エンデと並び称されるドイツの児童文学者が亡命の50年と作家人生を語る、渾身のエッセイ『ぼくはただ、物語を書きたかった。』2/10発売!
- 1971年、紙の宝物を抱えてぼくはドイツに降り立った――。
ミヒャエル・エンデと並び称され、ドイツを代表するベストセラー作家として活躍するラフィク・シャミ。
20代でシリアから亡命し、50年間をドイツで生きてきた。
亡命前後の揺れ動く心情、ドイツ語の作家・語り部になるまでの紆余曲折、変わらぬ信念と創作の舞台裏を、
初めて率直に明かす。
シャミの人生が活写された渾身のエッセイ。
「ラフィク・シャミというペンネームは『ダマスカスから来た友人』を意味している。
彼は世界の読者に、まさに『友人』として、たくさんの物語をプレゼントしてくれた。」
「シャミの『書きたい気持ち、語りたい気持ち』はまだまだ衰えを知らないようだ。
本書がシャミという作家の素顔を知ってもらう一つのきっかけになれば幸いである。」
著者・訳者 プロフィール
著◆ラフィク・シャミ(Rafik Schami)
1946年シリアのダマスカス生まれ。亡命後1971年よりドイツ在住。1982年以降、作家として活動し、世界150万部のベストセラー『夜の語り部』や『空飛ぶ木』『言葉の色彩と魔法』(以上、西村書店)などを発表。ドイツ語圏におけるもっとも成功した作家のひとりであり、作品は30以上の言語に翻訳されている。1987年、『片手いっぱいの星』(岩波書店)でチューリヒ児童文学賞、1993年、ドイツ語を母語としないドイツ語作家に贈られるシャミッソー賞、2010年、『愛の裏側は闇』(東京創元社)でIPPY(独立出版社書籍賞)ゴールドメダル賞、2011年、忘却に抗し民主主義を支援する文学に対して贈られるゲオルク・グラーザー賞など、受賞多数。
訳◆松永美穂(まつなが みほ)
1958年愛知県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門はドイツ語圏の現代文学・翻訳論・ジェンダー論。著書に『誤解でございます』(清流出版)、訳書に『朗読者』(新潮社)[毎日出版文化賞特別賞]、『夜の語り部』『ナミコとささやき声』『言葉の色彩と魔法』、絵本の訳書に『ヨハンナの電車のたび』 [日本絵本賞翻訳絵本賞](いずれも西村書店)がある。
【 書 誌 情 報 】
■書名:ぼくはただ、物語を書きたかった。
■著:ラフィク・シャミ ■訳:松永美穂
■発行年月日:2022年02月17日 ■発売日:2022年02月10日 ※発売日は書籍の店舗への到着状況によって異なります。
■ISBN:978-4-86706-028-5 ■定価:1870円(本体1700円+税)
■体裁:四六判・上製 ■ページ数:232ページ
■発行・発売:西村書店
■販売場所:全国書店、ネット書店、ほか
・Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4867060283/
・楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17015451/
・honto : https://honto.jp/netstore/pd-book_31440281.html
・紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784867060285
・セブンネット:https://7net.omni7.jp/detail/1107271497
■西村書店HP商品ページ http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/17605
- 好評既刊 <ラフィク・シャミ>の本
『言葉の色彩と魔法』
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/12830
『夜と朝のあいだの旅』
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/3174
『こわい、こわい、こわい? しりたがりネズミのおはなし』
http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/7344
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