写真1位、金融書類2位!遺品整理で見つかって『良かったもの』TOP10

終活の情報メディア「終活瓦版」を展開する株式会社林商会(本社:滋賀県大津市膳所、代表取締役 林達也、URL:https://hayashi-grp.com/)は、遺品整理に関する調査を実施しました。
調査期間:2025年02月19日~2025年02月26日
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:遺品整理をしたことがある方
有効回答人数:200名
遺品整理は故人を偲ぶ大切な作業ですが、遺族にとっては大きな負担にもなり得ます。
思い出の品から重要書類まで膨大な量の遺品を前に、整理中は故人との思い出に向き合わねばなりません。
そのような中、遺品から新たな発見を得ることもあるようです。
株式会社林商会は、遺品整理の実態と課題を探るべく、200名に調査を実施しました。
遺品整理で見つかって良かったもの、予想外の発見、整理の負担感など、さまざまな視点から実態に迫ります。
遺族200人が語る!遺品整理で「見つかって良かったもの」決定版リスト

(N=200,n=200名,回答数=604、複数回答。2025年02月19日~2025年02月26日に実施したインターネット調査による)
遺品整理で見つかって良かったものは何かを尋ねたところ、最も多かったのは「写真やアルバム」で108人、「クレジットカード/現金/通帳/印鑑」が105人と、両者が拮抗する結果となりました。
3番目に多かったのは全体の約3割にあたる73人が選んだ「貴金属/宝飾品」で、4番目は53人が回答した「保険証書などの書類」でした。
さまざまな遺品の中で「最も重要だったもの」を挙げてもらい、その回答の理由を伺いました。
ランキング形式で、回答理由の一部を紹介します。
第1位 写真やアルバム
--------------------------
「写真はいつでも見ることができ、思い出に残るから。」(30代男性)
「写真は、知らない歴史があって感慨深い。」(40代女性)
--------------------------
遺品整理で見つかって良かったもの第1位は「写真やアルバム」でした。
故人の若い頃の知られざる一面が垣間見られたり、故人と遺族との思い出を振り返ることができたり、感慨深く感じたという声も寄せられています。
第2位 クレジットカード/現金/通帳/印鑑
--------------------------
「クレジットカードとかの申込書。残してあったので何枚持っているのか分かりました。」(30代女性)
「クレジットカードや通帳です。いくら残ってるかや解約するのに必要だったからです。」(30代女性)
--------------------------
「写真やアルバム」についで多く挙げられたのが、「クレジットカードや通帳などの金融関連書類」です。
これらの書類は、故人の金銭的な資産を把握し、相続手続きを円滑に進めるための重要な手がかりとなります。
遺品整理の過程で見つかると、ホッとする遺族の方が多いようです。
第3位 貴金属/宝飾品
--------------------------
「貴金属など価値があるものが見つかったのはうれしかった。」(30代女性)
「貴金属があったおかけで形見として貰いました。」(40代男性)
--------------------------
第3位にランクインしたのは、全体の約3割の人が選んだ「貴金属/宝飾品」でした。
貴金属や宝飾品は、形見として受け継ぐことで故人との絆を感じられる大切な遺品です。
また経済的な価値もあるため、遺された家族の生活を支える助けになることもあるようです。
第4位 保険証書などの書類
--------------------------
「保険証書などの書類。理由は、相続の際に、預金や金融資産は、相続手続きを依頼した専門家にお任せでよかったのですが、保険金については相続の対象外だったので、すべて自分で調べて手続きをする必要がありました。なので、保険証書が見つかって助かりました。」(60代男性)
「保険証書は見つかったことで財産として大金を残してくれたため。」(30代男性)
