HubSpotが2023年度版サステナビリティーレポートを公開
経営幹部では男女比平等が実現、グローバル全社の女性従業員数は47%に / 温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」達成への道筋と、従業員や顧客との信頼強化への取り組みを発表
HubSpotでは、サステナビリティレポートを2021年より発表しております。3度目の発表となる2023年版サステナビリティーレポートで開示した内容は、SASB(サステナビリティー会計基準審議会)の勧告に準拠し、GRI(Global Reporting Initiative)、金融安定理事会のTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)を参照して作成されており、ビジネスの持続可能な成長が見込まれる領域を当社が特定、測定、管理できるようになっています。
■2023年度版サステナビリティーレポートのハイライト
2022年度(2022年1月~12月)の活動の主な成果と今後の注力領域は以下のとおりです。
1)気候変動アクションへの投資
2040年までのネットゼロ達成を目標として、気候戦略への投資を強化した。再生可能エネルギーの購入とEAC(エネルギー属性証明書)の購入を組み合わせ、スコープ1と2のカーボンニュートラルを達成した。
2022年10月には、SBTi(Science Based Targetsイニシアチブ)の 認定を取得するためGHGの排出削減目標の申請書を提出した。この目標達成のため、再生可能エネルギー100%の電力を購入、オフィスをリースする際のサステナビリティー基準を導入、従業員の教育研修のほか、出張に伴う排出量の削減のためのルール策定、 ベンダーの管理プロセスにサステナビリティー基準を追加するなどの施策を実施した。
今後の注力領域:カーボンフットプリント(温室効果ガス排出量を二酸化炭素に換算し合算した量)の排出量の削減。エネルギー効率に優れた技術、再生可能エネルギーの調達、持続可能なサプライチェーン管理などの対策を実施し、パリ協定の目標に沿った事業運営を行う。2023年にはCDP(旧Carbon Disclosure Project)質問書に回答予定。
2)従業員とコミュニティーにおける平等性の実現
働き方のハイブリッドモデルを進化させ、柔軟性とつながり、多様性を尊重したカルチャー醸成のための投資を継続した。経営レベルでのジェンダー平等(男女比1:1)を実現し、全社の女性従業員数は47%に達した。グローバル全従業員を対象としたオンラインおよび対面のイベントを通じ、カルチャーの醸成、多様性の推進、学びの場を継続的に提供した。
従業員からのフィードバックに基づき、従業員がボランティア活動を行うためのプラットフォームと福利厚生を展開。このプラットフォームを通じて従業員がボランティアに費やした時間は年間2,000時間に及んだ。
今後の注力領域:多様性とインクルージョン、つながりを重視するカルチャーの醸成を継続することで、全従業員に公平なキャリアアップの機会を提供する。
Black Advisory Board(黒人諮問委員会)、女性幹部を対象としたLeadHERプログラム、既存の従業員リソースグループなどのプログラムを継続し、 ジェンダー平等実現に向けた採用と維持に取り組む。
給与の透明化および賃金格差解消の取り組みを拡大する。
パンデミック以来つながりを構築する方法が変化したことを踏まえ、ハイブリッド環境で有意義なつながりを築くため、Connect4 https://www.hubspot.com/company-news/hubspot-connect4 (英語)戦略を実施しながら、進展を図る。
3)グッドガバナンスの実践
規制の変化に対応するための製品機能や、アカウント保護を強化する2要素認証の義務化など、顧客がデータを保護するための新規ツールを複数リリースした。
HubSpotのセキュリティー、プライバシー、コンプライアンス、ガバナンス対策の詳細を1か所で確認できるCustomer Trust Center(https://trust.hubspot.com/)(英語)を開設した。
今後の注力領域:より強固な信頼と誠実な行動を取り続けるための仕組み作り
データの透明化と管理のためのツールを導入し、顧客がより簡単にデータにアクセスしセルフサービスで管理することを実現する。
企業運営におけるリスクを最小限に抑え、サステナビリティーの概念を組み込むため、バリューチェーンに対するアプローチを体系化し、調達から支払いまでをサポートする効率的でグローバルなプロセスの構築を継続する。
HubSpotのサステナビリティーの取り組みに関する詳細および2023年度版サステナビリティーレポートの全文
