食品流通のDXを推進するクロスマート、酒販店向け空容器回収サービスを提供開始

紙、ハンディに代わる新しい選択肢として先行企業数社に導入

クロスマート

2024年4月9日 08時30分

食品流通のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進するクロスマート株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：寺田佳史、以下「当社」）は、業務用酒販店の空容器（くうようき）回収業務に特化した「クロスオーダー空容器回収」の提供を開始いたします。
従来、空容器の回収量は紙やハンディ端末での管理が中心でしたが、スマートフォンで回収内容をデータ化し、電子領収書を飲食店に送付することで、空容器回収量のシステムへの入力作業の効率化につなげることができます。

◆ 背景

クロスオーダー受発注をご契約・ご利用いただく卸売業者様の中には、業務用酒販店様が多くいらっしゃいます。業務用酒販店様の現場業務や配送業務に同行させていただく中で、空容器回収業務の負担の大きさを目の当たりにし、サービス開発を進めました。

◆ 空容器回収業務とは

空容器とは、ビール・サワーの瓶や樽などのリターナブル容器のことで、それぞれに保証金がかけられています。飲食店が業務用酒販店に容器を返却することで保証金が返金される商慣習です。

通常、業務用酒販店は商品を納品するタイミングで同時に空容器を回収します。回収時に、業務用酒販店の配送担当者が、空容器の種類ごとの数や返金すべき保証金額などを紙の伝票に記載し管理をしていますが、手書きのためミスが発生したり、その後の基幹システムへの入力作業にも時間がかかっていました。また、請求書の場合であれば、多くは月次締めのタイミングで商品代金と空容器の保証金の差額を請求する形となりますが、納品のタイミングで納品した商品代金と空容器の保証金を差し引いた金額をしはらう現金精算の飲食店も多く、配送時の負担が大きいことも課題のひとつでした。

※ 一部地域では中身売り、と呼ばれる保証金を差し引いた金額で販売するケースもあります。

◆ クロスオーダー空容器回収について

クロスオーダー空容器回収は、従来紙の伝票や納品書への手書き、またはハンディ端末で記録していた空容器回収量をスマホで入力することで、配送担当者の業務や、基幹システムへの回収量の入力作業を効率化し、飲食店への電子領収書の送付にも対応できるサービスです。

業務用酒販店だからこそある、代配に伴う領収書やインボイス番号の表示の切り替えやcsvの取り込み形式の複数保持、また現金精算の際の支払い金額の計算機能など現場に根付いた機能を多く取り揃えています。

◆ 先行利用企業様よりコメント

株式会社佐々木人事総務部総合企画部部長　佐々木恵美様

酒屋業界ならではの同システム構築にあたり現場の声、特に配送ドライバーの声を丁寧にヒアリング、複数回飲食店への配送にも同行いただきました。

ドライバーに寄り添い、このシステム導入により少しでもドライバーの負担がなくなり、効率が上がるよう努めてくれました。

まだ発展途上のシステムではありますが、開発者の柔軟性と現場を大切にされる姿勢を高く評価しております。

2024年問題がある中で、同システムを稼働させることにより、少しでも現場の負担軽減とお届けする飲食店様の安心感につながればよいと考えます。

これからも協力させていただき、さらにブラッシュアップできれば幸いです。

◆ お申込先

「クロスオーダー空容器回収」にご興味のある方は、お気軽に下記担当者までお問い合わせください。

担当者：

電話番号：03-4500-8221

メールアドレス：info@xmart.co.jp

問い合わせ窓口：https://xmart.co.jp/#contact

◆ クロスオーダーとは

クロスオーダーは、飲食店様と卸売業者様をつなぐプラットフォームです。FAXや電話が主流だった受発注業務をスマートフォン上のLINEに切り替え業務効率化を推進する「クロスオーダー受発注」、LINEを活用したオンライン販促機能「クロスオーダー販促」、電帳法に対応した請求書DX機能「クロスオーダー請求書」など、飲食店様と卸売業者様のあいだのアナログな業務をデジタル化する機能を次々と展開しています。サービス開始から約4年、当月のアクティブな利用店舗数は70,000店舗を超え、急速に拡大しております。

(※)当月利用店舗数：これまでの累計ではなく、当月でクロスオーダーを利用し発注してくださっている店舗数を指します。