森林と人・社会との新たな関係性を育む「フォレストリバイタライズ産業」のエコシステム作りを開始
森と人とが共に繁栄する世界の共創を目指す
100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:留目 真伸、以下:SUNDRED)は、新たな新産業共創の試みとして「フォレストリバイタライズ産業」の構築に向けて正式にプロジェクトをスタートしたことをお知らせします。日本は、国土の約7割が森林という世界でも有数の森林大国ですが、その貴重な資源である森林の活用については不十分です。また、世界的に見ても森林と人との関わり合いには多くの課題や新たな可能性を抱えています。本プロジェクトでは、森に関わる多様な人々が繋がり合うことで、時間と空間を越えた新たな価値の循環・充実のエコシステム(生態系)を形成し、森と人とが共に繁栄する世界の共創を目指します。
■フォレストリバイタライズ産業とは
森林には、木材資源を産み出す機能だけでなく、二酸化炭素の吸収、生物多様性の保全、水源の涵養、土砂災害の防止といった、私たちの生命を支える重要な役割があります。気候変動をはじめとする環境問題が深刻化する今、森林保全の重要性はますます高まっていますが、林業は深刻な担い手不足に直面しており、森と共に暮らす里山文化は過去のものとなりつつあります。
その一方で、人間が先天的に持つ“自然とつながりたい”という本能的欲求を満たしていくことで、健康や幸せを得ることができるという「バイオフィリア仮説」に基づく空間デザイン(バイオフィリックデザイン)が都心のオフィス等にも多く取り入れられるようになっています。このように、森林と人との関係性はWell-beingといった新たな視点からも見直されるようになっています。また、ドローンでの精密計測や、デジタルツイン、ブロックチェーン等の最新テクノロジーや、新たな価値の可視化・評価のフレームワーク等、これまでの業界の区分を超えた新たな繋がりの構築による価値創造がいよいよ現実的なレベルに近づいています。
そこで「フォレストリバイタライズ産業」は、森林資源が持つ価値と森林空間が持つ魅力を最大限に引き出すアイデア群を起点に、森に関わる人を増やし、エコシステム全体に健全な経済循環を生み出すことで、森と人とが共に繁栄する仕組みと文化の共創を目指します。「森に人が関わるほどに、生態系が回復し、人々の心も暮らしも豊かになる価値循環の仕組みづくり」が、フォレストリバイタライズ産業のコンセプトです。
フォレストリバイタライズ産業はSUNDREDの「新産業共創プロセス」におけるフェーズ1からフェーズ2に差し掛かっている段階です。プロジェクトへの参画等、ご興味ある方はフォレストリバイタライズ産業のサイトよりお問い合わせ下さい。
フォレストリバイタライズ産業
URL:https://www.industry-up.com/015-forest-revitalize
■SUNDREDの新産業共創プロジェクト
SUNDREDでは2019年7月の新産業共創スタジオのローンチ以来、「ユビキタスヘルスケア産業」「フィッシュファーム産業」「ハピネスキャピタル産業」等の約12個の新産業プロジェクトを推進中です。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、社会起点での新産業の共創を推進していくことで結果として各社の事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、駆動目標となるエコシステム仮説に落とし込み、エコシステム構築の中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。アカデミアの知見とプロジェクトの実践を融合させた「新産業共創プロセス」、目的志向で行動する社会人「インタープレナー」のネットワーク、各所で推進されているイノベーション活動を集約して社会実装を進める「リビングラボ」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・社会実装を加速しています。
■これからの社会を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDはこれからの社会を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナーコミュニテイーは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約1,000人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。昨年度は経済産業省関東経済産業局と共同で「令和3年度 越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施し、今後も益々加速させていきます。
インタープレナー
https://www.interpreneur.jp/
■会社紹介
企業名:SUNDRED株式会社
設立 :2017年3月設立 ※「新産業共創スタジオ」は2019年7月1日より正式稼働
代表者:留目 真伸
本社 :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス :東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
概要 :100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく。
URL :https://sundred.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像