https://www.hubspot.com/hubfs/HUB-055_2023-Sustainability-Report_11_JA%20(1).pdf
特設LP
https://offers.hubspot.jp/sustainability
■HubSpot ESGディレクターYogesh Chauhan(ヨゲシュ・チャウハン)のコメント
2023年版サステナビリティーレポートでは、レジリエンスに優れ持続可能な企業を築き上げ、多様性と公平性を重視する職場を育み、人々のコミュニティーに貢献するための取り組みをまとめています。この1年の社会や地球環境の変化を思い返してみると、これまで以上にサステナビリティーに関する目標達成が求められていることは明らかで、当社としても継続的にESGへの取り組みを進めていく必要性を強く感じています。
HubSpotは、未来を担う世代が誇れる企業を築くことを目指しています。そしてこの目標は、当社の事業運営、従業員を大切にする姿勢、そしてHubSpotのミッションである「Help millions of organizations grow better」の実現への原動力となっています。今後もHubSpotは従業員、顧客、さまざまなステークホルダーと協働しながら、バリューチェーン全体でパートナーシップを築き、持続可能な未来を共に実現してまいります。
※将来の見通しに関する記述についての注意事項※
本プレスリリースには、1995年の米国私的証券訴訟改革法の定義に基づく「将来の見通しに関する記述」が含まれています。これには、ESGに関する当社の目標、確約、戦略と、関連するビジネスや関係者への影響などが該当します。将来の見通しに関する記述には、本レポートに記載されている計画、目的、期待、予定、その他の記述のうち過去の事実ではないものや、「期待する」、「予想する」、「予定する」、「計画する」、「確信する」、「努める」、「推定する」という表現や同様の意味を持つ語句を含む記述が該当します。将来の見通しに関する記述は、現時点で入手している情報とこれまでの想定に基づくHubSpotの計画、予定、期待、戦略、見通しについて、現時点での見解を示すものです。HubSpotは、将来の見通しに関する記述が提示あるいは示唆する計画、予定、期待、戦略、見通しが妥当であると考えていますが、これらの計画、予定、期待、あるいは戦略が実現または達成されることを保証するものではありません。また、実際の結果は、将来の見通しに関する記述の内容と大きく異なる可能性があります。実際の結果は、当社が制御できないさまざまなリスクと要因に左右されます。こうしたリスクと要因には、2022年12月31日を末日とする年度を対象とした年次報告書「Form 10-K」や2023年3月31日を末日とする四半期を対象とした四半期報告書「Form 10-Q」、それ以降に提出されたHubSpotのSEC(米国証券取引委員会)への報告書に詳述された内容が含まれます。HubSpotは、新しい情報や将来の事象などの結果を受けて、本プレスリリースに記載された将来の見通しに関する記述を更新する義務を負いません。
【HubSpot Japan株式会社について】
HubSpotは、「使いやすさ」と「高度な機能」を両立させた製品とサービスで企業の成長を支援するクラウド型のCRM(顧客関係管理)プラットフォームを提供しています。HubSpotのCRMプラットフォームにはマーケティング、営業、カスタマーサービス、オペレーション、ウェブサイト管理などの製品が含まれており、顧客を惹きつけ、信頼関係を築き、顧客満足度を高めることで自社も成長していく「インバウンド」の思想の実践を支援します。企業の各成長フェーズのニーズに合わせて柔軟に拡張することが可能で、現在世界120カ国以上で184,000社以上に導入されています。(2023年8月現在)
【会社概要】
会社名 HubSpot Japan株式会社
(※日本語表記が必要な際は「ハブスポット・ジャパン株式会社」とご記載ください)
代表者 廣田 達樹(カントリーマネージャー)
設立 2016 年 2 月
営業開始 2016 年 7 月
資本金 500万円
所在地 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビルヂング9F
事業内容 CRMプラットフォームの開発、販売、および関連サービスの提供
本社 HubSpot, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)
ニューヨーク証券取引所上場(ティッカー:HUBS)
代表者 ヤミニ・ランガン(CEO)
従業員数 全世界 7,100名
企業サイト https://www.hubspot.jp/company-information
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