野村総合研究所とNRIセキュア、サプライチェーンマネジメント領域のコンサルティングサービスを共同で強化
~ 安全・安心なデジタルサプライチェーンの構築に向けた、戦略立案と実行を支援 ~
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:此本 臣吾、以下「NRI」)とNRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柿木 彰、以下「NRIセキュア」)は、両社の特色や強みを活かしてサプライチェーンマネジメント(SCM)領域のコンサルティングサービスを強化します。
具体的には、SCMにおける戦略立案から計画立案、プロセス改革、さらには現場改革まで、幅広く手掛けるNRIの経営コンサルティング[1]と、NRIセキュアが本日より提供を開始する「サプライチェーン・セキュリティコンサルティング」の2つのコンサルティングサービスを組み合わせ、主に製造や流通、小売業向けに、より高度で効率的かつ安全なデジタルサプライチェーン[2]の戦略立案と施策の実行を支援していきます。
■SCM領域のコンサルティングを強化する背景
多様化・複雑化する市場において、安全で最適化されたデジタルサプライチェーンを構築するには、データアナリティクスやセンシング技術[3]を用いて収集した情報を活用した、高度な戦略オプション[4]の策定が必要です。さらに、本社とグループ会社・取引先をつなぐサプライチェーン・ネットワーク上の弱点を突くサイバー攻撃が急増していることから、サプライチェーン戦略ではコスト管理やサービスレベルの維持・向上だけでなく、サイバー攻撃に起因する供給停止や情報漏洩などへの備えも求められるようになっています。
国内外で、サプライチェーン全体のセキュリティ確保に関するガイドラインも発行されるなど、各企業にとってSCMの視点からセキュリティガバナンスを強化していく必要性は高まる一方です。
■強化するサービス内容
これらの背景を踏まえ、NRIとNRIセキュアは、お客さまの事業特性に合わせた安全・安心なデジタルサプライチェーンの構築に向けたコンサルティングサービスを共同で提供します。具体的には、NRIの経営コンサルタントが、NRIで開発した「サプライチェーン戦略テンプレート」を用いてお客さまの事業特性や事業戦略を分析し、サプライチェーン全体の課題を導出するとともに、現状とあるべき将来像を整理した上で、実行すべき施策を立案します(下図を参照)。
これと並行して、NRIセキュアのセキュリティコンサルタントが、対象とするサプライチェーン・ネットワーク上のセキュリティリスクを可視化し、課題を導出の上、必要なセキュリティ施策を立案します。そして、サプライチェーン全体の経営戦略や実行施策とセキュリティ施策を統合し、安全なデジタルサプライチェーンの実現に向けたロードマップを作成・提案します。
図:NRIの「サプライチェーン戦略テンプレート」を用いた支援のイメージ
■新たに提供する「サプライチェーン・セキュリティコンサルティング」
NRIセキュアは、今回のサービス強化にあわせて、サプライチェーン全体のセキュリティリスクを洗い出して評価する新たなサービス「サプライチェーン・セキュリティコンサルティング」[5]の提供を開始します。主に、サプライヤー(委託先・再委託先)が開発・納入した製品(部品・ソフトウェアなど)がサイバー攻撃の対象となる場合と、グループ会社や自社の海外拠点の情報システム環境が攻撃され、本社まで被害が拡大するような2通りのケースを想定し、サプライチェーンの安全性を評価します。評価した結果をもとに、ビジネスの企画構想段階から情報システムの運用・監視に至る、それぞれの段階におけるサプライチェーンの脅威に対応した最適なソリューションの組み合わせを提案します。
このサービスでは、情報システム資産の特性が異なる「製造業向け」と「金融業やIT業向け」に、それぞれサービスメニューを体系化しました。米国や日本の公共機関が定めるサプライチェーンに関するガイドラインへの準拠支援、セキュリティ対策を推進するPMO[6]の構築・運用や、製造する製品のセキュリティ設計・開発の支援、さらには委託先監査なども行います(文末の「ご参考」を参照)。
NRIとNRIセキュアは、今回のサービス強化を通じて、異なる分野のプロフェッショナルがそれぞれの高い専門性を結集させ、デジタル社会にふさわしい高度で安全・安心なサプライチェーン・ネットワークの実現に貢献していきます。
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[1] NRIが提供する、サプライチェーンマネジメント(SCM)領域に関するサービスの詳細については、次のWebサイトをご参照ください。
https://www.nri.com/jp/service/solution/mcs/theme_scm
[2] デジタルサプライチェーン:
物理的なサプライチェーンをサイバー空間上でモデル化し、全体像がリアルタイムに可視化され、最適化シミュレーションにより理想的なネットワークやオペレーションを備えたサプライチェーンのことです。また、このシミュレーション結果に基づいて、あるべきオペレーションを物理的に実現するために、センサーやロボットなどを活用・実装して自律的に改善できる状態になることを指します。
[3] センシング技術:
情報を計測・数値化し、画像・映像を解析したり物品・個人を判別したりすることで、サプライチェーン・ネットワークの生産性向上や最適化を図ることができる技術のことです。
[4] 戦略オプション:
競合他社と差別化するために、企業の構造・リソース配置を全社的・抜本的に転換するレベルの意思決定を伴う選択肢を指します。
[5] 「サプライチェーン・セキュリティコンサルティング」の詳細については、次のWebサイトをご参照ください。https://www.nri-secure.co.jp/service/consulting/supplychain-security
[6] PMO:
