次の総選挙は過半数が2024年内を希望。国会議員に期待したいことは①実行力・推進力、②潔癖さ、③優れた性格・人格

3600人が回答した「政治に関するアンケート調査」結果データより

株式会社サンケイリビング新聞社および株式会社リビングくらしHOW研究所(ともに本社:東京都新宿区、代表取締役社長:砂原一隆)は、2024年7月、地域情報サイト「リビングWeb」のユーザーを対象に「政治についてのアンケ―ト」を実施。合計で3600人の回答を得ました。

 

8月14日に岸田文雄首相が自民党総裁選不出馬を表明したことで、次期リーダー選出への関心が高まりつつあります。「政治家不信」が蔓延する状況の中で、岸田政権の政策への評価、今後の内閣に優先して取り組んでほしい課題、私たちが国会議員に期待する資質など、今後の国民の選択が垣間見えるデータを得ています。

①  本調査の回答者の特徴                 

全国22エリアのネットワークを持つ地域情報サイト「リビングWeb」の、主に全国都市部に居住するユーザーが回答(Webアンケート調査)。調査期間は7月8日~17日。回答者の属性として、年代では40代以上、性別では女性がボリュームゾーン。また政治への関心は「とてもある」が23.4%、「少しある」が49.3%で、合わせて72.7%が関心層。支持政党については「なし」と回答した無党派層が57.6%と過半数を占めた。

②岸田政権の直近の政策への評価              

岸田政権が直近で行った4つの政策についての評価を聞いた。経済財政運営指針「骨太の方針」「改正政治資金規制法」「定額減税」「酷暑のりきり緊急支援」のすべてにおいて、「評価しない」が一番多数を占めている。また「酷暑のりきり緊急支援」以外は、「わからない・答えない」が30%以上となり、政策内容が国民に「伝わっていない」傾向が見られた。回答者の多くはテレビや新聞などにも比較的接している層と考えられるが、その層においても良く理解されたとは言えない。岸田政権が国民の支持を得られなかった理由のひとつとして、政策自体への評価のほかに、国民とのコミュニケーションの不足もあったことがうかがえる。

    

 次の内閣に優先して取り組んでほしい課題            

次の内閣に優先して取り組んでほしい課題を複数回答で聞いた。1位は生活に直接の影響を持つ「経済政策・物価対策」。2位は本調査の回答者の傾向を反映しての「年金・社会保障制度」。3位は不安定な世界情勢の影響がうかがえる「外交・安全保障」。対応が必要な政治課題は多岐にわたり、個人レベルではその人のライフステージや状況に直結する課題が重視されるが、次の内閣は、優先する課題の選び方も含め、未来の日本全体のグランドデザインを示すことが必要と考えられる。

【取り組んでほしい課題についての自由記述回答/ワードクラウド分析】

  ④ 次の衆議院議員選挙の時期はいつごろが良いと思うか

次の衆議院議員選挙について、いつ行うのが好ましいかを聞いた。調査実施が7月のため「9月の自民党総裁選挙の前」という回答が多く、次が「2024年内」。いずれにせよ次の任期満了を待たず早い時期、年内での総選挙実施が適当と考える人が過半数となった。

 ⑤次の政権への期待

調査時点では、次の総選挙での「政権交代を期待する」が42.6%となり、「自公政権の継続を期待する」を上回っている。しかしながら「わからない・どちらとも言えない」が37.7%と非常に大きな割合を占め、今後の総選挙までに有権者がどのような情報を得るかで、判断が大きく揺れ動く可能性が高そうだ

⑥次に選ばれる国会議員に期待すること

 最近では、議員の倫理観が問われる事件が続いた。「次に選ぶ国会議員に期待したい資質・能力」を聞いたところ、「実行力・推進力」「政治資金や倫理になどに対する潔癖さ」「優れた性格・人格」がトップスリー。その他、「国際感覚・外交力」「リーダーシップ」などが高く、「地元への貢献」や「人脈の広さ」などを選ぶ人は比較的少なかった。自由記述での「あなたが選挙で選ばれる国会議員に期待したいこと、望むこと」への回答でも、アクティブで実行力と倫理観に優れ、国民と向き合う政治家が求められてる

 「選挙で選ばれる国会議員に期待したいこと」自由記述回答/傾向とワードクラウド分析

 政治の若返り…中高年層の議員が多い現状に対する不満。若い世代の意見を反映するための若返りが求められている

清廉性の確保…「裏金を作らないこと」「税金の無駄遣いをやめる」といった清廉性の確保に対する要望が強い

実行力と多様性の理解…口先だけでなく実際に行動を起こすこと、そして多様な価値観を理解することが求められている 

【調査概要】

調査期間:2024年7月8日 ~ 2024年7月17日

調査方法:サンケイリビング新聞社 公式Webサイト「Living.jp」会員へのWebアンケート

回答数:3600人(個別設問では不明・非該当を除いて集計)

 回答者プロフィル:年代・性別は上記。平均年齢54.86歳、独身27.4%・既婚72.6%、居住地は全国(上位10都道府県は下記)

株式会社サンケイリビング新聞社 および リビングくらしHOW研究所について

 株式会社サンケイリビング新聞社では暮らしに役立つ生活情報を発信するフリーペーパー「リビング新聞」、オフィスで働く女性に特化した共感型メディア「シティリビング」の発行をはじめ、インターネット等を含めたコンテンツ全般に関する事業を展開 。コンテンツ制作力を活かし、各地で行政関連の制作物受注、会員組織を活かした調査、各種イベント、セールスプロモーション支援事業なども実施。

またグループの「リビングくらしHOW研究所」はメディアの会員組織を基盤としたリサーチ業務や、生活者の実感が伝わる調査レポート制作などを担当。

【会社概要】

社名 株式会社サンケイリビング新聞社/株式会社リビングくらしHOW研究

代表取締役社長:砂原一隆

所在地   :東京/〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー36階

     大阪/〒541-0048 大阪府大阪市中央区瓦町2-6-6 ミラータワービル6階

リビングWeb https://mrs.living.jp/

リビングくらしHOW研究所 https://www.kurashihow.co.jp/

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会社概要

URL
https://www.sankeiliving.co.jp/profile/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー36階
電話番号
-
代表者名
穴沢広夢
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1977年06月