【新商品】真空乾燥機「EVADRY」の新機種、「EVADRY EVD-22A」を販売開始
自動化・省人化 ニーズに対応! 消費電力が少なく、 CO2 排出量も大幅に削減!
産業機械メーカーの株式会社スギノマシン(富山県魚津市、代表取締役社長:杉野良暁)は、真空を利用し、自動車などの金属部品に付着した水分を乾燥させる真空乾燥機「EVADRY(エバドライ)」の新機種、「EVADRY EVD-22A」の販売を開始しました。
自動で開閉するオートシャッタを搭載し、ロボットやコンベアによる自動搬送に対応しました。一般的な乾燥方法であるエアブロー(※1)と比較して消費電力が非常に少なく、カーボンニュートラルの実現に向けたCO2排出量削減にも貢献します。
■商品の詳細は当社WEBサイトでもご確認ください。
:https://www.sugino.com/site/small-parts-washing-machine/jm-type-evadry.html
1.装置概要
ワークに付着した水分を、真空を利用して蒸発させる小型乾燥機です。気圧が下がると、水は100℃よりも低い温度で沸騰します。この原理を利用し、EVADRYは機内の気圧を真空まで下げることで、部品の深部やタップ穴に残る水分まで徹底的に蒸発させて乾燥します。一般的な乾燥方法であるエアブローと比較して、消費電力が非常に少ないことが特長で、昨今叫ばれている消費電力・CO2排出量削減の動きにも貢献します。
また、今回発売となった新機種「EVD-22A」は、オートシャッタを搭載しています。これにより、ロボットやガントリーローダでのワーク搬送が可能となり、自動化・省人化のニーズに対応します。
2.開発背景
自動車などの部品の生産工程で、ワークに水分が付着していると、錆やシミが発生してしまいます。それを防ぐため、水分が付着したワークには作業者が手作業でエアブローを行い、水分を吹き飛ばしてワークを乾燥させることが一般的です。
しかし、近年カーボンニュートラルの実現に向けてCO2排出量削減が叫ばれている中、エアブローは消費電力が非常に大きいことが問題視され始めています。エアブローに必要な圧縮空気の製造は、工場における総電力消費の2割を占めると言われており、エアブロー工程を削減することで、消費電力の削減を図る動きがあります。
このような背景から、エアブローを必要とせず、真空を利用してワークに付着した水分を乾燥させる「真空乾燥機」の新機種の開発に取り組みました。また、手作業でのエアブローは品質にバラつきが発生してしまうことや、工場における人手不足の背景などを考慮し、自動化・省人化のニーズにも応えられる真空乾燥機の開発を目指しました。
3.特長
(1)エアブローからの代替で、消費電力を大幅削減! カーボンニュートラルの実現に貢献!
エアブローの消費電力は非常に大きいため、エアブローで行っている乾燥工程を真空乾燥に置き換えることで、消費電力を大幅に削減できます。
(2)機内を真空にすることで、ワークに残る水分を徹底乾燥!
気圧が下がると、水は100℃よりも低い温度で沸騰します。この原理を利用し、EVADRYは機内の気圧を真空まで下げることで、部品の深部に残る水分まで徹底的に蒸発させて乾燥します。
(3)真空ポンプの排熱を利用した高効率乾燥!
真空乾燥では、ワークの温度を上げると、より効率良く水分を蒸発させることができます。EVADRYは真空ポンプの排熱を利用して、真空室内の温度を上げることで乾燥度を向上。コンパクトなボディながらも、ワークを完全乾燥させることができます。
(4)簡単操作で、手作業でのエアブローから解放!
