オランダ発「ロイヤル・アッシャー」がダイヤモンドカッターの軌跡展を開催
1854年オランダ・アムステルダムで創業したダイヤモンドジュエラー「ROYAL ASSCHER(ロイヤル・アッシャー)」(株式会社ロイヤル・アッシャー・オブ・ジャパン 代表取締役 槐 健二) は、2021年4月7日(水)~20日(火)の期間中、銀座三越 新館2階 ジュエリー/クローズアップにて、ダイヤモンドカッターの軌跡展を開催いたします。ブランドのレジェンドとして誉れ高い、世界最大のダイヤモンド原石「カリナン(3,106ct)」カットに成功した際(1908年)のカット・研磨ツール、またその偉業を称え、英国王エドワードVII世より寄贈された銀杯を展示いたします。
INFORMATION
ダイヤモンドカッターの軌跡
歴史を物語るツールを通じて当時のカット、研磨に思いを馳せ、160年以上に亘り、「美しく輝くダイヤモンド」を生み出すために心血を注いできた、その真髄をご覧いただけます。
英国王エドワードVII世は、皇太子時代からファッションに精通したプリンスとして知られ、“エドワードジャケット”など、現在のスーツの着こなしは、英国王エドワードVII世に由来するとも言われている。また、英国王エドワードVII世の治世に流行したジュエリー、ファッション、家具、建築など、“エドワーディアンスタイル”と呼ばれている。
1908年、「カリナン」カットの功労に報いるため、英国王エドワードVII世が特別に注文した銀杯。感謝の意とともに、大役を果たしたアッシャー社4名の名が手彫りされている。この銀杯は、シャンパンクーラーとしても使用出来るよう作られており、シャンパンフルートを放射線状にセット出来るようデザインされている。
1905年、南アフリカのプレミア鉱山で発見された、世界最大のダイヤモンド原石「カリナン(3,106ct)」。 あまりの大きさに、最初は水晶と間違えられたという。「カリナン」の名は、鉱山主である“トーマス・カリナン”に因んで名付けられた。
2:3つにカットされた、ダイヤモンド原石「カリナン」(レプリカ)
1908年、「カリナン」は3代目ジョセフ・アッシャーの手により3つにカットされた。一番大きな中央の原石は「カリナンI世」に、二番目に大きな左側の原石は「カリナンII世」へと姿を変えた。
3:ジョセフ・アッシャーが特注した専用ルーペ
「カリナン」カットの大仕事を拝命した後、特別に作らせた100倍の拡大ルーペには、ジョセフ・アッシャーの名が手彫りされている。1年以上の歳月をかけてカリナンの結晶構造を調べ、いかに歩留りよくカットするか、また、刃を当てる劈(へき)開面について追究した。
4:「カリナン」カットで破損した刃
「カリナン」カットを目的に、特別に作られた金属製の刃。最初にカットを試みた際、「カリナン」の硬さにより、ダイヤモンドではなく刃の方が割れてしまった。
5:「カリナン」カットに成功した刃
最初のカットで割れた刃よりも、刃の部分を更に厚くして製作された。 1908年2月、この刃により、ジョセフ・アッシャーは「カリナン」カットの偉業を成し遂げることが出来た。
6:「カリナンI世」のカットの際にダイヤモンドを固定した木製の土台
固定する部分には、松ヤニが使われた。固定前に松ヤニを熱して柔らかくしてダイヤモンドを設置し、冷めた段階でしっかり固定された。
7:「カリナン」カットに使われた金属製スティック
カットするダイヤモンド原石に金属製の刃をあて、土台に固定し、金属製のスティックによる一撃でダイヤモンドをカットした。
8:研磨用ダイヤモンドパウダーを収納する木製引き出し
カットしたダイヤモンドの研磨は、仕上げの段階ごとに、目の粗さの違うダイヤモンドパウダーを使用していた。この木製引き出しには、きめの細かさごとにダイヤモンドパウダーが収納されていた。
9:木製スケールボックス
当時は、電子秤などの精密機器がなく、ダイヤモンドの重量は、原始的な秤ではかられていた。折り畳みが簡単にでき、運搬も便利であった。
所在地:
銀座三越 新館1階 アクセサリー/ロイヤル・アッシャー
東京都中央区銀座4-6-16
電話 03-3562-1111(大代表)
営業時間 午前10時~午後8時
※営業時間は変更になる場合がございます。
https://bit.ly/2OYFe7x
