DeepL、次世代言語AIツールおよび革新的な自律型エージェントによる生産性向上ソリューションを発表
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DeepL Agentが一般提供開始:ナレッジワーカーの生産性を飛躍的に向上し、現代の職場の業務自動化を実現
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DeepL Customization Hub:企業の翻訳ワークフローにおける全ての言語要件を一元管理し、コストと手間を大幅に削減
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DeepLが100以上の言語に対応:グローバル展開をさらに加速
ケルン(ドイツ)発 – 2025年11月5日 – AI製品と研究をてがけるDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市、CEO:ヤレック・クテロフスキー、以下DeepL)は本日、「DeepL Agent」の一般提供開始および、新たなビジネスソリューション「Customization Hub」を発表しました。さらに、新たに70以上の新言語を追加し、既存の言語を合わせ100以上の言語に対応可能となりました。これらのソリューションにより、事務職や専門職などの業務担当者により高い生産性を提供します。
DeepLの創業者兼CEO、ヤレック・クテロフスキーは、次のように述べています。
「DeepLは“言語の壁を超え、働き方を変革することで人の可能性を解き放つ”というミッションのもと、グローバルな働き方の変革を目指しています。翻訳は私たちの原点であり、本日の発表を通じて、その基盤をさらに拡大しながら、エージェント型AIという新たな領域にも挑戦できることを誇りに思います。多くのお客様が直面しているのは、繰り返し発生する非効率な業務や一貫性のない作業による生産性の低下です。DeepL AgentとCustomization Hubは、こうした課題を同時に解決します。エージェント型AIが日常業務を自動化することで、チームはより付加価値の高い業務に集中でき、Customization Hubは手作業によるレビューを最小限に抑え、プロジェクトの迅速な完了を支援します。両者の連携により、企業の業務効率・スピード・規模を大きく進化させ、言語と働き方が急速に変化する時代において、ビジネスの成長を力強く後押しします。AIの知見と人間の専門性を組み合わせることで、個人の生産性向上にとどまらず、組織全体がより大きな目標を達成できるよう支援していきます。」
DeepL Agentのご紹介
近年、事務職や専門職などの業務担当者は1日に約1,200回もアプリやウェブサイトを切り替え、週に11時間もの時間をシステム間の情報検索に費やしていると言われています。こうした状況を受け、業務効率化を実現する新たなツールへのニーズはかつてないほど高まっています。業務を一元管理し、無駄なコンテキストスイッチを減らすソリューションこそが、これからのビジネスに求められる姿です。DeepL Agentは、1,000名を超える社内外のユーザーによる徹底したベータテストと、2万件以上のタスク処理を経て、このたび一般提供を開始しました。DeepL Agentは、1,000名を超える社内外のユーザーによる徹底したベータテストと、2万件以上のタスク処理を経て、このたび一般提供を開始しました。
DeepL Agentは、ユーザーの業務を支援するAIエージェントとして設計されています。ユーザーの意図を理解し、計画・判断・実行までを担うだけでなく、人間による確認プロセス(ヒューマン・イン・ザ・ループ)も組み合わせることで、高い精度とコントロール、そして円滑なコラボレーションを実現します。例えば、営業部門では、CRM上で見込み顧客のリサーチや個別メッセージの作成、フォローアップのスケジューリングを自動化することが可能になります。カスタマーサービスにおいては、問い合わせ対応や返品処理、在庫確認などを人手を介さずに実行します。さらに、マーケティング部門では、トレンド分析や競合調査、コンテンツ生成、キャンペーンの進行管理まで幅広くサポートします。こうした日常業務を効率化することで、より戦略的な業務に集中できるようになります。
DeepL Agentは、CRMやメール、カレンダー、ナレッジベース、プロジェクト管理ツールなど、既存のシステムとシームレスに連携し、企業ごとのデータや業務フロー、ビジネスロジックを理解し、柔軟に適応します。エンタープライズレベルのセキュリティと管理機能を備え、複雑な統合作業なしで誰でもすぐに利用できるほか、データ主権やプライバシーにも最大限配慮しています。
グローバルでブランド言語の統一を実現
DeepL Dialoguesでは、用語集・スタイルルール・翻訳メモリを一元管理できる新たなプラットフォーム「Customization Hub」も発表しました。Customization Hubは、DeepL独自の文脈理解力を活かし、翻訳プロセス全体で企業ごとの言語要件を自動で反映し、大規模な翻訳でもエラーを最小限に抑え、ポストエディットの負担を大幅に軽減します。
このプラットフォームは、企業はブランド独自の用語や表現を維持しながら、翻訳のスピードと品質を向上させることに役立ちます。ワークフローの効率化とメッセージの一貫性確保を同時に実現し、コスト管理やレビューサイクルの短縮にも貢献します。
従来のローカライズ業務は、複数のツールに要件が分散し、手作業による修正や確認に多くの時間がかかっていました。Customization Hubの導入により、言語専門家の知見をDeepLに反映させることで、正確な翻訳・迅速なレビュー・エラー削減・大幅なコスト削減を同時に実現します。
約70言語を新たに追加、100以上の言語に対応
DeepLは、対応言語を大幅に拡充し、100以上の言語での利用が可能となることを発表しました。新たに約70言語がベータ版としてエンタープライズ向けに追加され、世界で最も話されている上位20言語のほぼすべてをカバーします。EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)地域では、EUの全24公用語に加え、クロアチア語、ボスニア語、セルビア語、スワヒリ語、アフリカーンス語、マダガスカル語が新たに利用可能となります。アジア太平洋地域では、ヒンディー語、マレー語、タガログ語、ベンガル語、マラーティー語、タミル語、ウルドゥー語など、企業からの要望が多かった言語が追加されます。
2025年は、「DeepL Voice for Zoom」や「DeepL Marketplace」、そして今回の「DeepL Agent」など、数々の新製品を発表した飛躍の年となりました。DeepLは今後も、言語翻訳から日常業務の自動化まで、企業の生産性向上を支えるAIソリューションを提供し続けます。イノベーションと研究開発を事業戦略の中核に据え、よりスマートで深く統合されたAIによって、グローバルビジネスの変革を推進していきます。
DeepLについて
DeepLは、複雑なビジネス課題に対応できる、安全かつインテリジェントなソリューションの構築に注力するグローバルAI製品開発・研究企業です。228のグローバル市場で20万社以上の顧客と、数百万人の個人が信頼を寄せるDeepLの言語AIプラットフォームは、テキストと音声の自然な翻訳、文章の推敲、リアルタイム音声翻訳を実現します。革新性、品質、セキュリティーを重視した開発の歴史を基に、DeepLでは言語分野を超えた製品展開を進めており、「DeepL Agent」は、事務職や専門職などの業務担当者の働き方を変革する自律型AIアシスタントとして設計されています。2017年にCEOのヤロスワフ“ヤレック”・クテロフスキーによって設立されたDeepLは、現在1,000人以上の情熱的な従業員を擁し、Benchmark、IVP、Index Venturesなどの世界的に有名な投資家の支援を受けています。詳しくは、www.deepl.com をご覧ください。
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