女性の月経周期によるカロリー消費をフル活用した“医学的ダイエット”が効果

〜体温約0.5℃上昇、消費カロリー約9％増を活かし、無駄なく効率的に痩せる〜

夏本番を前に「短期集中ダイエット」への関心が高まる中、全国で医学的なトレーニングジムを展開する株式会社Dr.トレーニング（本社：東京都渋谷区、代表取締役：山口元紀）では、女性の月経周期に基づいた“医学的ダイエット”が効果を発揮しています。

「同じ食事、同じ運動をしているのに、なぜかこの時期だけまったく痩せない」。

そんな女性たちの声にならない違和感が、近年SNSを中心に広がっています。中には「生理前になると甘いものが止まらない」「むくみがひどい」「やる気が出ない」といった不調を、自身の意思の弱さと誤認し、過度な制限に走ってしまう方も少なくありません。

この背景には、月経周期に応じて変化するホルモンの働きがあります。女性の身体には、およそ1カ月の間に「卵胞期」「排卵期」「黄体期」「月経期」という4つのフェーズが存在し、とくに黄体期（生理前の約10日間）には、卵胞期と比べて基礎体温が0.3〜0.5℃上昇し、1日あたりの消費カロリーが40〜120kcal増加するとされています[1.2] 。

“医学的ダイエット”では、まず月経周期の把握から始めます。毎朝起床直後に体温を記録することで、体温がやや高く安定する「黄体期」を特定できます。この期間は糖質や脂質の制限を行わず、むしろ1日あたり200〜300kcal程度多めに摂取します。これにより、代謝の波に合わせたエネルギー効率のよい身体を目指すことができます。

また、運動面では黄体期に高強度のトレーニングを避け、ピラティスをベースとした呼吸法や骨盤調整など、身体を整えるメニューを中心に実施します。そして、体温が下がり始める生理後〜排卵期は、筋力トレーニングや有酸素運動により“鍛える”タイミングとなります。「痩せるためにがんばる日」と「整えることを優先する日」を月単位で使い分ける。これが、“医学的ダイエット”の基本設計です。

株式会社Dr.トレーニングではこうした医学的知見に基づき、ピラティスをベースとした身体を整えるメニューと、筋力トレーニングや有酸素運動による鍛えるメニューを、女性の月経周期に応じて提供しています。

単なるボディメイクにとどまらず、女性の身体が本来持つリズムや変化に寄り添いながら、生涯を通じて健やかに動ける身体づくりをサポートしてまいります。そして、すべての女性が“無理なく、自分らしく整えられる”社会の実現に貢献していくことを目指しています。

参考文献：

[1] Écochard, René, et al. "Descriptive analysis of the relationship between progesterone and basal body temperature across the menstrual cycle." Steroids 178 (2022): 108964.

[2] Löfberg, Ida E., et al. "Resting energy expenditure, metabolic and sex hormones in two phases of the menstrual and hormonal contraceptive cycles." Medicine and Science in Sports and Exercise (2024).

■株式会社Dr.トレーニング　代表取締役　山口元紀

アメリカ大学院で準医療資格ATCを取得し、メジャーリーグでトレーナー経験を積む。帰国後は日本のプロアスリートや芸能人のパーソナルトレーニングを担当。海外遠征（スペインやアメリカのトップチーム）も毎年行っている。現在は、経営者とトレーナーの観点を組み合わせ、専門的なコンサルティングや医療関係の専門的な講演会も毎月行っている。

【活動内容】

ミスコン公式トレーナー歴任／Dr.ストレッチ 技術監修／海外研修、プロスポーツチーム帯同

【職歴（インターン含む）】

ボストンレッドソックス／タンパベイレイズ／カンザスシティーロイヤルズ