「カリナン」を調査するために特注された100倍の拡大ルーペ、「カリナン」カットで使用された、 金属製スティック及びダイヤモンドを固定する土台、あまりの硬さに折れてしまった刃など、実寸大の「カリナン」(レプリカ)と共に展示いたします。当時は、コンピューターやレーザーカット技術もなく、カットや研磨は、熟練した職人が蓄積した経験と知見をもとに、極めて原始的な技法により手作業で行っていました。この機会に、数々のダイヤモンドの歴史に残る偉業を成し遂げてきたカッティングジュエラー、ロイヤル・アッシャーの軌跡を是非ご高覧ください。
INFORMATION
ダイヤモンドカッターの軌跡
歴史を物語るツールを通じて当時のカット、研磨に思いを馳せ、160年以上に亘り、「美しく輝くダイヤモンド」を生み出すために心血を注いできた、その真髄をご覧いただけます。
英国王エドワードVII世より「カリナン」のカット、研磨の功労を讃えて贈られた王室からの記念の銀杯(1908年)
英国王エドワードVII世は、皇太子時代からファッションに精通したプリンスとして知られ、“エドワードジャケット”など、現在のスーツの着こなしは、英国王エドワードVII世に由来するとも言われている。また、英国王エドワードVII世の治世に流行したジュエリー、ファッション、家具、建築など、“エドワーディアンスタイル”と呼ばれている。
1908年、「カリナン」カットの功労に報いるため、英国王エドワードVII世が特別に注文した銀杯。感謝の意とともに、大役を果たしたアッシャー社4名の名が手彫りされている。この銀杯は、シャンパンクーラーとしても使用出来るよう作られており、シャンパンフルートを放射線状にセット出来るようデザインされている。
1:世界最大のダイヤモンド原石「カリナン」(レプリカ)
1905年、南アフリカのプレミア鉱山で発見された、世界最大のダイヤモンド原石「カリナン(3,106ct)」。 あまりの大きさに、最初は水晶と間違えられたという。「カリナン」の名は、鉱山主である“トーマス・カリナン”に因んで名付けられた。
2:3つにカットされた、ダイヤモンド原石「カリナン」(レプリカ)
1908年、「カリナン」は3代目ジョセフ・アッシャーの手により3つにカットされた。一番大きな中央の原石は「カリナンI世」に、二番目に大きな左側の原石は「カリナンII世」へと姿を変えた。
3:ジョセフ・アッシャーが特注した専用ルーペ
「カリナン」カットの大仕事を拝命した後、特別に作らせた100倍の拡大ルーペには、ジョセフ・アッシャーの名が手彫りされている。1年以上の歳月をかけてカリナンの結晶構造を調べ、いかに歩留りよくカットするか、また、刃を当てる劈(へき)開面について追究した。
4:「カリナン」カットで破損した刃
「カリナン」カットを目的に、特別に作られた金属製の刃。最初にカットを試みた際、「カリナン」の硬さにより、ダイヤモンドではなく刃の方が割れてしまった。
5:「カリナン」カットに成功した刃
最初のカットで割れた刃よりも、刃の部分を更に厚くして製作された。 1908年2月、この刃により、ジョセフ・アッシャーは「カリナン」カットの偉業を成し遂げることが出来た。
6:「カリナンI世」のカットの際にダイヤモンドを固定した木製の土台
固定する部分には、松ヤニが使われた。固定前に松ヤニを熱して柔らかくしてダイヤモンドを設置し、冷めた段階でしっかり固定された。
7:「カリナン」カットに使われた金属製スティック
カットするダイヤモンド原石に金属製の刃をあて、土台に固定し、金属製のスティックによる一撃でダイヤモンドをカットした。
8:研磨用ダイヤモンドパウダーを収納する木製引き出し
カットしたダイヤモンドの研磨は、仕上げの段階ごとに、目の粗さの違うダイヤモンドパウダーを使用していた。この木製引き出しには、きめの細かさごとにダイヤモンドパウダーが収納されていた。
9:木製スケールボックス
当時は、電子秤などの精密機器がなく、ダイヤモンドの重量は、原始的な秤ではかられていた。折り畳みが簡単にでき、運搬も便利であった。
所在地:
銀座三越 新館1階 アクセサリー/ロイヤル・アッシャー
東京都中央区銀座4-6-16
電話 03-3562-1111(大代表)
営業時間 午前10時~午後8時
※営業時間は変更になる場合がございます。
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