アリババクラウド、ガートナーの生成AI分野「エマージング・マーケット・クアドラント」全4カテゴリーで再び「エマージング・リーダー」に選出

生成AIインフラ、モデル、エンジニアリング、AIアプリの各分野での評価は、アリババクラウドの機能と将来性を示す

アリババグループのデジタル技術とインテリジェンスの中核を担うアリババクラウドは本日、ガートナー社が今年11月に発表した最新レポート「Innovation Guide for Generative AI(生成AIのイノベーションガイド)」において、評価対象となった4つのクアドラントすべてで再び「エマージング・リーダー(Emerging Leader)」に選出されたことを発表しました。

ガートナーによると、エマージング・マーケット・クアドラントは、「ダイナミックで急速に変化する市場における生成AIベンダーを可視化」するものであり、「エマージング・リーダーは、市場での認知度に加え、強力な機能と将来性の両方を備えている」と定義されています。

アリババクラウド・インテリジェンスの最高技術責任者(CTO)である周 靖人(Jingren Zhou)は次のように述べています。

「生成AIスタック全体でエマージング・リーダーとして評価されたことは、当社の統合された『AI + クラウド』戦略に対する強力な裏付けと考えています。AIを支える最適化インフラから、最先端のQwenモデル、専門アプリケーションを開発するツール、そしてエンドユーザーに価値を提供する生産性アプリに至るまで、当社はAIの急速な進化の時代において企業が革新と成功を実現できるよう、包括的なエコシステムを提供することに注力しています」

ガートナーレポートにおける4つのクアドラントは、「生成AI特化型クラウドインフラ」、「生成AIモデルプロバイダー」、「生成AIエンジニアリング」、「生成AIナレッジマネジメントアプリ」です。

■フルスタックAIエコシステム

ガートナーレポートは各領域における重要な機能のコンテキストを提供しており、アリババクラウドは自社の提供するサービスがこれらすべての領域にカバーしていると考えています。

・生成AI特化型クラウドインフラ:ガートナーはこれを「AIおよび機械学習(ML)活動を可能にするための機能を提供するサービス」と定義しています。トレーニングや推論のための高性能コンピューティング、ストレージ、ネットワークなどが含まれます。

アリババクラウドは、こうした高度なワークロードに対応する堅牢でAI最適化されたクラウドインフラ基盤を提供しており、アジア太平洋地域で唯一、世界の主要4社と並んでエマージング・リーダーに選出されたクラウドサービスプロバイダーです。

・生成AIモデルプロバイダー:この市場は「商用またはオープンソースの基盤モデルへのアクセスを提供するモデルプロバイダー」を対象とします。

最新の「Qwen3」を含むアリババの独自開発モデルである「通義千問(Qwen)」シリーズは、この分野における同社の技術力を象徴しています。オープンソース版Qwenモデルはコミュニティで広く採用され、Hugging FaceやModelScopeで6億回以上ダウンロードされ、17万以上の派生モデルの開発を牽引しています。

アリババのAI開発プラットフォーム「Model Studio」は、企業がモデルを微調整、管理、デプロイできる環境を提供し、これまでに100万以上の企業や個人に利用されています。企業はQwenや画像生成モデル「通義万相(Wan)」ファミリーなど、多様な大規模言語モデル(LLM)を活用した生成AIアプリケーション開発を可能にします。

・生成AIエンジニアリング:ガートナーは、このサブマーケットが「生成モデルの開発・改良・デプロイに特化したモデルライフサイクル管理技術」に焦点を当てていると指摘しています。

アリババクラウドの「Platform for AI(PAI)」は、企業や開発者がAIをより容易に構築・活用できるよう設計された、包括的な機械学習・深層学習エンジニアリングプラットフォームです。データラベリングやモデル構築から、モデルのトレーニング、性能最適化、実環境への展開まで、AIライフサイクル全体を単一の統合プラットフォームでサポートします。

・生成AIナレッジマネジメントアプリ:この分野は、「企業が自社のナレッジベースから情報やインサイトをより適切に検索し、文脈化できるようにする」技術を対象としています。

アリババクラウドのAIソリューションは、RAG(検索拡張生成)やエージェントAIを活用し、ナレッジを実行可能なインサイトへと変換することで、エンタープライズ向けアプリケーションの開発を可能にします。これにより、自動運転やスマートヘルスケアをはじめ、家電、物流、次世代Eコマースに至るまで、幅広い産業分野でAI導入が加速しています。

周はさらに次のように述べています。

「当社は、これらの技術がどのように採用され、長期的に付加価値を生み出すかに焦点を当て、生成AIを包括的な視点で捉えています。イノベーションのスピードがさらに加速していく中、当社はこのダイナミックな業界の未来に対応できるよう、当社の能力エコシステムを最適化してきました」

昨年、アリババクラウドは、ガートナーのレポート「Innovation Guide for Generative AI Technologies(生成AI技術のためのイノベーションガイド)」において、評価対象となった4つのクアドラントすべてでエマージング・リーダーに選出されました。

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会社概要

URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン27F
電話番号
-
代表者名
与謝野 正宇(よさの まさひろ)
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年05月