遺品整理経験者200名に本音を調査!生前整理による家族の負担はどれくらい減る?

株式会社林商会

終活の情報メディア「終活瓦版」を展開する株式会社林商会(本社:滋賀県大津市膳所、代表取締役 林達也、URL:https://hayashi-grp.com/)は、生前整理に関する調査を実施しました。

調査期間:2025年01月21日~2025年01月24日

調査機関:クラウドワークス

調査方法:インターネットでのアンケート調査

調査対象:家族の遺品整理を行なったことがある方

有効回答人数:200名

家族が残したものを片付ける遺品整理は、思い出と向き合う時間でもありますが、同時に精神的・体力的な負担を感じる方も少なくありません。

そんな中、注目されているのが生前整理です。

生前整理によって自分の身の回りを整理し、大切なものを見直すことは、残される家族の負担を軽くするだけでなく、自分自身がより豊かに生きるための大切な準備にもなります。

そこで株式会社林商会では、家族の遺品整理を行なったことがある方200名に「生前整理」に関するアンケート調査を行いました。

実際に遺品整理を経験した方の声を集め、生前整理の有無による遺族の負担の違いや、生前整理の大切さについて考えていきます。

8割近くが「生前整理」を行なっていない

(N=200,n=200、単一回答。2025年01月21日~2025年01月24日に実施したインターネット調査による)

はじめに、どれくらいの方が生前整理を行なっているのか調査しました。

「あなたが遺品整理を行なった故人は、生前整理を行なっていましたか?」とお聞きしたところ、遺品整理を経験した方のうち、生前整理をしていた故人は約2割にとどまっています。

生前整理は、家族の負担を軽減し、故人の想いを大切にする大事な準備のひとつですが、実際に生前整理をしている方は多くないようです。

生前整理で最も多いのは「持ち物の整理・不用品の処分」

(N=200,n=42、複数回答。2025年01月21日~2025年01月24日に実施したインターネット調査による)

次に、「生前整理を行なっていた」と回答した方を対象に、具体的にどんなことを行なっていたのかお聞きしました。

アンケート結果から、生前整理を行っていた方の多くは、持ち物の整理や不用品の処分(33名)を中心に進めていたことがわかります。

次いで、重要書類の整理(20名)や貴重品・財産の整理(17名)といった、遺族が手続きを進めるうえで欠かせない準備も行われていました。

一方で、デジタルデータの整理(2名)はまだ少なく、多くの方が対策していないようです。

現代では、スマートフォンやパソコンに大切な写真や情報が残されていることも多いため、今後はデジタルデータの整理も必要になるでしょう。

もし生前整理が行われていなかったら?「大変だったと思う」方が60%以上!

(N=200,n=42、単一回答。2025年01月21日~2025年01月24日に実施したインターネット調査による)

続いて、「生前整理を行なっていた」と回答した方を対象に、もし生前整理が行われていなかったらどうだったと思うかお聞きしました。

アンケート結果では、故人が生前整理を行っていた方の多くが、「もし生前整理が行われていなかったら、大変だったと思う」と感じています。

「大変だったと思う」と回答した方63.4%と、「やや大変だったと思う」と回答した方22%を合わせると、約80.5%もの方が、生前整理によって遺品整理の負担が軽減されたようです。

遺品整理は、精神的にも体力的にも負担が大きく、何を残し、何を手放すべきか判断に迷うでしょう。

生前整理の程度や、もともとの持ち物の量などによって異なりますが、事前の準備が家族の負担を軽減することを多くの方が実感しています。

遺品整理を行なった際の「精神的」な負担は?

