開催日時: 2020年12月13日 (日) 13:30~15:10
■開催方式: YouTube Liveを使ったオンライン形式 (URL: https://youtu.be/fhI7IvMCo3g)
■参加対象: 血友病患者さん、およびそのご家族・ご関係者 (※但し、YouTube Liveでのオンライン開催のためどなたでもご参加いただけます。)
■プログラム:
総合司会: 東京医科大学病院 臨床検査医学科 教授 天野景裕先生
【講演1】 マラソン・筋肉の解説
テーマ:血友病患者さんが走る、早く歩くなどの際に必要な筋肉や注意点について
札幌徳洲会病院 血友病センター 副血友病センター長 金田眞 先生
【講演2】 整形外科的な解説
テーマ:血友病性関節症の基礎と筋肉の強化による予防について
東京大学医科学研究所附属病院 関節外科 診療科長 竹谷英之 先生
【ワークアウト】 筋肉の効果的な鍛え方
トレーナー: 丸山典子さん、ゲスト: なかやまきんに君さん
【解説および感想】
視聴者がQRコードを読み込み、選択式のアンケートやクイズに答えたり、ワークアウト前後で姿勢の変化などの写真投稿ができます。
※運動への参加に関しては主治医の先生と相談して行ってください。
企画の詳細はウェブサイトをご確認ください。(https://www.novonordisk.co.jp/sustainable/society/haemophilia.html)
出典
(1) 公益財団法人エイズ予防財団. 厚生労働省委託事業令和元年度血液異常症全国調査. Accessed in October 2020. https://api-net.jfap.or.jp/image/data/blood/r01_research/r01_research.pdf血友病について
出血が止まる仕組みは、「一次止血」と「二次止血」に区別できます。このうち、二次止血には 12 種類の血液凝固因子が 関わっていますが、これらの血液凝固因子は一つでも働きが弱いと、血液の凝固反応を進めるために時間がかかったり、 しっかりしたフィブリン血栓ができなくなったりします。
血友病は、血液凝固因子のうち VIII 因子、IX 因子の欠損ないし活性低下による遺伝性の血液凝固異常症です。第 VIII 因子の欠損あるいは活性低下によるものが血友病 A、第 IX 因子の欠損あるいは活性低下によるものが血友病 B です。
詳細は血友病患者さんとご家族のサイト「clubhaemophilia」 (www.clubhaemophilia.jp) をご確認ください。
世界血友病デーについて
世界血友病デー (4月17日) は、血友病を含む出血性疾患を啓発することを目的として、世界血友病連盟 (World Federation of Hemophilia) の創設者である故フランク シュナーベル氏の誕生日に由来し、1989年に制定されました。毎年、世界血友病デーには、世界中でさまざまな催しが行われ、建物が赤くライトアップされたり、患者さんや関係者が赤い服を着てイベントに参加したりしています。
ノボ ノルディスクについて
ノボ ノルディスクは、1923年創立のデンマークを本拠とする世界有数のヘルスケア企業です。私たちのパーパスは、変革を推進し、糖尿病および肥満症、血液系希少疾患、内分泌系希少疾患などのその他の深刻な慢性疾患を克服することです。その目的達成に向け、科学的革新を見出し、医薬品へのアクセスを拡大するとともに、病気の予防ならびに最終的には根治を目指して取り組んでいます。ノボ ノルディスクは現在80カ国に約4万3,500人の社員を擁し、製品は約170カ国で販売されています。日本法人のノボ ノルディスク ファーマ株式会社は1980年に設立されました。詳細はウェブサイトをご覧ください。(www.novonordisk.co.jp)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像