--------------------------
第4位にランクインしたのは「保険証書などの書類」です。
保険関連の書類は、故人が加入していた保険の内容を把握するために欠かせません。
遺品の中からこれらの書類が見つかると、保険金の請求手続きがスムーズに進められます。
遺族が速やかに書類を見つけられるよう、日頃から書類を整理しておくことが大切です。
第5位 身分証明書
--------------------------
「身分証明書は、いろいろな手続きの為に必要なので、とても助かりました。」(50代女性)
--------------------------
遺品から見つかって良かったもの、第5位は「身分証明書」でした。
身分証明書は、故人の氏名や生年月日、住所などの基本情報を確認するために必要不可欠な書類です。
相続手続きや各種契約の解約、名義変更の際に求められることが多いため、見つかって良かったという声が多数寄せられました。
第6位 着物や美術品
--------------------------
「着物。戦時中のものなので。装飾品の数珠も歴史的価値がありそうでした。」(40代男性)
--------------------------
第6位にランクインしたのは200人中45人が選んだ「着物や美術品」です。
着物や美術品には、金銭的価値だけでなく、文化的・歴史的価値を持つものもあります。
時代を越えて受け継がれてきた品々は、先祖から引き継がれた家族の宝といえるでしょう。
第7位 有価証券などの金融資産の書類
--------------------------
「金融資産が多かったので重要でした。」(30代男性)
--------------------------
第7位は「有価証券などの金融資産の書類」でした。
有価証券などの金融資産に関する書類は、相続手続きにおいて非常に重要な役割を果たします。
預貯金の存在や株式の保有状況を把握することで、遺産分割協議がスムーズに進められるでしょう。
第8位 手紙
--------------------------
「手紙。ほとんど語られていなかった実の弟からの手紙でシリアスな内容だったから。」(40代女性)
「手紙の中に、私に向けた言葉がかかれていて感動したから。」(40代女性)
--------------------------
第8位には「手紙」がランクイン。
手紙は故人の思いが直接伝わってくる、感慨深い遺品の一つです。
故人の知られざる人間関係や秘められた過去が明らかになるケースもあるようです。
第9位 サービスなどの契約書類
--------------------------
「サービス等の契約書は契約を解除、名義変更するときにあって便利でした。」(30代女性)
サービスなどの契約書類:実際の契約がどういう状態なのかを確かめるのが大変だった。(40代男性)
--------------------------
第9位は「サービスなどの契約書類」でした。
各種サービスの契約書類は、解約や名義変更の手続きに必要となる重要書類です。
故人が利用していたサービスを把握し、適切に手続きを進めることが求められます。
第10位 遺言書/エンディングノート
--------------------------
「エンディングノート。がんで闘病生活をしている最中に書かれたものでした。いろんな気持ちが書かれていて、何をどうしてほしいかということも書かれていました。亡き母の思いを聞けたようで、私にとっては最も重要なことでした。」(50代男性)
「遺言書/エンディングノートです。遺産分配や葬儀の手配など、遺族が行うべき手続きが書いてあったからです。」(40代男性)
--------------------------
第10位にランクインしたのは「エンディングノート」でした。
エンディングノートには、財産分与の方針や葬儀の希望など、具体的な指示を記すことが一般的で、遺族にとって重要な道しるべとなります。
病床で綴られた言葉からは、家族を想う故人の気持ちが感じ取れるようです。
予想外の贈り物—遺品整理で見つかった感動と衝撃の品々とは?
