元金融庁長官 遠藤俊英氏、弁護士 増島雅和氏、マネーフォワードCoPA 瀧俊雄氏がアドバイザリーボードに就任
2020年1月、当社は規制のサンドボックス制度を活用した日本初のP2P保険「わりかん がん保険」という新たな風を業界に送り込みました。保険の価値を再定義し、保険の原点である「助け合い」を現代に蘇らせる挑戦をスタートしたのです。
奇しくも時を同じくして社会が大きく動くこととなり、多くの方が「助け合い」をこれまで以上に実感し、想像を遥かに超えるスピードで「助け合い」が日常のなかで広がっていきました。当社はそれを「顔は知らないけれどともに生きる誰か」と分かち合えるよう、テクノロジーの力でさらに広げていきたいと思っています。
新たな生活への大きなシフトチェンジの最中、「助けられ、助ける喜び」を広げていく時を逃すべきではないと強く感じています。当社が革命に立ち向かう時が来ました。
そこに、強力な3名のブレインを迎えられたことは必然です。当社の挑戦は第二のステージに入ります。
【アドバイザリーボードのご紹介】
元金融庁長官 遠藤俊英氏
東京大学法学部卒業後、大蔵省入省。国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局審議役を務め金融庁監督局審議官としてバーゼル基準などに携わった後、金融庁検査局長、監督局長を歴任。2018年より金融庁長官に着任。2020年退任。金融行政の第一線で活躍。
森・濱田松本法律事務所パートナー 増島雅和氏
東京大学法学部卒業、コロンビア大学ロースクール修了。金融庁監督局保険課及び同局銀行第一課に課長補佐として出向するなど、金融分野における豊富な知識を持つ。リスクマネー供給とオープンイノベーションの取組み支援を通じ、エコシステム型ビジネスモデル普及のための法制度・実務インフラの確立を目指す。
マネーフォワード執行役員CoPA 瀧俊雄氏
慶應義塾大学経済学部卒業後、野村證券株式会社入社。家計行動、年金制度、金融機関ビジネスモデル等の研究業務に従事後、スタンフォード大学MBA、野村ホールディングス株式会社の企画部門を経て、2012年より株式会社マネーフォワードの設立に参画。Fintech研究所長。
【アドバイザリーボードのみなさまからのコメント】
アドバイザリーボードのみなさまの就任にあたり、JIC・JICTが目指す保険の未来に関するホワイトペーパー『ITを中心とした保険の方向性を指し示すロードマップ』へのコメントをいただきました。
(ホワイトペーパーダウンロードURL:https://justincase.jp/whitepaper)
元金融庁長官 遠藤俊英氏コメント
「テクノロジーの進化によるInsurTechの動きについて、多くの保険会社は、頭では何となくわかっても、体がついていっていないのが現状ではないでしょうか。このホワイトペーパーは、そうした我が国保険業界に対する、きわめて有益かつ刺激的な内容のガイダンスだと思います。アドバイザリーボードの議論に参加し、ホワイトペーパーを踏まえたjustInCaseのチャレンジを応援していくことが、我が国保険業の発展に資するものと信じています。」
森・濱田松本法律事務所パートナー 増島雅和氏コメント
「日本では、保険は基礎書類レベルではモジュール構成されているものの、ITシステムのレベルでは販売される商品単位で構築されているため、柔軟な組み換えや顧客ドリブンの個別設計の要求に対応しにくい面があるように思います。「保険商品」という保険会社の売り物を、基礎書類という契約システムとITシステムを組み合わせた複合システムと捉え、これを様々なニーズに柔軟に応えスケーラブルに展開するためのアーキテクチャを設計するという発想でリデザインすることができれば、大きな競合優位性を獲得することは間違いないだろうと思います。伝統的な保険会社は、基礎書類もITシステムも大きなレガシーを抱え、特に前者には監督上の一物二価規制に縛られるなか、あるべき姿を追求することは現実にはたやすいものではありませんが、規制もシステムも人工物であるという点では同じで物理法則による制約ではない以上、意志さえあれば人の手によって変えていくことが可能です。スタートアップ企業なのか伝統的な保険会社なのか、官なのか民なのかに関係なく、志のある皆さんが、日本の保険の未来をたぐり寄せる主役です。世界に冠たる日本の保険業を次世代につなぎ、世界に良い影響を与えることができるよう、楽しく汗をかいてまいりましょう!」
