トラフィック最適制御装置を発売
~ ユーザ利用帯域の公平性確保によるQoE向上を実現 ~
アラクサラネットワークス株式会社(本社: 神奈川県川崎市 代表取締役社長兼CEO 保坂 岳深/以下、アラクサラ)は、10G/100Gの回線においてユーザ間で帯域を公平に分配するアプライアンスであるトラフィック最適制御装置「AX-Traffic Optimizer」を製品化し、6月1日から販売、出荷を開始します。
本装置をサービスプロバイダ(ISP/ASP/xSP)、MNO/MVNOおよびCATV事業者様などのネットワークに導入することで、一部ユーザの大量データ通信に起因するネットワーク全体の不安定化を解消できるため、加入ユーザの体感通信品質(QoE)を改善し、顧客(ユーザ)満足の向上につながります。
本装置をサービスプロバイダ(ISP/ASP/xSP)、MNO/MVNOおよびCATV事業者様などのネットワークに導入することで、一部ユーザの大量データ通信に起因するネットワーク全体の不安定化を解消できるため、加入ユーザの体感通信品質(QoE)を改善し、顧客(ユーザ)満足の向上につながります。
最近のインターネットでは、Web閲覧、動画、音声、センサーや監視カメラ等のIoTデータなど通信特性の異なるトラフィックが混在していますが、ネットワーク混雑時にはこれらの特性に応じた通信品質を十分提供できない場合がありました。また、一部のユーザが高品質動画を視聴するなどしてネットワーク帯域の大半を占有することで、ユーザ全体の通信が不安定化し、多くのユーザに通信品質が悪いと感じさせることも問題となっています。
アラクサラでは、この問題に対応するためのアプライアンスであるトラフィック最適制御装置「AX-Traffic Optimizer」を製品化し、ネットワークの混雑・不安定化時に通信用途に応じて適切に帯域を制御したり、ユーザ間で公平に利用帯域を分配したりすることを可能とし、ユーザの体感通信品質(QoE)の向上を実現しました。
AX-Traffic Optimizerの主な特徴は以下のとおりです。
・100G回線、1000万以上のユーザを収容可能であり、大規模ネットワークサービスに適用可能
・超大容量のバッファをユーザごとに分割することで、ヘビーユーザが帯域の大半を占有しないよう抑制し、ユーザの帯域を公平に確保
・1000万ユーザ以上の環境でも自動でユーザ識別と帯域分割が可能で、導入・運用が容易
・インラインに配備するため、トポロジを変更せずに適用可能
・異なるサービスごとに共有帯域を設定可能とし、CIR(保証帯域)、PIR(最大帯域)の指定により、きめ細かなトラフィックの制御も可能
・業界団体の定める「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」に基づき、利用者の通信の秘密を守りながら、公平(帯域)制御を行うことが可能
AX-Traffic Optimizerの主な仕様は以下のとおりです。
項目 | 仕様 |
サイズ | 445(W) x 480(D) x 43(H) mm |
重量 | 約9.0 kg |
消費電力 | 最大240 W |
電源 | AC100V/200V、DC*1 (オプションで冗長化可能) |
ファン | 前面吸気・背面排気タイプ |
インタフェース | SFP+ ×12*1 または QSFP28 ×2 管理用 RJ-45×2(コンソール、マネジメント) |
トラフィック制御 | ・パケットヘッダ情報(IPv4/v6アドレス、他)に基づく優先・廃棄制御 ・仮想回線(VLAN)ごとに制御可能 |
*1: CY2022年4Qサポート予定
AX-Traffic Optimizerの価格は、以下のとおりです。
形名 | 概略仕様 | 標準価格(税抜) |
AX-SA1410-12X2QWA1 | トラフィック最適制御装置本体、AC電源×1、ファン×1 (前面吸気・背面排気タイプ) | 7,720,000円 |
(注)冗長化電源、回線帯域拡張ライセンス(100Gbps)、フローエントリ数拡張ライセンス(+10Mエントリ)はオプションで提供
なお、本製品は、2022年6月15日から幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2022のアラクサラブースにおいて展示します。
略語
ASP: Application Service Provider
CIR: Committed Information Rate
ISP: Internet Service Provider
MNO: Mobile Network Operator
MVNO: Mobile Virtual Network Operator
PIR: Peak Information Rate
QoE: Quality of Experience
xSP: x Service Provider
■ アラクサラネットワークス株式会社について
アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。
会社名 | アラクサラネットワークス株式会社 |
設立日 | 2004年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長兼CEO 保坂 岳深 |
所在地 | 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟 |
従業員数 | 約230名 (2022年3月末現在) |
URL | https://www.alaxala.com/ |
■ 商標名称等に関する表示
本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
■ 製品に関するお問い合わせ先
アラクサラネットワークス株式会社 営業
〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟
電話: 044-549-1323
URL: https://www.alaxala.com/jp/contact/
■ 報道機関お問合わせ先
アラクサラネットワークス株式会社 広報担当 【担当:林謙治】
〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟
電話(報道機関専用):044-549-1706(ダイヤルイン)
URL: https://www.alaxala.com/jp/contact/
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