遺品整理を進める中で、見つかって感動した・衝撃を受けた品々について伺いました。
寄せられた回答の中で特に印象的だったエピソードをいくつかご紹介いたします。
--------------------------
「私たち兄弟(孫世代3人分)の小学校6年間で制作した絵が全て残していてくれたのは、驚いたと同時に、持ち帰った絵を見せ褒めてくれた祖母の愛を思い出しました。」(30代女性)
「私の場合は、切手収集ケースでした。それは、膨大な量の切手コレクションがあり、思わず。お宝だと思いました。」(60代男性)
「子供の頃屋根上に投げたはずの乳歯。」(30代女性)
「アルバムなのです。母はとてもまめな人で貼った写真の下にいつ何処で誰といた写真ですと一枚一枚に書き記してくれていたのですそれを家族で見ながら昨日の事のように思い出させてくれたのですお母さん有難うの気持ちでいっぱいです。」(60代女性)
「タンスの引き出しの裏から出てきた、第二次世界大戦時の新聞。」(40代女性)
「エンディングノートでお世話になった人への感謝の手紙、思い出話が書かれていた事、感動した。」(30代女性)
「遺産です。自分のためにこれだけ残してくれたと感じました。助かっています。」(30代男性)
--------------------------
祖母が残した孫の作品や母が作ったアルバム、時を越えて見つかった乳歯からは深い愛情が、新聞からは故人の生きた時代の息吹が伝わってきます。
エンディングノートの感謝の言葉は特別な遺産であり、遺された財産は家族への最期の贈り物だと感じました。
遺品整理は大変な作業ですが、思い出の品々との出会いは遺族の心の支えになるのではないでしょうか。
まさかそんな場所から…予想外の場所から発見される数々の遺品
故人の遺品は、思いがけない場所から発見されることもあるようです。
予想外の場所から意外なものが見つかり、思わず驚かされるケースも少なくありません。
以下、回答者から寄せられたエピソードを一部紹介します。
--------------------------
どちら様?
「仏壇から知らない位牌がでてきた。骨も。」(40代女性)
有価証券や銀行口座、現金がこんなところから…
「洋服ダンスの奥から、有価証券が出てきた。」(50代男性)
「キッチンの収納棚から銀行口座」(30代女性)
「タンスの奥から現金の入った封筒が出てきました。」(50代男性)
故人もまさか見つけられるとは思わなかったはず
「屋根裏からエロ本が大量にみつかった。」(30代女性)
歴史の一端を垣間見る
「軍隊手帳が出兵兵士への千人針腹巻にまかれて出てきた。」(30代女性)
遺言書が……
「ベットの下に積まれていた書籍の下から遺言書が出てきた。隠していたのか、驚いた。」(60代女性)
祖母の意外な趣味
「ラブライブの切り抜きが何故か本棚から出てきました。76歳の祖母。」(30代女性)
--------------------------
キッチンの収納棚にタンスの奥、屋根裏など、さまざまな場所からあらゆるものが見つかっています。
遺品整理の過程では、故人の隠された人生の一面が明らかになることもあるようです。
仏壇から見つかった見知らぬ位牌や遺骨は、故人の知られざる縁者の存在を示唆しているのかもしれません。
また、思いがけない場所から発見された有価証券や現金、銀行口座の存在は、故人の秘めた財産管理の姿を浮き彫りにします。
屋根裏のアダルト雑誌や本棚のアイドルの切り抜きからは、生前、周囲に隠していた趣味嗜好が垣間見えたようです。
このように、遺品整理は故人の隠れた側面を知る機会ともなりますが、その一方で遺族にはその作業が大きな負担となることも事実です。
次項では、遺品整理の大変さについて、アンケート結果をもとに詳しく見ていきましょう。
88%が実感する!遺品整理の大変さ

(N=200,n=200名、単一回答。2025年02月19日~2025年02月26日に実施したインターネット調査による)
「遺品整理は大変だと感じましたか?」と質問したところ、88%の回答者が「はい(大変だと感じる)」と答えました。
遺品整理は遺族の心身に大きな負担を与える作業だとわかります。
プロに任せる?自分で行う?遺品整理の選択肢を徹底比較

(N=200,n=200名、単一回答。2025年02月19日~2025年02月26日に実施したインターネット調査による)
続いて「遺品整理業者を利用したいと感じますか?」の質問に対し、「思う」「どちらかというと思う」と回答した”依頼派”は51%。
「思わない」「どちらかというと思わない」と回答した”依頼しない派”が48%で、わずか3%差という結果になりました。