マネーフォワードCoPA 瀧俊雄氏コメント
「VUCAと呼ばれる時代にあって、生活者のさらされるリスクや不確実性が変容する中、保険会社における新しい商品の提供と、それを可能とする技術の発展は重要な課題と考えています。しかしながら、規模が求められ、多重に制約を抱える業であるがゆえに、その変化は容易ならざることもまた、よく知られるところです。
本ホワイトペーパーから示唆される、イノベーションの在り方やインフラの再構築の考え方は、保険産業が自ら身軽な変容を遂げていくためにも重要なものです。Z世代をはじめとする未来の顧客基盤が必要とする商品が、遅すぎない近未来に生まれていくためにも、アドバイザーとして、その動きを促進していければと考えています。」
【代表取締役 畑加寿也のコメント】
「今回、当社のアドバイザリーボードに3名の有識者の方々をお迎えすることができ、大変心強く感じております。未来を見据えた保険行政・規制のあり方、InsurTechの未来、そしてFintechの進化全体に沿ったInsurTechのあり方など、皆様と有意義な議論を重ねられるのが楽しみです。ホワイトペーパーにも記載の通り、多くの業界と同じく保険業界もITにより大きく変容を遂げようとしています。保険事業でも保険SaaS事業でも、これまで通りファーストペンギンとして様々な挑戦を進めます。これはアドバイザリーボードや当社の役職員のみでは成し遂げることは困難である一方、変革の必要性は多くの方が感じているところと確信しています。当社だけでは成し遂げられないような大きな変革を当社を取り巻く全ての方々と一緒に進めていきたいと考えています。」
【革命に挑む仲間を探しています】
当社のビジョンを共に成し遂げる未来の仲間に向け、オンラインイベントを開催いたします。当社の目指す世界やカルチャーなどはもちろん、スタートアップで働く不安や疑問を解決するヒントになる内容をご用意しています。
▼第1回:スタートアップのリアルを覗く!転職とファイナンシャルプランニングぶっちゃけ編
日時:2021/11/4(木)19:30~20:30
詳細ページ:https://blog.justincase.jp/startup-talk-20211104/
▼第2回:スタートアップのリアルを覗く!どうしてる!?現パパママ、未来のパパママのはたらき方編
日時:2021/11/9(火)12:30~13:30
詳細ページ: https://blog.justincase.jp/startup-talk-20211109/
※Photo Credit: Michael Holmes for justInCase
【会社概要】
会社名:株式会社justInCase
設立:2016年12月
少額短期保険業開業:2018年7月
代表者:代表取締役社長 畑 加寿也
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル702
事業内容:少額短期保険業者
「助けられ、助ける喜びを、すべての人へ。」というビジョンを掲げ、テクノロジーで保険業を変革することを目指し、インシュアテック事業を展開。今までに存在しなかった保険商品をこれまでとは異なる販売方法で世に広め、これまでにない価値を提供する事で人々の生活をよりよく変えていきます。
https://justincase.jp/
株式会社justInCaseTechnologies
2019年、justInCaseTechnologiesは少額短期保険会社justInCaseへのシステム提供を開始しました。justInCaseは1年間で5つのデジタル完結型保険を世に送り出しています。また、同時に他社ポイントとクレカの併用決済を実現するなど、保険会社のデジタル領域でのチャレンジをシステム面で支えてきました。一方で、保険ビジネス全体においても、お客様接点のデジタル化はもちろん、保険事務の自動化・効率化のDXのニーズが高まっている背景があります。そこで、保険実務の専門家であるjustInCaseTechnologiesが黒子となり、これまでに蓄積したノウハウ、デジタル完結型保険を一気通貫で提供してきた経験やシステム設計を形にしたSaaS型保険システム「joinsure(ジョインシュア)」を開発、提供しています。
https://justincase.jp/joinsure
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