株式会社pipon、電子カルテ作成における“音声記録漏れ”を防ぐ技術で特許取得
特許第7813500号「音声記録プログラム、音声記録方法」— 電子カルテ画面遷移をトリガーに自動録音、生成AIでSOAP生成・クリップボード連携まで一気通貫

株式会社pipon(本社:東京都豊島区、代表取締役:北爪聖也)は、電子カルテ作成時の音声記録における「録音開始忘れ」に起因する記録漏れを防止する技術について、特許第7813500号を取得したことをお知らせします。
本特許は、ウェブブラウザ上で動作するプログラム(アドイン等)が、電子カルテの入力画面に関するページ情報(URI情報/レンダリング情報)を取得し、所定条件に合致した場合に音声記録の開始を自動判断する仕組みを中心としています。
特許番号:特許第7813500号
発明の名称:音声記録プログラム、音声記録方法
登録日:2026年2月4日
発行日:2026年2月13日
特許権者:株式会社pipon
背景:音声入力の普及と、現場で起きる“致命的な抜け”
電子カルテ入力の効率化として音声入力の導入が進む一方、現場では「開始ボタンの押し忘れ」など、操作起因の記録漏れが発生し得ます。記録漏れが起こると、医療従事者はカルテを手入力し直したり、同じ質問を繰り返したりする必要が生じ、診療品質・業務効率の両面で大きなロスとなります。
piponはこの課題に対し、**ユーザーの追加操作を前提としない“自動開始”**を技術の中心に据え、記録漏れを防ぐアプローチを開発し、このたび特許として権利化しました。
特許技術の要点:電子カルテ画面を“トリガー”に、音声記録〜文字化まで自動化
本特許の中核は、以下の一連の流れを、ウェブブラウザ上のプログラムとして実現する点にあります。
1)電子カルテ入力画面の判定(ページ情報の取得)
ブラウザがアクセスするウェブページのページ情報を取得
ページ情報として、URI情報および/またはレンダリング情報を活用
電子カルテ入力画面に特有の情報が含まれる場合に、録音開始を自動判断
2)録音開始〜音声データ取得
録音開始が判断されると、音声記録データを取得
さらに、録音中であることをユーザーに通知可能(記録状態を可視化)
3)生成サーバ連携:音声→文字、さらにSOAP等の形式化へ
音声記録データを生成サーバへ送信
音声に基づいて生成された文字データを取得
診療現場で使いやすいSOAP形式等への変換にも対応しやすい構成
4)クリップボード連携で、電子カルテへの貼り付けを最短化
取得した文字データを端末のクリップボードへ保存
取得時に自動保存、保存完了の通知も可能
→ 電子カルテ入力欄への貼り付け導線を短縮し、現場操作を最小化します。
電子カルテメーカー様への価値:実装負荷を抑えつつ、ユーザー体験と記録品質を底上げ
本技術は、電子カルテ入力において最も避けたい「記録の欠損」を、UI操作に依存しない仕組みで抑制することを狙っています。特に電子カルテメーカー様にとっては、次のようなメリットが期待されます。
「録音開始忘れ」を前提にしたサポート工数・クレーム要因の低減
音声入力機能の体験を「ボタン操作」から解放し、“自然に使える”UXへ
文字化・要約・SOAP整形・貼り付けまでを一気通貫にし、入力効率の定量改善につなげやすい
ブラウザ上のページ情報(URI/レンダリング)を活用するため、画面遷移・画面状態に連動した制御設計が可能
piponは、電子カルテメーカー様との連携において、各社システムや運用要件に合わせた技術検討を行い、医療現場の入力体験の標準を引き上げる共創を推進してまいります。
代表コメント
株式会社pipon 代表取締役 北爪 聖也
「音声入力は、医療従事者が患者さんの話に集中できる一方で、開始操作の“たった一度の押し忘れ”が記録の欠損につながります。
今回の特許は、電子カルテ画面の状態を起点に音声記録を自動で開始し、文字化・貼り付けまでを滑らかにつなぐことで、記録漏れを防ぐことを目的にしています。
電子カルテメーカーの皆さまと連携し、現場にとって“自然に使える音声入力”を当たり前にしていきたいと考えています。」
会社概要
会社名:株式会社pipon
所在地:東京都中央区
代表者:代表取締役 北爪 聖也
事業内容:医療機関向けAI技術の開発・提供(音声処理/自然言語処理/構造化 等)
本件に関するお問い合わせ先
株式会社pipon 広報担当
E-mail:seiyakitazume@pi-pon.com
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