Project Management Officeの略称で、組織内のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門や構造システムのことを指します。複合的な施策の推進を担い、さまざまな利害を調整し、阻害要因を取り除くミッションを持ちます。
【ご参考】
■製造業向けのサプライチェーン・セキュリティ強化メニュー
■金融業やIT業向けのサプライチェーン・セキュリティ強化メニュー
■SCM領域のコンサルティングを強化する背景
多様化・複雑化する市場において、安全で最適化されたデジタルサプライチェーンを構築するには、データアナリティクスやセンシング技術[3]を用いて収集した情報を活用した、高度な戦略オプション[4]の策定が必要です。さらに、本社とグループ会社・取引先をつなぐサプライチェーン・ネットワーク上の弱点を突くサイバー攻撃が急増していることから、サプライチェーン戦略ではコスト管理やサービスレベルの維持・向上だけでなく、サイバー攻撃に起因する供給停止や情報漏洩などへの備えも求められるようになっています。
国内外で、サプライチェーン全体のセキュリティ確保に関するガイドラインも発行されるなど、各企業にとってSCMの視点からセキュリティガバナンスを強化していく必要性は高まる一方です。
■強化するサービス内容
これらの背景を踏まえ、NRIとNRIセキュアは、お客さまの事業特性に合わせた安全・安心なデジタルサプライチェーンの構築に向けたコンサルティングサービスを共同で提供します。具体的には、NRIの経営コンサルタントが、NRIで開発した「サプライチェーン戦略テンプレート」を用いてお客さまの事業特性や事業戦略を分析し、サプライチェーン全体の課題を導出するとともに、現状とあるべき将来像を整理した上で、実行すべき施策を立案します(下図を参照)。
これと並行して、NRIセキュアのセキュリティコンサルタントが、対象とするサプライチェーン・ネットワーク上のセキュリティリスクを可視化し、課題を導出の上、必要なセキュリティ施策を立案します。そして、サプライチェーン全体の経営戦略や実行施策とセキュリティ施策を統合し、安全なデジタルサプライチェーンの実現に向けたロードマップを作成・提案します。
図:NRIの「サプライチェーン戦略テンプレート」を用いた支援のイメージ
■新たに提供する「サプライチェーン・セキュリティコンサルティング」
NRIセキュアは、今回のサービス強化にあわせて、サプライチェーン全体のセキュリティリスクを洗い出して評価する新たなサービス「サプライチェーン・セキュリティコンサルティング」[5]の提供を開始します。主に、サプライヤー(委託先・再委託先)が開発・納入した製品(部品・ソフトウェアなど)がサイバー攻撃の対象となる場合と、グループ会社や自社の海外拠点の情報システム環境が攻撃され、本社まで被害が拡大するような2通りのケースを想定し、サプライチェーンの安全性を評価します。評価した結果をもとに、ビジネスの企画構想段階から情報システムの運用・監視に至る、それぞれの段階におけるサプライチェーンの脅威に対応した最適なソリューションの組み合わせを提案します。
このサービスでは、情報システム資産の特性が異なる「製造業向け」と「金融業やIT業向け」に、それぞれサービスメニューを体系化しました。米国や日本の公共機関が定めるサプライチェーンに関するガイドラインへの準拠支援、セキュリティ対策を推進するPMO[6]の構築・運用や、製造する製品のセキュリティ設計・開発の支援、さらには委託先監査なども行います(文末の「ご参考」を参照)。
NRIとNRIセキュアは、今回のサービス強化を通じて、異なる分野のプロフェッショナルがそれぞれの高い専門性を結集させ、デジタル社会にふさわしい高度で安全・安心なサプライチェーン・ネットワークの実現に貢献していきます。
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[1] NRIが提供する、サプライチェーンマネジメント(SCM)領域に関するサービスの詳細については、次のWebサイトをご参照ください。
https://www.nri.com/jp/service/solution/mcs/theme_scm
[2] デジタルサプライチェーン:
物理的なサプライチェーンをサイバー空間上でモデル化し、全体像がリアルタイムに可視化され、最適化シミュレーションにより理想的なネットワークやオペレーションを備えたサプライチェーンのことです。また、このシミュレーション結果に基づいて、あるべきオペレーションを物理的に実現するために、センサーやロボットなどを活用・実装して自律的に改善できる状態になることを指します。
[3] センシング技術:
情報を計測・数値化し、画像・映像を解析したり物品・個人を判別したりすることで、サプライチェーン・ネットワークの生産性向上や最適化を図ることができる技術のことです。
[4] 戦略オプション:
競合他社と差別化するために、企業の構造・リソース配置を全社的・抜本的に転換するレベルの意思決定を伴う選択肢を指します。
[5] 「サプライチェーン・セキュリティコンサルティング」の詳細については、次のWebサイトをご参照ください。https://www.nri-secure.co.jp/service/consulting/supplychain-security
[6] PMO:
Project Management Officeの略称で、組織内のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門や構造システムのことを指します。複合的な施策の推進を担い、さまざまな利害を調整し、阻害要因を取り除くミッションを持ちます。
【ご参考】
■製造業向けのサプライチェーン・セキュリティ強化メニュー
■金融業やIT業向けのサプライチェーン・セキュリティ強化メニュー
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