(N=200,n=200、単一回答。2025年01月21日~2025年01月24日に実施したインターネット調査による)

次に、故人が生前整理を行なっていた場合と、行なっていなかった場合の遺品整理にともなう精神的な負担の違いを比較しました。

「負担を感じなかった」「どちらかというと負担を感じなかった」と答えた方は、生前整理を行っていたケースでは約33%、生前整理を行なっていなかったケースでは約32%という結果になっています。

また、「どちらかというと負担を感じた」「負担を感じた」と答えた方は、生前整理を行っていたケースでは約67%、生前整理を行なっていなかったケースでは約68%にのぼりました。

遺品整理の精神的な負担は、生前整理の有無にかかわらず、多くの方が感じることでしょう。

しかし、生前整理を行なっていなかったケースの方が、やや負担を感じた方の割合が多くなっています。

生前整理をしていてもしていなくても、心の負担がゼロになることは難しいですが、生前整理が行われていることによって、遺族が穏やかな気持ちでいられることも多いのではないでしょうか。

以下では、それぞれの回答理由の一部を紹介します。

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負担を感じなかった

◆生前整理を行なっていた

「生前に自分のことはちゃんとしてくれていたので」(30代女性)

◆生前整理を行なっていなかった

「家族で思い出話をしながら、色々な話を聞きながらやったので負担に感じなかったです。」(30代女性)

「故人は物欲のない人だったので、服等生活に必要な最低限の物しか残していなかったため。」(20代女性)

「生前は健やかでしたので懐かしさは感じましたが、負担は感じませんでした。」(60代以上男性)

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どちらかというと負担を感じなかった

◆生前整理を行なっていた

「手続き関係に要する時間は長かったが、何をどうするかは生前からのやりとりで決まっていので特に悩むことなくスムーズにできたから。」(30代女性)

「遺品に関して、故人より細かく指示をいただいており、機械的に処理することができたため精神的な負担はそこまで感じませんでした。」(30代女性)

「何の保険に入っていたか、書類やなどのまとめがキッチリされていたので本当に助かりました。」(50代女性)

◆生前整理を行なっていなかった

「祖母の遺品整理をしました。母と思い出に老けながら穏やかな気持ちで整理できました。」(30代女性)

「ずっと一人暮らしで物が少なかったため、そこまでの負担はなかったです。」(30代女性)

「整理、処分することに集中していたため、精神的に何かを感じる余裕がなかった」(20代女性)

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どちらかというと負担を感じた

◆生前整理を行なっていた

「整理していても結構な量があり、また捨てにくい物が多く疲れた。」(50代女性)

「思い出の品を見るたびに辛いと思ったし、どこに何があるのかもわからず焦っていたからです。」(20代男性)

「亡くなった後だったので、思い出の品を片付けるのも精神的にはしんどかった。」(30代女性)

◆生前整理を行なっていなかった

「母の遺品整理ということもあり、次々と思い出がよみがえり何度も手が止まることがありました。」(40代女性)

「全く何もまとまっていない状態からだったので、書類や口座、保険などを発掘するところから始まりました。資産価値があるものないものを区分するのも大変な中、何か見つけるたびに親戚などがこれは欲しい、これはいらないなどの横やりも大変でした。」(50代女性)

「生前整理をしておらず、急逝だったため、普段使っていたものがそのまま残されていた。一つひとつの思い出があり、使っていた姿を思い出し処分しにくかった。」(20代女性)

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負担を感じた

◆生前整理を行なっていた

「整理中に思い出が蘇ってきて処分しづらい気持ちになりました。」(40代女性)

「荷物が多くて負担に感じた。手続き含め分からない事も多かった。」(40代女性)

「かなりの量の書類や物品で、全てに目を通すことが本当に大変でした。大事な物とそうでない物をチェックすることがしんどかったです。」(50代女性)

◆生前整理を行なっていなかった

「遺品の仕分けに気を使った。また故人を思い出し、悲しくもなり辛かった。」(60代以上女性)

「思っていた以上に、物があって時間とお金がかかってしまった。」(50代男性)

「どこに何が収納してあるのか分からず、戸惑った。準確定申告に必要な書類など、相続関連の書類がどこにあるのか、など。ほかにも必要なものを誤って処分するのではないか?という不安が付きまとった。」(50代女性)

