【三重県伊賀市】伊賀地域消防指令センターの開設
2024(令和6)年4月1日から伊賀市消防本部と名張市消防本部が消防通信指令業務の共同運用を開始します。
伊賀市消防本部と名張市消防本部は、4月から伊賀市消防本部3階に「伊賀地域消防指令センター」を開設し、消防通信指令業務の共同運用を開始します。
現在、伊賀市と名張市からの119番通報は、年間でおよそ14,000件を受け付けしていますが、これを一括して各管轄の消防車・救急車を災害現場に迅速に出動させます。高機能消防指令台の導入により、位置情報通知システムや自動出動指定装置などを活用し、迅速かつ効率的な消防・救急・救助活動を実現します。
伊賀市消防本部3階に新たに設けられる「伊賀地域消防指令センター」は、伊賀市と名張市からの119番通報を一括して受け付け、各管轄の消防車・救急車を災害現場に迅速に出動させる役割を果たします。
この伊賀地域消防指令センターは、三重県下では北勢地域(四日市市・桑名市・菰野町)で構成された「三重北消防指令センター」に続き、2例目の共同運用となります。伊賀市と名張市は、消防通信指令業務の効率化を図り、より迅速な災害対応を実現するために連携しています。
伊賀地域消防指令センターでは、年間でおよそ14,000件の通報を一括して受け付け、各管轄の消防車・救急車を災害現場に迅速に出動させます。これにより、市民の安全・安心を確保するための迅速な応援体制を実現します。
また、伊賀地域消防指令センターに導入される「高機能消防指令台」は、地図検索装置やGPSを利用した「位置情報通知システム」により、通報者や災害発生地点を迅速に特定します。
さらに、伊賀市・名張市それぞれの管轄内で最適な場所から消防車や救急車を迅速に出動させる「自動出動指定装置」を備えています。この自動出動指定装置は、消防署や分署に対して出動指令を行い、消防隊や救急隊が駆け付けるようにします。また、消防車や救急車が消防署に待機していない移動中であっても、GPSで所在を把握することが可能です。これにより、緊急車両に搭載されたAVM(自動車通信装置)に災害発生を即時に伝え、情報を共有しながら迅速に出動することができます。
さらに、伊賀地域消防指令センターでは、スマートフォンを活用した「映像通報機能システム」の運用も開始します。これにより、スマートフォンからの119番通報者に対して、現場の映像を消防指令センターで確認することが可能になります。
伊賀地域消防指令センターの開設により、より効率的な消防・救急・救助活動が実現します。
【問い合わせ】
伊賀市消防本部通信指令課(伊賀地域消防指令センター)
電話番号:0595-22-8388
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