チャレンジドドローン講習会の実地学習として、兵庫県加古川市でドローン農業の最前線を見学

高校生が見学する“未来の働く現場”

IDA

兵庫県加古川市にて、株式会社八幡営農(代表:前田 祥道)が取り組む国産デュラム小麦のドローンを使った薬剤散布作業の現場を、チャレンジドドローン講習会の参加者である高校生が見学しました。
この散布業務は、一般社団法人国際ドローン協会(代表理事:榎本幸太郎、以下IDA)が実施し、一等無人航空機操縦士(国家資格)を有するオペレーターがドローンを使って農地上空から高精度の薬剤散布を行いました。

見学は、一般社団法人ユニバーサル・ドローン協会(代表理事:鈴木重昭、理事/事務局長:竹中ナミ、以下UDrA)が運営する「チャレンジドドローン講習会」の一環として行われました。同講習会は、年齢・背景・特性を問わず、誰もがドローンを学び、将来的に社会参加や仕事に活かす力を育むことを目的とした活動です。

農業用ドローンの説明をするIDA 代表理事 榎本幸太郎

現場の声

見学に参加した高校生は、将来、ドローンを活用した仕事に就くことを希望しており、
「実際に農業の現場でドローンが使われているのを見て、自分もいつかこのような作業に携わってみたいと思いました」と感想を述べました。
当日は、IDA代表理事の榎本幸太郎が、ドローンの操作原理や農薬の仕組み、安全管理の重要性などをわかりやすく解説し、参加者に“仕事としてのドローン”の姿を紹介しました。

デュラム小麦と農業支援

今回の散布作業は、株式会社八幡営農が進める国産デュラム小麦の安定栽培プロジェクトの一環で行われたものです。
日本では気候的に栽培が困難とされ、大半を輸入に頼っているパスタ用デュラム小麦の国産化に挑戦しており、日本で初めて品種登録され自社で栽培したデュラム小麦(セトデュール)を原料にした「加古川パスタ」の製造・販売を展開しています。しかしながら、デュラム小麦は乾燥した気候を好み、高温多湿な日本では赤カビ病などの発生により安定栽培が難しいという課題が存在してきました。
このような栽培上の課題を乗り越えるために、IDAが持つドローンおよび農業デジタル技術のノウハウを導入し、デュラム小麦の安定生産と地域農業の高度化を目指します。

株式会社 八幡営農 代表 前田祥道

社会的意義

チャレンジドドローン講習会は、年齢や経験にかかわらず、ドローンを通じて新しい自分の可能性に挑戦し、社会での活躍を目指す人々を支援する取り組みです。
ユニバーサル・ドローン協会(UDrA)では、こうした見学や実地学習の機会を通じて、“働くこと”を自分ごととして捉えるきっかけづくりを今後も積極的に行っていく予定です。

写真 左IDA代表理事 榎本幸太郎

チャレンジドドローン講習会とは

Challenged(チャレンジド)というのは「障がいを持つ人」を表す新しい米語「the challenged (挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」を語源とし、障がいをマイナスとのみ捉えるのでなく、障がいを持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かして行こう、という想いを込め、社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中ナミが1995年から提唱している呼称です。
チャレンジドドローン講習会は、障害を持つ方々がドローンという新しい技術にふれ、将来の就労や社会参加へとつながるスキルや経験を積むことを目的とした取り組みです。

この講習会は、一般社団法人ユニバーサル・ドローン協会(UDrA)が運営しており、神戸市を中心に定期的に開催されています。

Challenged(チャレンジド)という言葉は、単に障害を意味するのではなく、困難があっても前向きに挑戦する意志を持つ人々を肯定的に表現するものであり、本講習会の理念とも一致しています。

講習会では以下のような内容を段階的に学びます:

· ドローンの基本的な仕組みと安全知識

· シミュレーターを使った操縦訓練

· 実機を使った安全な飛行体験

· 農業・物流・防災など、社会での活用事例の学習

· 現場見学やプロとの交流を通じた「働く現場」の理解

参加者の多くは、「ドローンを仕事にしてみたい」「社会の中で誰かの役に立ちたい」という気持ちを持って参加しており、ドローンを通じて可能性を広げています。

今回の現場見学では、高校生の参加者が「将来この仕事に就きたい」と強く希望を語り、実際の農業現場でプロが活躍する姿から大きな刺激を受けました。

ユニバーサル・ドローン協会では、今後もこの講習会を通じて、障害の有無に関わらず、すべての人が挑戦し、社会とつながることができる仕組みづくりを進めてまいります。

国際ドローン協会(IDA)は、チャレンジドドローン講習会を応援しています

この講習会が目指す「誰もがドローンを学び、社会とつながる機会をつくる」という考えに共感し、継続的に支援を行っています。

IDA代表理事の榎本幸太郎は、講習会で長年講師を務めており、座学や実技、現場での体験指導などに協力しています。

また、IDAは実際のドローン業務や見学の場を提供するなど、学びが「働く」ことにつながるようサポートしています。

今後もIDAは、チャレンジドドローン講習会と連携し、誰もが挑戦できる社会づくりに貢献していきます。

主催・協力

■ 株式会社 八幡営農
所在地:兵庫県加古川市八幡町船町16
代表者:前田 祥道
事業内容:デュラム小麦の栽培、加古川パスタ製造、スマート農業の推進

■ 一般社団法人 国際ドローン協会(IDA)
所在地:東京都江東区青海2丁目7-4 the SOHO 917
代表理事:榎本 幸太郎(UDrA 理事)
事業内容:農業・物流・防災分野でのドローン運用、国家資格教習、空撮業務等

■ 一般社団法人 ユニバーサル・ドローン協会(UDrA)
代表理事:鈴木 重昭
理事/事務局長:竹中 ナミ
事業内容:チャレンジドドローン講習会の運営、就労支援・社会参加促進を目的としたドローン教育の提供

一般社団法人国際ドローン協会

一般社団法人国際ドローン協会

「ドローンを通じて関わる人の人生を豊かにする」ことを目的とし、空撮、薬剤散布、点検、測量、映 像制作など幅広い業務に加え、座学講習会、実技演習、ドローンスクール、ドローンを使ったビジネス の促進やコンサルティングを行なっています。
 また、最高のクオリティを求められる方を対象に、空撮 や点検、測量、薬剤や粒剤の散布等、業界最前線での業務経験を生かし、豊富な実績でドローンを業務 に取り入れたい企業様にもサービスを提供しています。

国際ドローン協会は、ドローンの安全で効率的な活用を推進し、次世代技術の導入を通じて地域社会の発展に貢献します。

 詳しくは当協会HPをご覧ください。
【当協会HP】https://ida-drone.com 
【IDA無人航空機教習所HP】https://ida-drone.com/licence/ 
【薬剤散布サービス】https://ida-drone.com/agri/ 
【空撮サービス】https://ida-drone.com/movie2/ 
【点検・測量サービス】https://ida-drone.com/spcialservice/ 
【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCZI_JfyYSJCGC0s64z4eKHw

IDAのプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/42522

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ビジネスカテゴリ
農林・水産
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会社概要

URL
http://ida-drone.com
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都江東区青海2丁目7-4
電話番号
03-6770-8082
代表者名
榎本幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年11月