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生前整理を行なっていないと遺品整理の際の「体力的」な負担が大きい

(N=200,n=200、単一回答。2025年01月21日~2025年01月24日に実施したインターネット調査による)

続いて、遺品整理における体力的な負担についてお聞きしました。

アンケート結果を見ると、生前整理の有無に関わらず、少なからず負担を感じていたことがわかります。

しかし、「どちらかというと負担を感じた」「負担を感じた」と答えた方は生前整理を行なっていた場合では約62%、生前整理を行なっていなかった場合は約71%と、違いが現れました。

生前整理によって物の量が減っていたり、必要なものが整理されていたことで、負担が軽減されたということでしょう。

特に、重たい家具や家電、大量の衣類や雑貨などは、元気なうちに少しずつ整理しておくことが、遺族の負担軽減につながるようです。

体力的な負担に対する詳しい回答理由は、以下の通りです。

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負担を感じなかった

◆生前整理を行なっていた

「遺品が少ない上、重い遺品が無かったので。」(20代女性)

「部屋自体が狭く、事前にある程度整理されていたため負担は無かった。」(40代男性)

◆生前整理を行なっていなかった

「捨てる物が少なく体力的にも経済的にも負担を感じる事はありませんでした。」(50代女性)

「重いものは業者に依頼したためです。」(30代女性)

「量的にはそれほどではなく、重いもの等もほとんどなかったので体力的には大丈夫だった。自分が年齢的にまだ年老いていないせいかもしれない。」(40代男性)

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どちらかというと負担を感じなかった

◆生前整理を行なっていた

「所持品の9割ほどを既に故人が整理していたため、物量がかなり少なくそこまで体力を使いませんでした。」(30代女性)

「大きいものは整理をしていたので、身の回りのものの整理だったため体力的な問題はなかった。」(40代女性)

「故人が趣味で集めたものがあったが、生前から少しずつ整理をしていたので大掃除のような肉体労働はほとんどなかったから。」(30代女性)

◆生前整理を行なっていなかった

「家族総出で整理を行ったため、人数がいたから。」(20代女性)

「少しずつ無理のないようにしたのでそれほど負担は感じなかった。」(50代女性)

「食器棚やタンスは重たいので肉体的に負担を感じました」(40代女性)

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どちらかというと負担を感じた

◆生前整理を行なっていた

「捨てる量が多くて日数がかかったので大変でした」(40代女性)

「重いアルバムや衣類や布団などを運ぶときに少しだけ負担を感じた」(30代女性)

「置き場所があるからと使っていない物が多く収納されていたから」(50代女性)

◆生前整理を行なっていなかった

「故人が一切整理をしていなかったので、量がありすぎてとても大変でした。」(60代以上女性)

「とにかく物を溜め込む人だったので、やってもやっても終わらない物量の多さに負担を感じました。」(40代女性)

「さすがに家具などの重量物は大変でした。男手がそろったときではないと処分できなかったので最後の最後まで残っていました。」(40代男性)

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負担を感じた

◆生前整理を行なっていた

「それなりの時間の確保だったり、遠方であったため、1度では終わらなかったので、仕事が休みの時にその時間を使うことに体力的にも負担がかかった。」(40代女性)

「懐かしく手が止まることもあり、かなり時間を要しました。」(50代女性)

◆生前整理を行なっていなかった

「とにかく物が多く、整理が全くされていなかったので、仕分けたり、廃棄したり、本当に負担でした。」(50代女性)

「生前せいりなどをしていなかったので物が溢れかえっていて、これは要らないもの、これは売るもの、これは形見と分ける作業も負担でしたし、家具などの片付けもあり、大変でした。」(30代男性)

「役所や銀行などの手続きで、色々なところに行かねばならず、また、役所に関しては行けばあちこちに回され1日がかりだったので体力を使いました。」(50代女性)

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自身は「生前整理をしようと思う」方が86%!

