AIを活用した動画学習の視聴・習得への影響を調査 〜AIで生成した講師動画に対し「6割は自然」と回答。受講状況に大きな影響はなし〜
ドコモgaccoとデータグリッドのAI動画作成サービスの受講者影響をデータミックスが調査
ビッグデータ、人工知能、機械学習に関する研修・コンサルティング事業を運営する株式会社データミックス(本社:東京都千代田区、代表取締役:堅田 洋資、以下 データミックス)は、株式会社ドコモgacco(東京都港区、代表取締役社長 佐々木 基弘、以下「ドコモgacco」)、株式会社データグリッド(京都府京都市、代表取締役CEO 岡田 侑貴、以下データグリッド)の3社において、ドコモgaccoが無料オンライン講座プラットフォーム「gacco®(ガッコ)」で提供するAIを活用した学習向け動画コンテンツを活用し、AIで生成した講師動画の視聴者への影響を調査しました。
【サマリー】
●AIで生成した講師動画と人間による講師動画の受講状況に大きな差はなかった。
●受講者による動画視聴後テストの正答率もAIと人間の動画では大きな差はなかった。
●AIで生成された音声・動画について、受講者の約6割が自然だと感じた。
【gacco 公式ページ】 https://gacco.org/
【サマリー】
●AIで生成した講師動画と人間による講師動画の受講状況に大きな差はなかった。
●受講者による動画視聴後テストの正答率もAIと人間の動画では大きな差はなかった。
●AIで生成された音声・動画について、受講者の約6割が自然だと感じた。
【gacco 公式ページ】 https://gacco.org/
■調査内容
調査方法:動画視聴状況のモニタリングおよびアンケート調査対象:20代から50代の男女73名※1
調査期間:2022年2月28日(月)10時~2022年3月6日(日)
調査機関:データミックス
年齢の平均と標準偏差が近しい値になるようランダムに(i) AIで生成した講師動画※2(以下、AI動画)を視聴するグループ(ii) 人間による講師動画(以下、リアル動画)を視聴するグループの2つのグループに分け、それぞれにドコモgaccoが提供するコース「ビジネスマナー」と「異文化コミュニケーション」の動画を視聴していただき、受講結果を比較・分析しました。
※1調査の計画段階では、下記の想定で進め調査対象者を集めました。
・今回の分析では、同一コースにおいてAI動画とリアル動画を比較するためにスチューデントのt検定を実施。
・同一コースで同じテストを行うため等分散を仮定。
・その際に、以下の条件下で必要なサンプル数を算出し、調査対象人数を決定。
有意水準:5%、検出力:80%、効果量:0.77(2群の差:0.1/標準偏差:0.13)
取得後、テストの受講者の人数と実際の標準偏差を考慮し以下の条件で検定を行なった。
・有意水準:5%、検出力:80%、効果量:0.72(2群の差:0.16/標準偏差:0.22)
※2 AIを活用した動画作成について
https://gacco.co.jp/news/release/news_20210312.html
■AIで生成した講師動画と人間による講師動画の受講状況に大きな差はなかった
AI動画、リアル動画の両方において、動画が進むにつれて視聴完了ユーザーの割合が低下する傾向にありますが、AI動画、リアル動画を比較すると、AI動画の方が視聴完了ユーザーの割合が高い場合もあることがわかりました。
「ビジネスマナー」コース視聴時にスキップした回数が0回の割合(枠で囲ってある部分)
縦軸はスキップした人数の割合、横軸はスキップした回数を表しています。
また、動画をスキップ(seek)した回数をヒストグラムにし、割合を確認しました。 「ビジネスマナー」「異文化コミュニケーション」どちらの動画でも、AI動画とリアル動画を比較すると、AI動画の方がスキップ(seek)した回数が0回の割合が高く、スキップ(seek)せずに視聴していることがわかります。
■視聴後のテストの正答率はAI動画、リアル動画で大きな差はなかった
各動画の課題提出者を対象に、平均値と標準偏差を計算したところ、「ビジネスマナー」においてわずかにリアル動画を視聴したグループの方が高かったものの、大きな差はないことがわかりました。
■AIで生成された動画は6割の方が自然だと感じた
学習後に行ったアンケートで、AI動画を視聴したグループのうち6割が「とても自然」「まあ自然」と回答しました。
■今後の展望
データミックスでは、創業当初からデータ分析のコンサルティング事業を行っております。データ分析コンサルティングの内容は、AI・機械学習といったデータサイエンス領域である「アルゴリズム開発」「データ分析による意思決定支援」、研修と掛け合わせた「データ分析チームの立ち上げ支援」、デジタル化による業務効率化・新規デジタルビジネスの創出といったDX領域である「業務効率化支援」「新規デジタルビジネスの創出支援」等幅広く、クライアントを支援しております。
データミックスのデータ分析コンサルティングでは、クライアントと新しい価値を『共創』できるように、クライアントのベストを目指しながらデータサイエンスとテクノロジーの最先端を追求してまいります。
■株式会社データミックスとは
データミックスは、個人向けにデータサイエンティストをはじめとするデータ利活用人材を育成するスクール事業、法人向けに事業戦略を踏まえたデータ人材の計画・育成・採用、そしてアセスメントまでをワンストップで支援する研修事業、データサイエンスによるビジネス課題解決を支援するコンサルティング事業を展開。
社名 :株式会社データミックス
事業概要:データサイエンス領域における教育プログラム企画・開発・運営、法人向け研修プログラムの提供、
データサイエンス人材の人材紹介事業、教育・研修現場の課題に対するソリューションシステムの企画・開発、データ・AI活用やデジタルビジネスのコンサルティングなど
設立 :2017年2月
所在地 :東京都千代田区神田神保町2-44第2石坂ビル2F
代表者 :代表取締役社長 堅田洋資
URL :https://datamix.co.jp
■株式会社ドコモgacco
社名 :株式会社ドコモgacco
事業概要:無料で学べる大学講座「gacco®」の運営・法人向けeラーニングサービス「gacco for Biz」の提供
設立 :2009年9月18日
所在地 :東京都港区南麻布1丁目6番地15号
代表者 :佐々木 基弘
URL :https://gacco.co.jp/
■株式会社データグリッド
「すべてのデータに、命を与える。」をミッションに掲げ、AIにより合成・生成された動画像や音声といったデジタルデータ(=シンセティックデータ)の産業活用を進めています。
社名 :株式会社データグリッド
事業概要:シンセティックAIを活用したソリューションの共同開発及びAIプロダクトの提供
設立 :2017年7月5日
所在地 :京都府京都市左京区吉田本町36番地1 京都大学国際科学イノベーション棟
代表者 :岡田 侑貴
URL :https://datagrid.co.jp/
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