Ridgelinez、AIガバナンス体制構築支援サービスを提供開始
進化する技術やリスクにアジャイル型ガバナンスで即応し、AI技術利活用と安心安全を両立
企業が競争力を高める上で、生成系AIをはじめとする人工知能技術(以下、AI)のビジネス活用が不可欠とも言える時代が到来し、AI利活用の取り組みが加速しています。一方で、リスクマネジメントやガバナンスの対応が追い付いていないケースが散見されます。適切なガバナンス体制を構築せずにAIを利用した場合、組織として管理がされていない、いわゆる「野良AI」が増えたり、ユーザーが外部のAIサービスを誤って使用し情報漏洩が発生したりするなど、AIリスクが拡大・顕在化する恐れがあります。
図1 AI利活用における多様なリスクの例
現状、多くの企業でAI利用に関するルールが整備されておらず、ビジネス活用においてリスクコントロールが行われていない状況です。この状況に対して、Ridgelinezは、 GRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)の分野でのコンサルティング実績、生成系AIの社内活用で得た実践知、そして富士通株式会社(※)AI倫理ガバナンス室の知見を基に、「AIガバナンス体制構築支援サービス」を提供し、企業や組織が安心安全にAIをビジネスに活用する支援を行います。
AIガバナンス体制構築支援サービス概要
「AIガバナンス体制構築支援サービス」は、生成系AIを始めとするAI技術を利活用するにあたり、組織や人が責任を持ってAIを管理するガバナンス体制の構築を支援するサービスです。
本サービスでは、AIの開発、利活用に関わるルール・ガイドラインの策定から始まり、管理プロセスの整備、AIリスクの可視化を行います。そして、AIリスクがコントロールされている状態を最初の目標とし、そこから、更なる高度化を目指します。
図2 AIガバナンス体制の高度化に向けたステップ
Ridgelinezは、AIガバナンス体制を構築する際に、多様なAIリスクを捉えるための包括的な観点を持つことや、既存のガバナンスとAIガバナンスの融合、そして、アジャイルガバナンスを通じて、進化する技術やAIリスクに対応することが肝要だと考えています。
本サービスでは、この3つの要点を実践し、アセスメントから運用改善までEnd to Endで伴走することで、最適なAIガバナンス体制の構築を支援します。
図3 AIガバナンス体制構築支援サービスの概要
アセスメントフェーズ
現状の組織体制や、部門ごとの役割分担、ポリシー、ルール・ガイドラインなどの調査を行い、Ridgelinezと富士通の知見から導出された必要業務機能と照らし合わせ、AIガバナンス機能の評価を行います。また、利用中のAIシステム、開発中のAIや、社内のAI利用状況からリスク評価を行います。
構想策定・体制構築フェーズ
AIの利活用方針や組織体制は企業ごとに違いがあることから、AIガバナンス体制は個社で在り方が異なります。そのため、現状の組織体制から追加すべき業務機能の見極め、部門組織の新設、役割分担の見直し、必要なルールやガイドラインの作成などのAIガバナンス体制構想の策定をカスタムメイドで行います。またAIリスク評価から導かれたリスクについて、リスクのコントロールを行うための導入・管理プロセスを策定します。
運用改善フェーズ
AIを利活用する中で顕在化した課題や新たなリスク、技術への対応、AIガバナンス体制自体の運用改善など、アジャイル型の改善プロセスを回していきます。通常の運用からアジャイル型の改善プロセスも伴走して支援し、企業や組織が自律的に運用できる状態を目指します。
※富士通株式会社:本社 東京都港区、代表取締役社長 時田 隆仁
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。Ridgelinez株式会社について
Ridgelinezは戦略から実行までを支援する総合プロフェッショナルファームです。ストラテジー、デザイン、テクノロジーをクリエイティブに融合させ、クライアントの経営課題解決に伴走します。金融、製造、通信、運輸、リテールなど多岐にわたる業界で、デジタルテクノロジーを通じて変革を加速し、End to Endのコンサルティングサービスを提供します。Ridgelinezは変革の中核となる「人」を起点にした独自の先見力によって、チェンジリーダーと共に持続的な未来を創造するパートナーとして社会に貢献します。サービスに関するお問い合わせ
Ridgelinez株式会社 Risk Management 藤本・原
電話:03-5962-9391
本サービスに関するお問い合わせ:https://www.ridgelinez.com/contact/form/service/
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