ワークをセットして稼働するだけで、簡単&徹底乾燥。さらにオートシャッタを搭載したことで、ロボットやガントリーローダを用いたワークの自動搬送も可能になりました。手作業でのエアブローによる乾燥作業から解放され、自動化・省人化を実現しコストを削減します。
EVADRY EVD-22Aは、幅600mm・奥行1,450mmとコンパクトな設計で、設置場所に困りません。キャスター付きで、装置の移設も容易。誰でも扱いやすい小型真空乾燥機です。
■商品の詳細は当社WEBサイトでもご確認ください。
:https://www.sugino.com/site/small-parts-washing-machine/jm-type-evadry.html
1.装置概要
ワークに付着した水分を、真空を利用して蒸発させる小型乾燥機です。気圧が下がると、水は100℃よりも低い温度で沸騰します。この原理を利用し、EVADRYは機内の気圧を真空まで下げることで、部品の深部やタップ穴に残る水分まで徹底的に蒸発させて乾燥します。一般的な乾燥方法であるエアブローと比較して、消費電力が非常に少ないことが特長で、昨今叫ばれている消費電力・CO2排出量削減の動きにも貢献します。
また、今回発売となった新機種「EVD-22A」は、オートシャッタを搭載しています。これにより、ロボットやガントリーローダでのワーク搬送が可能となり、自動化・省人化のニーズに対応します。
2.開発背景
自動車などの部品の生産工程で、ワークに水分が付着していると、錆やシミが発生してしまいます。それを防ぐため、水分が付着したワークには作業者が手作業でエアブローを行い、水分を吹き飛ばしてワークを乾燥させることが一般的です。
しかし、近年カーボンニュートラルの実現に向けてCO2排出量削減が叫ばれている中、エアブローは消費電力が非常に大きいことが問題視され始めています。エアブローに必要な圧縮空気の製造は、工場における総電力消費の2割を占めると言われており、エアブロー工程を削減することで、消費電力の削減を図る動きがあります。
このような背景から、エアブローを必要とせず、真空を利用してワークに付着した水分を乾燥させる「真空乾燥機」の新機種の開発に取り組みました。また、手作業でのエアブローは品質にバラつきが発生してしまうことや、工場における人手不足の背景などを考慮し、自動化・省人化のニーズにも応えられる真空乾燥機の開発を目指しました。
3.特長
(1)エアブローからの代替で、消費電力を大幅削減! カーボンニュートラルの実現に貢献!
エアブローの消費電力は非常に大きいため、エアブローで行っている乾燥工程を真空乾燥に置き換えることで、消費電力を大幅に削減できます。
(2)機内を真空にすることで、ワークに残る水分を徹底乾燥!
気圧が下がると、水は100℃よりも低い温度で沸騰します。この原理を利用し、EVADRYは機内の気圧を真空まで下げることで、部品の深部に残る水分まで徹底的に蒸発させて乾燥します。
(3)真空ポンプの排熱を利用した高効率乾燥!
真空乾燥では、ワークの温度を上げると、より効率良く水分を蒸発させることができます。EVADRYは真空ポンプの排熱を利用して、真空室内の温度を上げることで乾燥度を向上。コンパクトなボディながらも、ワークを完全乾燥させることができます。
(4)簡単操作で、手作業でのエアブローから解放!
ワークをセットして稼働するだけで、簡単&徹底乾燥。さらにオートシャッタを搭載したことで、ロボットやガントリーローダを用いたワークの自動搬送も可能になりました。手作業でのエアブローによる乾燥作業から解放され、自動化・省人化を実現しコストを削減します。
(5)小型かつキャスター付きで扱いやすい!
EVADRY EVD-22Aは、幅600mm・奥行1,450mmとコンパクトな設計で、設置場所に困りません。キャスター付きで、装置の移設も容易。誰でも扱いやすい小型真空乾燥機です。
4.仕様等
型式 | EVD-22A |
用途 | 各種金属部品・樹脂部品等の完全乾燥 |
真空ポンプ出力 | 2.2kW |
真空到達圧力 | 1.3kPa以下 |
真空槽寸法 | 幅400mm×奥行370mm×高さ280mm |
扉 | オートシャッタ |
機種設定 | 最大15プログラムまで運転時間の設定が可能 |
外観寸法 | 幅600mm×奥行1450mm×高さ1150mm |
装置質量 | 500kg |
販売開始時期 | 2022年1月11日 販売開始 地域:国内外を対象 |
5.用語・補足
※1 エアブロー
ノズルやエアガンから圧縮空気圧力をかけて収縮させた空気 を噴射すること。ワークに圧縮空気を直接当てることで、付着している水滴や切りくずなどのゴミを取り除くことができる。
<会社概要>
■会社名:株式会社スギノマシン
■代表者:代表取締役社長 杉野良暁
■本社所在地:〒937-8511富山県魚津市本江2410番地
■TEL:(0765)24-5111(代)
■創業:1936年3月1日
■事業:高圧ジェット洗浄装置、超高圧水切断装置、原子力発電保守用機器並びに廃炉機器、湿式・乾式微粒化装置、ドリリングユニット、タッピングユニット、マシニングセンタ、拡管工具・装置、抜管装置、鏡面仕上工具、バイオマスナノファイバー、産業用ロボット等の開発、設計、製造、販売
■URL:https://www.sugino.com/
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