(N=200,n=200、単一回答。2025年01月21日~2025年01月24日に実施したインターネット調査による)

最後に、「あなた自身は生前整理をしようと思いますか?」とお聞きしました。

アンケート結果では、約9割の方が「生前整理をしようと思う」と回答しており、多くの方が生前整理の重要性を感じていることがわかります。

遺品整理を経験したことで、「家族に負担をかけたくない」「自分の意志をしっかり伝えておきたい」と考える方が増えたのかもしれません。

一方で、「どちらとも言えない」(25名)や「いいえ」(3名)と回答した方もわずかながら存在します。

生前整理の必要性は感じつつも、「何から始めればいいかわからない」「まだ時間があるから大丈夫」と思っている方もいるのではないでしょうか。

それぞれの回答結果は、以下の通りです。

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はい

「残された家族に負担をかけさせないため。」(30代女性)

「実際に経験して、残された者の負担を考えた時に、自分でできる限りのことをして負担を軽くしてあげたいと思ったから。」(30代女性)

「残される家族は、私にとって大事なものかどうかを考えてしまったり、物をみて辛くなってしまったりすると考えると、自分でしっかり整理しておかないといけないと思いました。今はごみを捨てるのにもお金がかかったり、何よりも時間がかかってしまうので、家族に迷惑をかけないようにしたいと思います。」(20代女性)

「身の回りのものもそうだが、保険等お金に関するものはきちんと整理してメモ等を残しておく必要があると思う。デジタル関係のものもわかりやすくまとめておくのが良いと思う。」(50代女性)

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どちらとも言えない

「どこから手をつけていいかわからない、また処分するものと残すものの判断ができていない」(20代女性)

「した方が良いとは思うが、日々の生活に追われ始められそうにない。」(50代女性)

「まだ、年齢的にも死を現実的に考えてないのかもしれないです。それと、やはり生きることを前提に日々を過ごしてるからだとも思います。」(30代男性)

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いいえ

「これから使うものも捨ててしまいそうだから」(20代女性)

「自分の遺品として、残すものが少ない。」(60代以上男性)

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生前整理をしようと思う理由として、多くの方が「残される家族の負担を減らしたい」と考えていることがわかります。

遺品整理の大変さを経験したことで、家族に同じ思いをさせたくないという気持ちが強くなった方も多いのでしょう。

一方で、「どこから手をつければいいかわからない」「日々の生活が忙しく、始める余裕がない」などの理由から、「どちらとも言えない」と答えた方もいます。

生前整理の必要性を感じながらも、気持ちの整理や判断に迷う方も少なくないようです。

生前整理は、すぐにすべてを片付けるものではなく、少しずつ自分のペースで進めていくことが大切です。

遺品整理の負担を減らすために、無理のない範囲で身の回りを整理し、大切なものを残していくことが、家族への思いやりにつながるのではないでしょうか。

生前整理のお手伝いなら林商会にお任せください

年間実績5,000件以上の林商会では、生前整理や遺品整理のサポートを実施しています!

老後に向けて準備を進めたいけど、何からしていいかわからないという方は、お気軽にご相談ください。

さまざまな方の遺品整理や生前整理などを行ってきた経験を活かし、お客様に合わせたご提案をいたします。

なお、思い出の品物を無理に処分するようなことは一切いたしません。

お客様のご希望に沿って進めてまいりますのでご安心ください。

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会社概要

会社名:株式会社 林商会

所在地:滋賀県大津市膳所平尾町847番地4

代表取締役:林達也

事業内容:生前整理、遺品整理、空家管理、特殊清掃

コーポレートサイト:https://hayashi-grp.com/

終活瓦版:https://syukatsukawaraban.com/

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URL
https://hayashi-grp.com
業種
サービス業
本社所在地
滋賀県大津市膳所平尾町847番地4
電話番号
077-575-0398
代表者名
林達也
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2019年01月