文書偽造鑑定と筆跡鑑定　その技術力　～法科学鑑定研究所

法科学鑑定研究所の新サービスで、文書の真偽を見抜く。高度な技術で筆跡を科学的に解析し、正確な結果を提供します。

法科研

2024年7月30日 11時30分

法科学鑑定研究所（東京都小金井市）は、文書偽造の検出と筆跡鑑定において高度な技術を誇り、法的および商業的な場面で広く活用されています。
契約書、遺言書、重要なビジネス文書の真偽を判断するために不可欠なこれらの技術を、専門家チームが最新の機器と技術を駆使して提供します。
法科学鑑定研究所は、（7月16日より）新たに開始したこのサービスで、文書の真偽を科学的に解析し、信頼性の高い結果を提供します。このサービスにより、ビジネスや法的な場面でのトラブルを未然に防ぎ、安心と信頼を提供します。

偽造文書解析-法科学鑑定研究所

＜文書偽造鑑定の技術力高度な光学技術＞

フォレンジック光学

詳細: フォレンジック光学技術を用いて、文書のインクなどの違いなど分析します。この技術により、改ざんや偽造の痕跡を見逃さずに検出します。
適用例: 契約書や重要な書類の改ざん部分を特定し、修正履歴などを明らかにします。

紫外線（UV）および赤外線（IR）分析

詳細: 紫外線（UV）や赤外線（IR）を使用して、インクやなどの異常を検出します。これらの波長は、肉眼では確認できない改ざん部分を明確にします。
適用例: 異なるインクなどの使用による不自然な変更を識別します。

IR分析-法科学鑑定研究所

＜デジタル画像解析＞

高解像度スキャニング

詳細: 高解像度スキャナーを用いて文書をデジタル化し、微細な特徴を捉えます。このデータは、さらなる詳細な解析に使用されます。
適用例: 微細なインクの重なりや文字のエッジの違いを検出し、改ざんの証拠を提供します。

画像処理ソフトウェア

詳細: 高品位の画像処理ソフトウェアを使用して、インクの重なりや線の微細な違いを分析します。これにより、偽造の痕跡を精確に検出します。
適用例: 複雑な修正が行われた文書において、修正前の内容を復元することもあります。

＜化学分析＞

インク成分分析

詳細: インクの化学成分を分析し、異なる種類のインクの識別します。
適用例: インク成分の分析により、巧妙な改ざんを証明します。

紙の年代測定

詳細: 紙の成分を分析することで、紙の年代測定を行います。
適用例: この文書の紙が、いつ頃作成されたか紙かを測定します。

＜筆跡鑑定の技術力細部の特徴分析＞

筆順と筆圧

詳細: 筆順や筆圧の違いを分析することで、署名や手書き文字の真偽を判定します。筆圧の強弱や筆跡の流れを詳細に検出します。
適用例: 署名の真偽を判定し、改ざんの可能性を明らかにする。

ESDA2を用いた筆圧検査-法科学鑑定研究所

文字形状とストロークパターン

詳細: 文字の形状やストロークパターンを比較し、特徴的な筆跡を特定します。特に、文字の終端や交差点の特徴を重点的に解析します。
適用例: 筆跡の微細な違いを精確に識別し、筆跡の一致を証明します。

＜統計的解析＞

筆跡の統計解析

詳細: 大量の筆跡データを統計的に解析し、特定の筆跡パターンを識別します。これにより、筆跡の一致度を数値化し、客観的な証拠として提供します。
適用例: 複数の筆跡サンプルを解析し、特定の筆跡の一致を証明。

パターン認識技術

詳細: 高度なパターン認識アルゴリズムを使用して、微細な筆跡の違いを識別します。
適用例: AIを活用して筆跡の特徴を自動的に抽出し、高精度な鑑定の実現を目指します。

＜専門家の評価＞

熟練の鑑定士による評価

詳細: 経験豊富な筆跡鑑定人が、詳細な手書き文字の特徴を評価し、真偽を判定します。鑑定人は、多くの事例を基にした専門的な知識と経験を持っています。
適用例: 筆跡の習慣や個々の特徴を詳細に分析し、署名や文書の真偽を確認。

＜信頼性と正確性の確保＞

厳格な品質管理

標準操作手順（SOP）: 各検査プロセスは、厳格な標準操作手順（SOP）に基づいて実施されます。これにより、一貫した高品質の鑑定結果を提供します。
内部および外部の精度管理: 定期的な内部監査と学会への研究論文の発表により、常に高い精度と信頼性を維持しています。

AIを用いた筆跡鑑定-法科学鑑定研究所

迅速な結果提供

標準検査: 標準的な検査は1か月以内に結果を提供します。依頼者のニーズに応じて迅速な対応が可能です。
緊急検査: 緊急を要する場合には、迅速検査オプションを利用することで、２～3週間前後に結果を提供する場合があります。

＜成功事例＞

企業間契約書の偽造検出: ある企業が提出した契約書のインク成分などを分析し、自署ではなく印刷された自署であることを特定。これにより、契約書が後から改ざんされたことが明らかになりました。
遺言書の筆跡鑑定: 遺言書の署名が故人のものではないと疑われたケースで、筆跡鑑定により署名が偽造であることを証明。これにより、遺言書の無効が確定しました。
法的手続きの支援: 法的紛争において、ALFSの文書偽造検出と筆跡鑑定が重要な証拠として採用され、依頼者の主張が裁判所で認められました。

＜未来の展望＞

ALFSは、今後も最新技術を取り入れ、文書偽造鑑定と筆跡鑑定の精度と迅速性をさらに向上させることを目指します。AI技術の導入や新しい分析手法の開発により、検査の可能性をさらに拡大していく予定です。また、依頼者のニーズに応じたカスタマイズされたサービスを提供し、信頼性の高い証拠を提供し続けることで、社会の安心と信頼に貢献していきます。

ISO-法科学鑑定研究所