「我が家の定番おせち」から、「おせちのあとのお楽しみ」まで。有元さんの寿ぎの知恵と工夫、楽しみが満載。書籍『我が家のおせち【決定版】』10月18日発売。

東京書籍株式会社

東京書籍株式会社は、2023年10月に書籍『我が家のおせち【決定版】』有元葉子 著を発売いたしました。


  • 解説

今年こそ、おせちを手作りしたくなる。
有元葉子さんの「我が家の定番おせち25」から、「お煮しめ」、「お雑煮とお餅」、「おせちで甘味」、「おせちのあとのお楽しみ」まで。おせち作りのタイムスケジュールに、買っておくもの、だしのとりかた、道具やあしらい、盛り付けとコーディネイトまで網羅した「決定版」。
有元さんの寿ぎの知恵と工夫、楽しみが満載。

  • 「はじめに」

 世の中では暑い夏の最中から 〝お節商戦〟 が始まるのがこの頃の傾向です。我が家にはとんとご縁がないなあ、などと思いつつ夏の盛りを過ごし、我が家ではおせちのことを考え出すのはようやく11月に入ってから。
 どこに何を注文するかはもう決まっているので、迷うことはありません。年に1回家族が集まってみんなでおせち作りをする習慣は、30年か、もっとそれ以上かもしれませんので、発注する物も発注先も自然の流れで決まってきました。暮れの28日頃からおせち作りのために家族が集まってくるので、それまでに段取りを決め、材料を全て手配しておくのが私の役目です。発注先には、今年もまたよろしくお願い致します、というご挨拶をさせていただくとともに、今年もまた無事におせち作りができることに幸せを感じます。
 早めに下拵えしておけるものは、12月に入ったら手の空いているときに暇をみては作っておきます。最近では男の子たちもおせち作りに積極的に参加してくるので心強く、おせち作りがますます楽しくなりました。女性が作り、男性が食べるといった紋切形の習慣は今や我が家にはありません。
 以前は4日はかかっていたおせち作りですが、今では余裕で3日で完了。大晦日の前日には各自の家に持ち帰り、大晦日はそれぞれが済ませることを済ませ、お正月のおせち料理は各自の家で楽しみます。ひと昔前は大晦日までみんなでバタバタしていたことを思うと、今の静かな進行ぶりは嘘のようです。毎年やってきたから皆が慣れてきたのですね。それぞれの持ち場が自然に決まってきて黙っていても静かに進行するようになりました。
 おせち作りを毎年やっていると、まず海の変化がよくわかります。鮭がとれない、イクラが、かにが、数の子が……と、年を追うごとに海産物が手に入れにくくなったり、とんでもない高値になったりと、困難に遭遇するのはここ4、5年は特に顕著です。それも年を追うごとにより難しくなってきています。海のものはまず真っ先に環境の影響を受けますが、次は陸のものの番だな、と感じています。昆布やかつお節、そして米、大切な日本の味の根幹にあるものは大丈夫なのか、もう少し後にはどういうことになるのだろう、と危惧せざるを得ません。それも人間の自業自得、人は責任を取らなくては、とおせち作りをしつつ、いろいろなことを考えさせられる昨今です。
 それでも、自分で入手できる最上のものを準備して家族でおせちを作る。手作りのおせちは本職の職人さんのように手際よくはできません。ですが、皆で手作りできること、これこそが何より幸せなこと。これが少しでも長く続けられますように、と心から祈っています。
有元葉子

  • 著者情報

有元 葉子(アリモト ヨウコ)

素材の持ち味を生かし、余分なものを入れない引き算の料理が人気。
自分が本当によいと思える食材を使い、心と体が納得するシンプルなおいしさを追求。
東京・田園調布で料理教室「cooking class」を主宰し、自由な発想でレッスンを行う。
料理教室と同じ建物にある「shop281」では、自身が使う基本調味料や油、キッチン道具などが揃う。
www.arimotoyoko.com

  • コンテンツ

はじめに

●我が家の定番おせち25  
タイムスケジュールとラインナップ
買っておくもの
だしをとる

20日過ぎたら作る 
数の子
紅白なます
田作り
あんずの甘煮
黒豆
栗きんとん
しめさば

29日に作る 
たたきごぼう
八幡巻き
竜眼巻き
りんご羹
ゆず羹

30日に作る 
だて巻き
昆布巻き
のし鶏
如意巻き
岩石卵
牛肉のしょうゆ煮
 
31日に作る 
えびのうま煮
れんこんの甘酢炒め
スモークサーモンの大根巻き 
鯛と貝割れ菜の昆布じめ
百合根の茶巾
くわいの素揚げ
お多福豆の抹茶揚げ

●我が家のお煮しめ

おせち作りに活躍する、道具
おせち料理に欠かせない、あしらい

●おせちコーディネート
お重に詰めて
大皿に盛り合わせて
縁高に盛って
折り箱に盛り分けて
お弁当にして
大鉢や深鉢で

column 揚げかまぼこで、酒の肴とご飯

●お雑煮とお餅
お雑煮
焼き餅
 メープルじょうゆ
 クルミみそ
 おろし納豆
ぜんざい 

●おせちで甘味 
あんずみつ豆
あんず白玉
あんずケーキ 
きんとんクリームサンド
黒豆シャンテリー
黒豆蒸しケーキ

●おせちのあとのお楽しみ
和食でおもてなし
 おせち3種盛り
 ゆず釜蒸し
 ローストビーフのひと口にぎり

イタリアンでおもてなし
 おせちのひと皿
 チーズリゾット
 まぐろのカルパッチョ 

中華でおもてなし
 おせち盛り合わせ
 五目スープ
 かに春雨   

column 大晦日のかき揚げそば



<概要>

『我が家のおせち【決定版】』

■有元葉子/著 

■定価2,200円(本体2,000円+税10%)

■B5変型判/並製/4C/128頁

https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81653/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
雑誌・本・出版物
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

東京書籍株式会社

12フォロワー

RSS
URL
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
堀船2-17-1
電話番号
03-5390-7531
代表者名
渡辺能理夫
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1909年09月