依頼したい理由と依頼したくない理由について、それぞれの立場の方に理由をお聞きしました。
遺品整理業者を利用したいと思う理由
--------------------------
「葬式で疲弊しているし、すぐに済ませたいから。」(40代男性)
「一人ではタンス移動など無理なので。」(40代女性)
「私は家一軒の掃除を業者に任せましたが3日かかりました。家族だけでは処分不可能なレベルなので業者は絶対使うべきです。」(30代女性)
「遺族では品物のひとつひとつが思い出深く、なかなか進まない。」(30代女性)
「タンスや火鉢など一人では運べないものがあるので、プロに依頼した方が早いです。」(50代女性)
--------------------------
作業の効率化と心身の負担軽減を主な理由として、業者への依頼を考えるようです。
葬儀で心身ともに疲弊した遺族にとって、遺品整理は想像以上の重荷となることも少なくありません。
とりわけ、思い出が詰まった品々との向き合いには、精神的な負担が伴うものです。
さらに、タンスや家具といった重量物の移動には、専門的な技術と十分な人手が求められます。
家族だけでの対応には限界があり、安全面での懸念も指摘されているところです。
遺品整理業者への依頼により、専門的かつ効率的な整理作業が実現できるだけでなく、遺族の精神的・肉体的な負担も大幅に軽減されることでしょう。
これは、遺族の心のケアという観点からも見逃せない利点といえます。
遺品整理業者を利用したくない理由
--------------------------
「そこまで遺品が多くないから。」(30代男性)
「まだすべて片付いていないが、片づけながら自分の気持ちの整理ができると思ったから。」(40代女性)
「貴重品を盗まれるのではないかと不安だから。」(40代男性)
「費用がかかるし誰がその費用を出すのか?と家族内でもめそうだから。」(30代女性)
「知らない方に整理されるのが抵抗がちょっとある。」(40代女性)
--------------------------
遺品整理業者の利用に対しては、遺品の量や価値、整理の過程に対する遺族の考え方によって、賛否が分かれるようです。
自身の手で思い出に向き合いたい、家族以外の人に遺品を触れられたくないという心情も根強く残っています。
また、費用負担をめぐる家族内の意見の相違も、利用を躊躇する要因の一つに。
遺品整理という繊細な問題には、各家庭の状況や価値観に応じた、慎重な判断が求められていると言えるでしょう。
本調査結果から、遺品整理における多くの課題や発見が明らかになりました。
故人の想いが詰まった品々の整理は、遺族にとって大きな負担となる一方、貴重な気づきをもたらすものでもあります。
これらの課題を軽減するためには、生前整理(終活)の重要性が浮き彫りになっています。自分の大切な思い出や資産、そして家族への想いを整理しておくことで、遺族の負担を軽減し、故人の意思を確実に伝えられるでしょう。
生前整理・遺品整理なら林商会にお任せください

林商会は年間5,000件以上の実績を持つプロの遺品整理業者です。
ご依頼者様のご意向やお気持ちに寄り添った生前整理・遺品整理を心がけており、事前に丁寧なヒアリングを行い、都度確認をしながら整理を進めてまいりますのでご安心ください。
また、生前整理では、現在のお客様の生活に合わせて「何をすればよいのか」ご提案させていただきます。
何から始めればいいのかわからないという方も、お気軽にご相談ください。
LINE公式アカウントからのお問い合わせはこちら:https://lin.ee/6HYNJ8W
公式サイトからのお問い合わせはこちら:https://syukatsukawaraban.com/contact/
「終活瓦版」では生前整理・遺品整理に関する記事も公開中

株式会社林商会が運営する「終活瓦版」では生前整理のほか、終活、遺品整理など、特殊清掃士・遺品整理士の経験を基にしたさまざまな情報を発信しています。
生前整理や断捨離を始めたいけどどうしたらいいかわからない、という方はぜひお役立てください。
終活瓦版:https://syukatsukawaraban.com/
会社概要
会社名:株式会社 林商会
所在地:滋賀県大津市膳所平尾町847番地4
代表取締役:林達也
事業内容:生前整理、遺品整理、空家管理、特殊清掃
コーポレートサイト:https://hayashi-grp.com/
終活瓦版:https://syukatsukawaraban.com/
※こちらの記事を転載して頂ける場合は、上記サイトURLのご記載もお願いいたします。
すべての画像